この「学校が決まるまでシリーズ」も、2~3回で終わる見込みが、「書き始めると実にいろいろあったなぁ…」ということで、長くなってしまっております。
それは、外ならぬ、学齢期の子供にとって進学の問題がどれほど重要で大きウェートを占めるものであるか、ということです。
ここまでは、葺合高校国際科を受験しようかと思われている方には参考になるものではなかったでしょうか?お役に立たてば嬉しいです。英語を頑張りたい公立中学生にとってはお勧めのとても良い学校ですよ!
あと2~3回で終わると思いますので我慢してお付き合いください。
(続きです)
そして暗いトンネルの向こうに光が見えた春
中2の10月、私が一人で葺合高校国際科オープンキャンパスを見学した頃、娘は寝たきりになっており、それを挟む半年ほどは3回目のブラッドパッチの時に明石の病院までタクシーで運ぶ以外は、外の世界を全く見ることなく無意識の世界に眠っていました。
そして、春の光が届くころに、ブログにも書きましたがサプリ療法を始めたことで過眠症状が少し緩和しました。そして、その機を逃さず民間施術にも時々タクシーを使って行くようになり、電車にも少しなら乗れるようにもなりました(すぐに寝ていましたが…)。
当時(中3の5月の状態がわかる「公園のおじいちゃん」の葬儀参列するため京都に行った時の記事です☟
ブログを始めてから2か月余りの5月はこのようなまだひどい状態でしたが、既に、3月18日には神戸新聞に娘も記事も載り、それからご存じのように娘を取り巻く世界は大きな変化が起こりつつありました。
そして、5月末には、そのような周知活動が教育委員会を動かしたのだと思いますが、娘は病弱児として訪問学級の対象となり、1年の時を経てやっと少しずつ「活字と教育」に触れる時が来たのです。
勉強というより脳機能のリハビリのような時間で、起きていられる時間は相変わらず限られており、それでも娘は「先生」と勉強ができる喜びのこの週4時間にすべての人生を賭けているように思えました。
追い詰めれた心に追い打ちをかけられる
下に貼ったのは、昨年の6月初旬の記事です。この時点でも症状は重く、学校に行けるどころか到底毎日勉強できる状態ではなく、「娘には合っていない葺合国際に何とか推薦をもらって入れてもらう」という望みすら絶たれてしまいました。
公立はもう密約の裏口入学?しか可能性ないと思っていたので、記事にはずっと伏せていましたが、3年生になっても復学できず、それ(裏口…)すらもう無理だと追い込まれた頃のヤケクソな気分で書いています。
この記事に憐憫の情が沸いた心優しい読者様何人かから、「~に○○学校というところがあるのでどうでしょうか?という情報を頂いたりして、その学校に問い合わせてみたりしていました。
一方、初めから記事を読んでいないだろう人間からは、「キ〇ガイ親!」「こんな頭がおかしい親に育てられて娘さんが気の毒」などという鬼のようなコメントが来てすごく傷ついて削除したなぁ…と思いだしました。
さて、皆さんはどちらサイドの人間でしょうか? 記事を読んで試してみてください☟
本当に、ネットの書き込みは人を殺すまでに残酷になれます。ブログを始めて、信じられないような素晴らしい心の在り様の人にも多く出会いましたが、真反対の、画面の向こうに蠢く底知れずオソロシイ心の人間も少なからず存在することを実感しました。
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追い詰められた先に見えたもの
それはともかくとして、
この記事からわかるように、もう学力では公立でも私立でも、とにかくちゃんとした学校に入るのは無理だと確信していたので、あとはもう英語が有利になる受験に絞り、英語を伸ばして、将来、障害が残っても一人で食べていけるようなを実力をつけるしかない、という気持ちになっていました。
この病気は、すっきり治る人と後遺症が残る人、どちらが多いだろうか?というくらい、症状が取れない人が多く、仕事も続けられず辞めたり負担の少ないものに変わったりする方、或いは、女性なら何とか体調の良いときに家事をしながら寝たり起きたりという方も多くおられます。仕事が満足にできないので障害年金を貰ってられる方も本当にたくさんおられます。
そういう事実をを知れば、私がなぜそこまで娘の将来、「一人で食うに困らないようにする」ことを真剣に考えたのかわかっていただけると思います。当時はまだまだ明るい将来が見えるような状況ではありませんでしたから…いや、今も、社会に出て仕事ができる状態ではありえないので、そのような懸念は常に心の隅に持ち続けているのです。
そんな中、名前は知っていましたが、ある理由から「まぁ。うちの子供が行くことはないだろう…」と思っていたある学校のオープンキャンパスが6月にあると知り、もう落ち着いていられない状態でしたので、とにかく、(お忍びで)一度見てみよう、先生方とお話してみようということで、急遽申し込んで行ってみることにしたのです。
それは、立命館宇治高校IBコースでした。
(続く)
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