また悪夢を見るようになってしまった…
2018年2月28日の学校事故の余波から逃れることができぬ、この「1年8カ月」
その「一日一日」は、その前日の暗澹たる思いを引き継ぐ新たな日であることの連続でした。
最近は、福山の先生を含め、明るい気持ちを持てるような数々の素敵な出会いがありましたが、娘が今後社会復帰できるまで回復するのか?またきちんと勉強できるようになるのか?という「基礎不安」は勿論常に付きまとっています。
学校に対して抱いていた「違和感」を、記憶から引きずり出して書くことで、何だか最近「悪夢」が復活してしまい、以前と同じ気持ちで朝を迎えるようになってしまっています。
どんな気持ちかと言うと、
「あぁ、目覚めたくない…もう面倒なことは嫌だ。ずっと眠ったままこの世界から消え失せてしまいたい…」というものです。
ネガティブでしょうが、目覚めるや否やこう感じるのだから仕方ありません。自分でも少々お疲れモードになっていると思います。
なので、今日は、「悪夢を呼び起こす学校関係」から離れて、爽やかな話題を…
娘の心は元気になっているようです
娘が今日の昼頃目を覚ました時には「頭痛」がまた出ていました。でも、本人曰く「入院前に比べるとまだまし」だそうで、しばらくベッドの上で頭はぼんやりしながら好きな事をしていました。(現在も過眠と覚醒困難は続いています…)
するとその時、「ピンポン♪」とインターホンが鳴り、知り合いが送ってくれた大好物のタピオカミルクティーが箱で到着したのです。
「タピオカが来たよ~」の私の一声で、
娘は、「やった~♪」と、小さな子供のような可愛い歓声をあげています。
このタピオカミルクティーは、お湯を注いでしてタピオカをふやかして作るタイプです。
「今飲んでみる~?」と聞くと、「うん。飲みたい♪」という明るい声。
お湯を持っていくと、もう娘はカップの蓋を開けてスタンバイしています。
そうして、飲んでみると、「すごくおいしい♪」らしく、このおかげで目も覚めたようです。今の状態にカフェインはいいのかもしれません。
もうお昼過ぎなので、お腹も減ってきました。娘の大好物の鶏の胸肉でチリマヨ風味のソテーを作ろうと思ったら、娘がのそりと起きてきました。
なんと、「私も料理してみたい♪」と言うではないですか!
「頭痛大丈夫か~?」と言いつつも、私も嬉しさに胸がドキドキ。
そこで、娘と一緒にキッチンに立ってきちんと料理をするという、事故以来初めての場面が展開されることになりました!タピオカミルクティー効果、恐るべし…です。
感激のあまり、いつもの如く、思わず記念写真を撮ってしまいました。
鼻歌を歌いながら、しばし料理を手伝ってくれた娘はこんなことを言いました。
私は、幸せやわ…
目を開けたら色んなものを見られて、今まで全然知らなかったことにも出会えるし…
今日は、あんなにおいしいタピオカも飲めたし、ずっとやりたかった料理もできるようになったし…
死んでしまったら、何もできなくなるやろ?
だから、いつも思ってるねん。生きてるだけで私は幸せって…
「・・・・・・・・・・」
私の「悪夢からの目覚め」のどす黒い淀みとは対照的な、清らかで厳かな空気がその場を支配しました。
この子は時々、はっとすることを言うのですが、
心が洗われるというのは、それを聞いて、こういう気持ちになることなのでしょう…
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