Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

2019-01-01から1年間の記事一覧

白髪婆の悲観的モノローグ

スポンサーリンク // 子供がこんな目にあって以来、「なぜ、私たちがこんなひどい目に遭わなければいけないのか」と、自問自答しかけては、まともに考えると気が狂いそうになるので意識を殺すようにして、いわば「精神的仮死状態」で、ずっと不条理な逆境に…

「来来亭」の魔力?事故後、初めてラーメン(小)を完食

娘、葱ぎらいの爲、葱抜きで彩の悪い見栄えとなった気の毒な醤油ラーメン 京都で盆休みを過ごすことになったものの、大型台風通過やら、さきほどの俄な大雨などで、基本昼過ぎまで起きられない娘であるが、昨夜は良い兆候が見られた。 スポンサーリンク // …

ホスピスからの最期の五山送り火

8月16日、昨夜の台風が嘘のような澄んだ夜空である。京都人にとって特別の日の夜は、母のいる京都市中京区のホスピスで過ごすことになった。ホスピス入院から2週間が経過したところである。 ここに来た時は、余命ひと月。夏を超すことが難しいと言われていた…

久元喜造(神戸市長)VS 組体操(神戸市教育委員会)

組体操というものが未だに小・中学校で強制的に行われているということに驚いているのだが、先日、地元神戸でも市長さんが果敢に中止・見合わせを呼び掛けておられたことを知った。 神戸市長・久元喜造さんのブログから。(赤字はブログ筆者) 組体操は見合…

真夜中の涙の告白 ~ 顕在化したメンタルの危機

病気でなかなか目覚めぬ子を抱え、年中行事やらさっぱり頭の中から消えている我々も、現在、人並みに帰省らしきことをしている。 ここでの生活といえば、娘がやっとの思いで目覚めた午後に、なるべく外に出て歩いて衰えた筋力のリハビリをさせるようにしてい…

これだけの精神的・身体的被害を負った子供に対する慰謝料が30~40万ですって⁉

ずっと前に弁護士事務所で、この学校事故の件に関して訴訟をして勝訴をした場合、慰謝料がいくらくらいになるかを尋ねてみた。 // まず、かかった費用として、こちらが支払ったj自費治療費の60万や交通費は当然請求はできるそう。 問題となる「慰謝料」であ…

踏みにじられた才能の蕾(暗澹たる想念の正体3)

「暗澹たる想念の正体」も3回目となり、強烈なネガティブ思考がいよいよ深みにはまってきていることは自分でも承知である。 親たる者が悲観的な空気を作ることは娘にとって良い影響がないことは充分理解してはいるが、事件が風化する中で、被害者家族の失っ…

才能の蕾が育つまでの土壌(暗澹たる想念の正体2)

娘が学校事故に遭い、1年間、意識朦朧の寝たきりになったことにより、私が一番こたえたことがある。 // それは、ライフワークとも感じていた、「娘の成長を見守り、娘が才能を極めた姿をこの目で見る」という、親としての無上の喜びが、事実上潰されてしまい…

暗澹たる想念の正体

先日、娘の全日制高校進学についての絶望が、カウントダウンになってきたことを記事にしていた時、私の心はどん底に向かって急降下中であった。 // 娘は娘で、「自分が、当然と思っていた高校進学ができなくなるかもしれない」という現実を受け入れることが…

1度きりの人生、好きな事を極めたい~才能が開花する時期、バレエNさん編~

Nさんは現在17歳。高校生に例えるならば2年生である。 Nさんに初めて会ったのは、13年前、まだ小さかった息子と娘を連れて、高校時代からの友人Sさん宅を訪ねた時だった。 Nさんは、口数は少ないが、「自分のやりたい事は譲らない」といった意志の強さが…

才能が開花する時期 ~水泳K君編~

前回は、子供のやる気と本気度に加えて、親のサポートと、相性の合う良い指導者がいれば、数少ない天才でなくても、ほとんどの子供が一般人から見れば突き抜けたレベルになるものだということを書きました。 身近に成功例があった・・・ ぱっと周りを見渡し…

才能が開花する時期

今回は、「習い事と子供の能力の開花」についての考察を少し。(教育論は万人が違うものを持って当然であり、この点についての議論は不毛である故、致しません) 大方の親の例に漏れず、子供には小さい頃は幾つかの習い事をさせ、その中で興味を示し、嫌がら…

現実を受け入れること

娘の過眠はまだ続いており、特に、梅雨に台風という最悪の気圧配置の中に入ってしまうと、覿面に体調が悪化する。 相変わらず過眠は続き、目覚めても脳が覚醒するためにかかる時間と労力が明らかに普通の人間とは違っている。 どう贔屓目に見ても「異常」で…

多読でTOEIC980点・英検1級の相棒『Kindle Paperwhite』で性教育⁉

娘の洋書多読を可能にし、親が知らぬ間に、TOEIC980点・英検1級を楽々合格の力を培ってくれた、娘のかつての相棒『Kindle Paperwhite』。 今回は、娘がどんな感じで使っていたかをご紹介します。あれだけ読んでいましたが、悲しいことに事故以後は一度も手に…

絆 − 母の掌(たなごころ)で眠る

殺伐とした記事が続いた今日この頃、今日はオアシスのような憩いのひとときをどうぞ。 // こちらは、お世話になっている素敵な方の息子さんです。 ボタンインコの「ふーちゃん」9歳半。 ペットと言えば、犬猫しか知らない私は、今まで、インコがこんな風に安…

「脳脊髄液減少症」の悲しみ②~どうか、公正な裁きを~

「脳脊髄液減少症」の悲しみ①~分断された友情~ の続きです。 訴訟の難しさ 実際の患者のうちの10人に1~2人しか映らないという髄液漏れの画像がなければ、他にいくら検査結果や医師の所見がこの病気を示すものであっても保険診療の対象になりません。 そこ…

「脳脊髄液減少症」の悲しみ①~分断された友情~

前回、前々回で書きましたが、学校事故の日から、誰も当事者ではないような振る舞いを見せず、謝罪するべき人達が一言も謝らないという、まるでSFのような世界が展開されていました。 この事件が新聞というメディアにより周囲に認知されること、事態は少し…

娘を壊されても泣き寝入り(藤田紅良々・学校事故)

心からの謝罪の一言のがあればこのページは存在しなかった・・・ そして、始めに言っておく。責任を感じるべきなのは、加害者となった生徒ではなくその周りの大人達である。 もう一人の当事者 2番目の「当事者」は、結果的に、娘とその家族を地獄に突き落と…

法的責任と道義的責任(藤田紅良々・学校事故)

// 前回は、昨年の2月27日の学校体育時の娘の事故以来、悲しみと怒りに呑み込まれた状態の家族の思いをお伝えしました。 孫娘の苦しみを、自分の事のように感じるおじいちゃんが無念の思いを残して今春この世を去り、おばあちゃんも現在、胆管癌末期の痛みに…

被害者家族の悲しみと怒り

前回の記事で敢えて書かなかったこと 2018年2月27日の学校体育時の事故により、運命を狂わされてしまった娘のこれまでの経過は、昨日の記事、『不条理の中で人生を奪われて』でまとめました。 この後、各方面からコメントを頂いた中に、「事故は起こるものだ…

不条理の中で人生を奪われて【※はじめての方はこちらからお読みください】

初めて来られた方にとって、このブログの意味不明のタイトルや、英語やら病気やらのごちゃ混ぜ状態になった記事の並びから、このブログの性格や方向性を掴むことが難しいものになっていると感じました。 ここで、今までの流れを一旦整理することに致します。…

体重減少、167cmで30kg台、「BMI14.3 」は放置されてよいレベルなのだろうか?

梅雨に入り食べられず体重減少 いつの間にか梅雨となり娘の体調が悪化している。基本、一日中床に伏している。全く食欲が出ない上に、胃腸症状も悪化している。途中での腹痛が怖いため、病院に行ったり、代替治療に行ったりするときは、なおさら食べられない…

英検、面接官が面接官であり得るために必要なこと(英検二次試験の意地悪な面接官④)

英検2次試験面接についての前回の続きです。 スカイプ授業で、2コマ1時間でも外国人の先生と途切れなくディスカッションできていた娘は、英検2級の2次面接試験で「危うく不合格になるか!」、というぎりぎりの点数をつけられたのです。それに関して、まずは…

年少の受験者への配慮の必要性(英検二次試験の意地悪な面接官③)

合格発表までは敢えて考えないことに 緊張感ゼロで臨んだ英検2級2次試験面接試験当日の、想定外のハプニングのため、不合格の可能性がゼロではなくなりました。結果が帰ってくるまでは、心臓に悪いので考えないようにしていました。 当日の様子はこちら↓ ネ…

英検二次試験の意地悪な面接官②

「英検二次試験の意地悪な面接官①」では、息子の英検受験の際に励ましの暖かい笑顔で接して頂き、子供の不安を取り除き合格への水先案内人となってくれた心暖かい面接官の先生方の思い出を綴りました。 2級1次試験合格後 娘が2級を受験したのは、小学1年の6…

英検二次試験の意地悪な面接官①

面接官は普通は優しいもの 前回の記事では、英検の面接のこと、特に早期英語教育を受けていない受験生のための 心構えなどを書きました。 その最後の部分でも言っていたのですが、英検の面接官は高校の先生やその他一般の英語関係者がバイトでされていること…

英検2次試験「面接」これだけは気をつけて!

当ブログも3日か月目に入った。初めからお付き合い頂いている読書の方々の目には、最近は、「どん底状態」を脱して、すこしばかり心の余裕もでてきた私の心境の変化を薄々感じて頂けているかもしれない。 事実、一時に比べると、心の負担はかなり軽くなってい…

今日は「桜桃忌」 娘、ようやく古文と漢文と太宰の世界の入り口に立つ② 

先月より始まった訪問授業により、1年3か月ぶりに国語の教科書を開いた娘。 今月から始まった古文と漢文、そして太宰治は人生初めて触れる世界だ。 今日はその2回目である。 太宰を知らずして青春とは呼べない やはり、「走れメロス」が来るか。しかし、中2…

天災(梅雨)と人災(マンション騒音)でダウンの週末~ 脳脊髄液減少症患者は「不義理」に悩む

梅雨入りとともに体調激悪化 梅雨に入り一週間ほど経った。ブラッドパッチをした脳脊髄液減少症患者にとって、梅雨の季節と台風の来る夏から秋は鬼門となる。 春の気候の良い時に、調子が良くなったかと思い楽観的思考に捉われていると、梅雨前線の到来とと…

脳脊髄液減少症が「ラジエーションハウス」で取り上げられるそうです

お 知 ら せ ブログの読者の方から、大事な情報を頂きました!フジテレビの医療系ドラマの「ラジエーションハウス」最終話で、脳脊髄液減少症の事がストーリーに組み込まれているそうです。 // その後、知り合いのブロガーの方からも、知らせて頂きました。 画…