この1週間、連続で夜更かしをしすぎて体内時計が完全に狂ってしまった…
眠れないので8月31日にGoogleフォトにピックアップされてドキッとした写真を貼ろうと思う。
母のケーキ
まずこの写真。
これが出てきたときは、あの時、あの場所の「非日常」の空気感が蘇った。
母がホスピスで迎えた最期の誕生日のケーキ。
もう食べられないとはわかっていたが、「せめて見るだけでも…」と、五条のイオンモールのケーキ屋さんまで妹の車で買いに行った。
ケーキを切るのをじっと見ており、「もしかしたら…」と、お皿に小さな1切れを置いてみた。
なんとなんと…自分で一口だけ口に入れて飲み込んだ‼️
おそらく最期のケーキとなる事がわかっていたのだろう。生クリームを「今生の思い出に」と口の中でしっかり味わっているようだった。
かなりおいしいケーキだったが、多分気を使って食べてくれたのだと思う。
「おいしいか?」と聞くと「うん、うん」と頷いていた。
たしかこの日を最後に、意識レベルが下がりずっと眠ったままとなってしまった。
ホスピスに入ってからの母のことは、不思議な事も色々あって絶対に書いて残したいと思いつつ、もう2年が経とうとしている。
今月12日の命日に3回忌をする。
娘の初めての発表会
もう一枚は、娘の記念すべき🎻バイオリンデビュー(‼)実家近くの区の会館だった。
発表会の楽屋で音合わせをする4歳の娘と🎹ピアノ伴奏嬢…
鈴木メソード教本1巻のモーツァルトの「きらきら星変奏曲」を上手に弾いていた。
5か月前の3歳の終わりにバイオリンを始めたばかりなのに、快進撃で進んでいたため、先生から、「発表会出てみる?」と誘って頂いたのだ。
因みに伴奏は、無謀にも娘の母が買って出た(簡単な伴奏なので)。そしてこの時が最初で最後となる。
娘はまだ幼児であり「緊張」というものを知らぬお年頃だったが、母の方の本番は、緊張で腕が硬直したまま頭が真っ白になりそうで、「もう2度と出ないから!」と思いながら、恐怖の中、何度かつまずきそうになるのを必死でこらえて、やっと最後まで弾ききった時には全身冷や汗まみれとなっていた。とても長い時間に感じたものだ。
何はともあれ、大惨劇にならず無事役目を果たせてよかった・・・
客席にはお祖父ちゃんとお祖母ちゃんがいて、舞台で弾き終わった娘に、拍手喝さいの中、小さな花束を渡しにきてくれた。神戸に移るまではそれが毎年恒例となる。
それから13年後の今年7月末の西宮芸文での発表会と比べる。
背は伸びて、バイオリンも2倍ほどの大きさになったが、残念なことに4歳の時のような「舞台度胸」は無くなってしまったらしい…
今年も娘は言っていた。
「もうお祖母ちゃんがステージまで歩いてきてお花を渡してくれないんやなぁ・・・」
母がこの世で最後の食事(ケーキ)を口にし、娘がバイオリンデビューした8月31日は私にとって特別な日なのである。
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