Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

ホスピス

父、我が家に帰る ~ TURBO CANCER⑤

3月13日に入院した時は、まさかひと月ほどの入院でこんなに病状が急変するとは思いもしなかった。 要支援1から要介護4~5 嚥下機能が低下し飲食は氷のみ。発話も困難になり、呼吸も苦しく酸素吸入が必須、何よりも大変なのは自分の体躯を動かせず、体位を…

「異常発生」後の3回目接種…~TURBO CANCER③

ターボ癌 本来は、進行が遅いはずの老人の癌なのに「発見から亡くなるまで数か月」という現象は海外の医師により「TURBO CANCER」と名付けられ、コロナワクチン接種当初から警鐘をならす医師や研究者は多く存在した。 しかし、それがネットやメディアの表側…

初診で「死刑宣告」~ TURBO CANCER②

不意をつかれた告知 今年になって娘が受験と学校の課題に追いまくられていた2月の初め、珍しく平日に父から1本の電話が入った。何でも、持病の心臓大動脈瘤の経過観察のため毎年撮っていた胸部CTを今年は京都K病院で撮ったところ、医師にこう言われたという…

おじいちゃんが「ターボ癌」に...~TURBO CANCER ①

昨晩、父(おじいちゃん)の夢を見た。 いつものように実家の台所ででせわしなく立ち回っている父の後姿を目で追う。 そして、目覚めた瞬間「あぁ、これは夢だったのか…」と暗澹たる気持ちに襲われた。 おじいちゃんと孫娘 実家で一人暮らしをしている88歳の…

母の三回忌に「娘の笑顔」を供える

今日9月12日は母の2回目の命日であり、コロナ禍ではあるが実家で三回忌が催された。 齢86歳に父にとっては、おそらく次の七回忌はもうないだろうと、自分の代での法事はこれが最後と決めているようだ。 娘も出席の予定であったが、つい2~3日前に、実家に出入…

8月31日の思い出

この1週間、連続で夜更かしをしすぎて体内時計が完全に狂ってしまった… 眠れないので8月31日にGoogleフォトにピックアップされてドキッとした写真を貼ろうと思う。 母のケーキ まずこの写真。 これが出てきたときは、あの時、あの場所の「非日常」の空気感が…

手の隙間から流れ落ちる「希望の高校」~ 学校が決まるまでの葛藤と諦念の忘備録 ⑪

今日から昨年に戻り「学校が決まるまで」の続きです。現在と過去が交錯するようで実に不思議な心境です。 (高校受験に関してはブログでは学校名を出してリアルタイムでは書いていません。葺合高校の時もそうでしたが、当然のことながら「〇〇高校を目指しま…

娘覚醒できず‼祖母の葬儀に出られず出棺で飛び起きる

スポンサーリンク // 昨日、9月16日は、僧侶の都合で亡き母親が3日待たされた葬儀の日であった。 昼前には準備も整い、後は1時の開式を待つのみである。 午前11時ごろに、京都自宅から車に寝かせたまま乗せて連れてきたのだが、朝食も昼食も食べずに…

葬儀屋・坊主丸儲けを支える世代と冷静な若者世代の狭間で

// 先日早朝の感動的な母との別れから、葬儀屋、菩提寺に連絡し通夜、葬儀の手はずを整え、半日も経ずに、幻想的世界から現実的な世界に引き戻された。 // 以前から、菩提寺を同じにする親戚が、「お布施」に関して、お寺の和尚さんと揉めたと聞いていた。何…

今朝、母は安堵して旅立ちました…(ホスピスでの看取り)

7月末の母のホスピス入院から、暫くして心に誓いました。 「癌の激痛」を可能な限り取り除き、毎日親族に囲まれ孤独を感じさせる事無く、最期の瞬間は母の最も愛する2人の人間に見守られて旅立てるということ... そのために病院に泊まり込んで全力で支えてき…

母の「死前喘鳴」と藤田紅良々の行く末

9月7日土曜の深夜、ホスピスでの緩和ケア43日目の夜である。母の看取りが終わり、後の整理がつくまではブログから離れるつもりであったが、あまりに苦しいのでそれを文字に落とす。 9月3日に下顎呼吸が見られ「危篤」になり4日目である。昨日からの死…

ホスピスで「日常」と「非日常」が交錯した日(続)

スポンサーリンク // 母が入院するホスピスで一夜を明かした翌朝の、人生で初めての感覚を伴う出来事を綴っている。 その時、私は確かに動転していて、画面を消さずに音声を極力小さくするという何とも中途半端な対処をしていた。 椅子に座った私の背中のす…

ホスピスで「日常」と「非日常」が交錯した日

スポンサーリンク // 先日、母親の入院するホスピスで一夜を過ごした。 まだ、家族が夜通し付き添いをするという状態ではないのだが、痛み止めの麻薬の量が増えたためか自分の感情をストレートに出す傾向が強くなっている。 「帰らないで欲しい。!ずっとつ…

ホスピスからの最期の五山送り火

8月16日、昨夜の台風が嘘のような澄んだ夜空である。京都人にとって特別の日の夜は、母のいる京都市中京区のホスピスで過ごすことになった。ホスピス入院から2週間が経過したところである。 ここに来た時は、余命ひと月。夏を超すことが難しいと言われていた…