Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。現在はほぼ寝たきりとなり1年が経過しました。

現実を受け入れること

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娘の過眠はまだ続いており、特に、梅雨に台風という最悪の気圧配置の中に入ってしまうと、覿面に体調が悪化する。

相変わらず過眠は続き、目覚めても脳が覚醒するためにかかる時間と労力が明らかに普通の人間とは違っている。

 

どう贔屓目に見ても「異常」であるのだ。毎日接している人間が毎日そう感じるのであるから、普通の人が、一日でも子供がこんな状態を見せたら、驚いて医者に駆け込むことだろう。

完全な睡眠障害であって、学校に行けないほどおかしいのに、検査や入院もさせてもらえず、1年間放置されてきた。

 

睡眠障害なんて、血液検査に異常がでるわけでもないが、病院では、異常値がないと何の治療も行ってくれない。

もはや、「脳脊髄液減少症の症状の一つなのでどうしようもない」とは言ってはおられず(おそらくそうであるのだろう)、これはもう神経内科の睡眠障害専門の外来の門戸を叩くべき時が来たと感じている。

 

また、摂食障害に近い体重の減少と食欲のなさも、どう考えても普通ではない。きちんとした食事は1日1食しか摂れない日が続く。これも、血液検査で異常がないから対処はしてもらえなかった。

 

こんな時に、どこに行けと言われるのかと言えば「精神科」である。確かに、心が壊れて鬱病まがいになっていた時期もあるので、あながち的外れではないのかもしれないとは思うのだが。

 

最近気になる事があった。

娘は最近、夜中にふと起きることがあるらしく、「起きて何してるの?」と聞いたら、「何か食べるか、泣いている」と返ってきた。

 

普段、横になって音楽を聴いて鼻歌を歌っていたりするので、「高校に行けなくなるかもしれない」なんて、まだ微塵も思ってはいないように見えていた。これだけ学校生活から離れ、起きていられず寝てばかりで、勉強も遅れに遅れている状態でも、自分が高校生になるものだと疑っていないようなのだ。

 

一種の現実逃避により、自分の心を守っているのか?

 

でも、夜中に泣いている時には、ひょっとしたら、確かに自分の両手の中に掴んでいた確固たる未来像が、砂のようにさらさらと手の隙間から流れ落ちて、はっとして手を開いてみたら、そこにはもう何も残っていない、という悲しい予感が、徐々に忍び寄る現実に取って代わられる日が近づいていることをひしひしと感じているのかもしれない。

 

最後まで希望を持つことは、今のやりきれないこの日常から目をそらし、また、未来から苦境を生き抜くためのエネルギーを授けらるということでもあるのは確かである。

 

しかし、いつかは、自分の思うようには機能してくれなくなった「脳と身体」と折り合いをつけて、自分の夢とは違う方向に一歩を踏み出す新しい勇気が必要となることもありえる。

 

この呪わしい身体から解き放たれて、天使のような羽が生えた軽やかな心で時空を超えて、かつて自分の属していた仲間のもとや社会に戻れたらどんなにいいだろう。

 

そんな期待は儚い夢である。

 

人間である限り、置きざりにしては先に進んでゆけぬ肉体を持て余しながらも、それらと折り合いをつけて、少しの幸福感と大きな悲しみの色に染められた中学校生活と、その先にあるはずであった高校生としての当たり前の生活に決別する日が来た時、勇気を持って臨めるための力をどうか我々に与えて欲しい。

 

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