Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

「雑用」兼「準備」係としての喜び・・娘のバイオリンと私 

の2年4か月ぶりの学校生活への復帰で、心身共に疲れ果てている今日この頃ですが、今週の登校日の2日間を途中棄権することなくクリアし束の間の安堵感につつまれております。

ということで、この週末は娘と私にとって大切な音楽に戻ります。

6月4日記事のサプライズの続きです。 

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 京都のバイオリンの先生がサプライズで届けてくださったWIENIAWSKIのバイオリン曲のコピーで急場を凌いだ後、やっと取り寄せの楽譜が届きました。

 

ここからが「雑用係」の私の出番です!

視力の落ちている娘のために、その楽譜をダイソーでB4に拡大して(1枚5円)、スケッチブックに貼り付けようとしたらサイズオーバーで入らないことがわかりました。

そこで、急遽大きな画用紙をまたまたダイソーで買って二つ折りにすると、B4のコピーがきっちり貼れる大きさになりました。夜中にせっせと折って貼って色を塗ったりして翌日娘が使えるように仕上げをしました。


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表紙は思い出のため先生&大先生のものを使用

 

本当は、こういう作業は大好きな娘なのですが、現在の体調が思わしくなく、活動に使える時間が限られているため、代わりに勢いでやってしまいました。

翌朝は、先生の楽譜に「大先生」が書きこまれた演奏上の指示をせっせと書き写します。そうして、完成!

 

開けるとこんな感じになります。小さな字を読むとまだ脳疲労が出るのですが、これだけ大きいと流石に見やすいようです。

開けたサイズは縦38センチ×横56センチ!

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音楽を作り上げる過程に(雑用係として)参加できる幸せ

 

前回のブログで、「先生と娘とのトライアングルでWIENIAWSKIの世界に入ってゆきます」と書いたのですが、なぜ「」が入っているのかと言いますと…

 

娘は4歳を目前としたある日からバイオリンを始めることになりました。

多くの子供のように「初めはピアノを」と思ったのですが、娘は鍵盤を両拳でぶっ叩くだけでそれを楽器と認識できていないようでした。でもバイオリンは違ったのです。

初めはCDを聞いて音を覚えて弾いていましたが、5歳ごろになり「ザイツ」などの簡単なコンチェルトを弾くようになると、ポジション移動やらボーイングやら、聴いただけではなかなか対処できない部分が出てきました。 

そこで、アシスタント雑用係の母親(私)の登場なのですが、YouTubeで気に入った演奏を見つけて、何時間もかけてまっさらな楽譜にビブラートや強弱、ボーイングの向きにポジション移動の場所やら指番号やらをひたすら書いていったものです。 

そうして苦労して仕上がった楽譜を娘と一緒に音にしていく過程はわくわくするとても楽しいものでした。

 

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「子供ならでは」の潜在能力への畏敬

  

加えて、自分が逆立ちしてもできないことを子供がいとも簡単にクリアしてゆく姿を見るのは快感であり、そのためのお手伝いをすることは子供ならではの潜在能力への畏敬と、それに接することができる至福を感じるものでもありました。これは音楽に限らずいろんなスポーツ等の習い事やお勉強でもそうですが、そのような子供をサポートしている親御さんが共通して抱く感覚だと思います。

 

英語の場合は基本ほったらかしでしたが、中古の洋書をたくさん選んで見つけて与えることは頑張りましたし、その行為自体が大きなが喜びだったのと同じですね。

 

英語にも音楽にも言えることですが、娘という媒体を通して自分にとって「いくら憧れても到達できないレべルの世界」が目の前に展開されるというのは夢のような高揚感を伴うことでした。

 

レベルは勿論違いますが、ピアノの辻井伸行さん、バイオリンの五嶋みどり・龍さん、卓球の愛ちゃんやみうみまを育てたお母さんetc..達と、動機や本気度は違っても同じ感覚を皆経験しておられるのかもしれません。

 

そんな感じで毎日バイオリンをサポートしてあげたのが小学校4年生頃まででした。ここでぐっとサポートを減らした理由は、娘が楽譜を読めるようになっていることに気づいたからです。

そして、反抗期もあったのでしょうが一緒に練習するのを邪険に拒否されるようになったこともありました。

 

それから、中一の学校事故でバイオリンが弾けない状態にさせられるまでは、あまり関わることはありませんでした。

そうしてバイオリンを触れない長い期間を経てやっと少しずつ「触る」気持ちが出てきて今に至ります。  

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知らない間に上級レベルの曲を弾かせてもらえるようになっていて、もう既に私がYouTubeで予習をして楽譜に書き込むことは不可能で不必要となっています。

これからは、「先生の楽譜の写し」とのお付き合いになります。

先生の楽譜はさしずめ、「数学の解法の指南書」とでもいうべき存在で、まっさらな楽譜を見ただけではいくつも出てくる疑問点が雲散霧消すること請け合いなのです。

 

運動もせず重いものも持てないため腕と手指の筋肉が根こそぎ落ちてしまっているので、まずは、必要な筋肉を少しずつつけていくことが必要です。

そのための筋トレグッズも用意するのが雑用・準備係としての私の楽しい仕事なのです!!

 

(コンクールに出ているような所謂「本気組」のお子様たちとは、本気度も楽器も、かけているお金も時間も桁が違いますので、娘の場合はあくまでも素人の「お楽しみ組」或いは「お気楽組」としての習い事レヴェルをさせている親の戯言思い出アルバムとして読み捨ててください!!)これを書いておかないと怖いコメントがまた来そうで…

 

 

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