Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

2019-01-01から1年間の記事一覧

娘の身心の「深すぎる傷」を実名で晒し続けはしたけれど…

12歳のままネットの中で生き続ける藤田紅良々 12歳のネットの中の娘に全ての命運をを託した 今年3月2日に一つ目の記事を書いた。 既に、本人の預かり知らぬ「ネットの世界」の情報網の中で、頻繁にやりとりされる存在となっていた娘を実名で表記すること…

「号泣」と「居眠り」の見事な構図 ~ 号泣の三者面談 ②

自宅裏口から徒歩1分の「原籍校」を臨む 特別支援学校の教頭と担任、私、原籍校の学年主任、担任、進路指導担当、という6人が原籍校図書館で対面しました。その続きです 娘の無念を涙ながらに代弁した 号泣で始まり、 先生方は、無言でこちらの切実な胸の…

号泣の三者面談 

ヨーロッパ中世のカテドラルのファサードのような兵庫県立長田高校 あまり行きたくないが・・・ クリスマス前に、原籍校での3者面談に行った。進路をほぼ決定する時期がきたからである。 3者面談とは言っても、もちろん娘は来れない。体調というよりも、お…

果たされなかった約束 ~ 新聞掲載後の「神戸市教育委員会 」と「学校長」の態度の変容 ⑥

続きです。 今年4月、神戸市教育委員会の計らいで、特別支援学校に転籍となった娘ですが、その後、校長先生が色々奔走されます。でもそこには、当事者である被害生徒への暖かいまなざしが感じられない気もしましたが、まぁ、今までよりも良い方向に動けばそ…

娘がいなくなってから頑張る「校長先生」~新聞掲載後の「神戸市教育委員会 」と「学校長」の態度の変容 ⑤

クリスマスと風邪で中断していましたが、教育委員会が今年4月に娘に関わりだしてから、初めて動き出した校長先生の続きです。 www.tomaclara.com このように初めてお会いした時に、これからのサポート、特に、夏休みも教員を動かして娘の遅れた勉強のフォロ…

恐らく「アデノウィルス」にやられています。皆さんもご注意を!

本日目を覚ませばなんと午後4時! 私事で恐縮ですが、長崎旅行から帰った翌日から39.5度の高熱に襲われ、1日寝込みましたが、2日目からは無理に平常の生活に戻り、その後、咳、喉の痛み、充血(結膜炎)、全身倦怠感が続きまいした。 朝は目やにで目…

娘の孤独を支えた「LIBERA」による天使の声のクリスマスソング

ふと視線を外に向ければ、そこはクリスマス。今日は、「教育委員会と校長」問題から離れてクリスマスらしい音楽の話を・・・ 私にとってこの時期は、海外の色んな場所で迎えたクリスマスの素敵な前夜が蘇ります。特にカトリックの地フランスでは、イヴの深夜…

「教育委員会」が動いたら「校長先生」が出てきた…~ 新聞掲載後の「神戸市教育委員会」と「学校長」の態度の変容 ④

続きです。 初めて校長室へ通される 2019年4月、教育委員会からの「特例」の対象となり、訪問授業を週2回受けるためには、所属を特別支援学校に移す必要があるという説明を受けました。 それから数日後に、在籍校から転校手続きを取るために来て欲しい…

神戸市教育委員会から勝ち取った(?)「特例」~ 新聞掲載後の「神戸市教育委員会」と「学校長」の態度の変容 ③

続きです。 4日後に返事が来た 今年の4月に連絡したその部署は、神戸市教育委員会の特別支援課。娘の事を新聞記事を読み既に知っていた様子の担当職員の方は、私の問いかけに対しむげに門前払いをするのではなく、協議にかけてくれることになりました。 他…

公的機関は娘の記事を知っていた!~ 新聞掲載後の「神戸市教育委員会」と「学校長」の態度の変容 ②

前回の続きです。 議員会館は神戸新聞をチェックしていた 2018年3月18日に神戸市とその近辺で娘と担当医師コラボの記事が掲載されてから間もなく、ある党派の神戸で一番大きな議員会館のようなところに電話をすることになりました。「娘を廃人状態にされ…

新聞掲載後の「神戸市教育委員会」と「学校長」の態度の変容 ①

今日から、学校問題に戻ります。 スポンサーリンク // 新聞記事が出るまでの娘をめぐる対応 娘が学校事故に遭ってから約1年後に新聞記事が出るまでの教育委員会の対応はこちらです。 ほとんどが、保険課の窓口対応でしたが、丁寧にしてもらえました。 こち…

「国語の定期考査」を「英語の速読力」で乗り切る

先日の、爆弾低気圧で娘の体調大きく崩れた日は、特別支援学校からの訪問授業のある日でした。 昼を過ぎても起きられず、キャンセルを連絡するのは1時頃までとされているため、何回も、「起きられるのか~?」「先生もう島を出はるよ~!」「キャンセルする…

アートセレブ(人工髄液)髄注 ~ブラッドパッチ後の 次の治療の選択肢

前回はブラッドパッチ前後から出現する、良くなったり悪くなったりの体調変化に慄く親の動揺についてでした。 今日も、外はどんよりの曇り空。娘は 起きるのに苦労しておりましたが、なんとか現在、訪問授業を受けております。頭痛も少しあるそうです。 一喜…

ブラッドパッチ後の回復が頭打ち?~ 「一喜一憂のカオス」のような現在の心象

心象と気象とのシンクロニシティに慄(おのの)く 娘に纏わる様々のわずらわしさから逃れた形で、元々は「見舞い目的」の旅ではありましたが、長崎の南国の明るくおおらかな光と空気とおいしい食べ物により結果的にリフレッシュして帰ってきました。 (猫好き…

夢の国から現実の世界に戻るや否や絶不調に陥る私と娘 

明るく美しい夢の国「長崎」の思い出を紡ぐ写真たち 関空を発ち、美しい空の青のグラデーションを堪能しながら長崎に飛んで 長崎に着いて、一番にお見舞い。病院とは思えないルネサンス様式のような建築に驚く 帰りに「稲佐山」に思い付きで立ち寄ってもらう…

「ナーゴ、ナーゴ♪」長崎の猫は可愛か、ばってん坂はきつか‼

ばってん、ばってん、しぇからしか、チャンポン、皿うどん、なつかしか きのうの夕方に神戸に帰ってきとっとよ。ピーチ飛行機の出発が1時間も遅れよって、帰りが遅うなっとるけん、疲労困憊しとっとよ。 ばってん、記事の更新せんことには応援クリック激減…

長崎のシュールで不思議なお宅に滞在中 ~ 歴史編

滞在3日目になりました 一昨夜の二人の老人(84歳、90歳の兄弟)の、10年ぶりのサシでのよもやま話は、結局午前1時半まで続き、私もお付き合いすることになりました。 その後父親と隣の大きな和室で寝かせてもらったのですが、寝静まった頃父親が咳を…

突然ですが長崎に飛んでおります

いきなりですが、今、神戸を離れ青丸の所に来ております。 9月に妻を亡くした父親の長崎の兄嫁さんが危篤とのことで、急遽長崎に付き添いで飛ぶことになりました。 先週土曜日に、国内線の手配をしました。国内線は初めてです。 ピーチという航空会社が破格…

メディアに取り上げられるという事 (下)

小6の3月18日、「神戸新聞」取材後1週間の速攻で簡単に記事になりました 昨日の記事「メディアに取り上げられるということ(上)に頂いたコメントの中に、 「TOEIC980点の時にあんなに騒いでいたマスコミは、なぜこの事故の事を全国的に報じないのだろう…

メディアに取り上げられるということ(上)

娘が中学校の体育事故が原因で寝たきりになり、半年後には昏睡が始まり2018年の秋冬は、本当に娘も私も息も絶え絶えになりそうな状態でした。 スポンサーリンク // 神戸新聞の記者さんが来られた日 そんな中、2018年最後の月の初旬に神戸新聞の馴染…

京都でリハビリの3日間

先週末から先ほどまで京都の実家の手伝いがてら、娘を大ショッピングモール等で歩かせるリハビリの3日間を過ごしてきました。 スポンサーリンク // ショッピングを楽しめるような感じになってきました JR桂川駅から通路で繋がるイオンモールで、実家行のバ…

Double rainbow(二重虹) からの嬉しい メッセージ ~「卒業」と「祝福」

// 一昨日は、久々に、甲子園口の治療家の先生のところに行きました。 現在、ホルモンバランスもおかしくなっており、そういうのも含め、減ってしまった「脳脊髄液」が少しでも早く満たされるよう、身体を温める系統の治療のためです。 久しぶりに虹に遭遇 …

娘をめぐる「神戸市教育委員会」の対応について(下)

昨日の記事の続きです。 www.tomaclara.com この問題は学校保健やスポーツ振興会の管轄から外れるので、ここからは、教育委員会の上部の方と話をする必要が生じます。 それで、こちらが一度、電話をしたところ、男性の結構お偉い方が出られたのですが、何だ…

娘をめぐる「神戸市教育委員会」の対応について(上)

今年9月にハーバーランドに移転した神戸市教育委員会 神戸市教育委員会と言えば、古くは1990年西区での高1女子校門圧死事件、最近では2016年、垂水区での女子中学生いじめで自殺についてのアンケートを校長に指示して隠蔽した事件や、今年になっての須…

「英語」は娘を見捨てなかった…ようです ~ 同病のアメリカ人J君の訪問で1年7カ月ぶりに英語を話す

10月初旬に病院の先生から一本のメールが届きました。 そこには、面白いことが書いてありました。 // 外国人同病患者さんとの出会い 神戸大学の外国人留学生が新聞記事を見て、私達家族とコンタクトを取りたいのだそうです! その留学生は、アメリカ人の男…

「生きているだけで私は幸せ…」~ 1年8カ月ぶりに料理ができた日

また悪夢を見るようになってしまった… 2018年2月28日の学校事故の余波から逃れることができぬ、この「1年8カ月」 その「一日一日」は、その前日の暗澹たる思いを引き継ぐ新たな日であることの連続でした。 最近は、福山の先生を含め、明るい気持ちを持てる…

「当事者意識」が全くない学校の人々 (下) ~(病で学校に行けない子供は「生徒」ではなくなるのですか?⑧)

// 前回の続きです。 「交渉役を下ろさせてもらいます!」 もう一つの言葉。これは、信頼を置いていたある先生から電話を通して投げかけられたものです。 娘が走っている時に、足をかけられて吹っ飛び腰を強打したことから発症した事故なので、「加害側」が…

「当事者意識」が全くない学校の人々 (上) ~(病で学校に行けない子供は「生徒」ではなくなるのですか?⑦)

// 体育授業と危険行為によって潰した子供に対する責任を放棄? 初期の学校の対応で、一人の学校事故被害者生徒が、難病を発症し何カ月も学校に来れないという異常な事態となっているのに、それは学校にとっては異常ではなく、「配慮が最も必要な対象」とし…

「何の御用でしょうか?」~事故後2か月で「風化」(病で学校に行けない子供は「生徒」ではなくなるのですか?⑥)

// 学校にとって娘の事故は、大きくなって人の知るところになるには都合の悪いものだったのかもしれません。2017年2月末に発生して、2か月後の5月に入ろうとする頃には、すでに学校内では「風化」してしまった感があり、私達はこの大きな不幸の中に只一人取…

近くてはるか遠い距離 ~ (病で学校に行けない子供は「生徒」ではなくなるのですか?⑤

// 「学校内ヒエラルキーにも入っていませんよ」 前回の記事のタイトルに関して、ある学校教育関係の読者さんからクレームを受けました。 「タイトルに違和感を感じる。変えるべきだ!」というものでした。 www.tomaclara.com 私は、「学校関係者からの反発…