Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

神戸市の「体育科の脳筋体質」が娘の事故をひき起こしたのではないだろうか?

(続きです)

 

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同じ「処罰感情の構造」の中で起こった

 

兵庫県神戸市の某中学校の校庭・・・

娘の将来を揺るがす事件はここで起きた。安全な筈の学校、子供を守ってくれるはずの大人である教師の指導の下に起こったのだ。

 

娘の事故が起こったとき、担当の女性教師は出張で不在だった。水泳の時間に、あのトンデモ発言をした人とおそらく同一人物。

 

「友達が水の中で頑張って泳いでいるのに、自分たちだけ涼しいところで楽していいと思っていいと思うのか⁈」

 

娘があのような深刻な事態となったというのに、謝罪どころかまだ一度もお目にかかってはいないが…

 

あの日、この先生のいない時間に、男子を担当する先生が、おそらく「テキトーに」課題(ブラックな・・・)を出したのだと思う。

 

雨上がりのぬかるみの校庭で担当教員がいない女子生徒の集団の中にサッカーボールを幾つも入れて、「奪い合い」をさせるというものだった。

 

まるで、「飼い主がいない間、一か所にたくさんのわんこを集めて、その群れの中にボールをいくつも投げ入れ滅茶苦茶に入り乱れた奪い合いをさせる」みたいなイメージしか私は持てない。

 

地面が滑るので転倒する生徒が続出するなか、そこに、危険行為と認識できない生徒が全速力で走る娘の足元に横に足を出し、娘は大きく宙を吹っ飛んだ。

 

スピードを出して走っている人間の前に不意に足を出したら、大怪我につながるのは当たり前だろう⁈

 

まぁ、それはそれとして・・・

 

この生徒に限らず、危ないと分かっていても皆「必死」だったに違いない。

 

何故ならボールを奪わなければ、最後に自分がボールが自分の所になければ、その生徒たちには罰ゲームが待っていたからだ。

 

でも、考えてみれば、ボールは生徒の数だけないのだから、最後にボールを持たない人間が出るのは当たり前ではないか。

 

とすると、これは初めから処罰感情ありきの指導ということになる。

 

真面目にボールを追っていてもボールをキープできないこともあるし、娘のように「人をこかすのが怖い」から消極的になってしまうような子供は、最後にボールを持てる可能性は少ない。

 

教師の目の届かぬところで生徒が転びまくっても指導を代えず、最後は大量の処罰対象の生徒を作り出す構造は初めから決められたものだった。

 

これって、水泳の授業における見学者への処罰感情と、全く同じではないか?

 

そこに通底する体育教師の認識として、先天的に体質や運動神経に恵まれないものを「何とかして課題をこなせる工夫する」ための措置を考えるのではなく、弱いものをサボる生徒と一緒くたにして、弱い人間=怠け者と一括りにして処罰の対象にするというものである。

 

学校教育現場では、私の頃に比べれば生徒の多様性が徐々に認知され、(まだまだ日本では遅れているが)、皆が皆、同じ頭にに生まれついているわけではなく、一人一人の適正を尊重するという、当たり前の事実を配慮した教育を行う方向に進んではいる(はずである)。

 

思うに、体育科だけがこの時代の流れに全くついてゆけずに、生まれつき違った体力の生徒を画一的に扱い、それに勝ち残れない弱い生徒には罰を与えるという、この学校で起こったようなことがあちこちでも行われているのではないだろうか。

 

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あれから3年経った現状

 

体育時の娘の事故が発生してから、教師たちは、自分の指導下で一人の生徒が大変な事態になったことで「人生が変わるような思い」を一時でもしたであろうか?

 

自分たちの授業中に一人の生徒が、2年間も学校生活を奪われ、勉強もできない状態になり、希望の高校に進学できず将来への道筋も変わってしまった。進学先も未だにわけのわからない所となってしまい、夢である留学の申請もできない身体にされてしまったのだ。

 

大事な生徒を預かっているにも関わらず、自分たちの杜撰な指導で一人の生徒を壊してしまったのに、彼らは、私が何回も学校に足を運んだ際にも姿を見せたことはなかった。

「あの日の授業で何があったか、担当していた先生から説明を聞きたい」と言っても誰も出てきてくれなかった。

 

娘が食事も喉を通らず、誰も見舞いに来ない病院のシャワー室の中で慟哭していた時、彼らは娘のために一度でも涙を流し食欲を失うようなことはあっただろうか?

 

姿も見せず、謝罪もなかったが・・・せめて、

 

娘への事故を誘発した、処罰感情に基づいた指導を改め、身体の弱い生徒への配慮をするようになってくれただろうか?

 

この学校の何人かの生徒がこう教えてくれた。

 

「3年生の持久走の時、女の先生が怖い。歩いたら怒られる。成績も下げられる。体育の成績の実技が「C」にされてしまう」

 

「ランニングは声が小さいと怒られる。いち2いち2と掛け声を出しながら走り、声が小さいと1キロ走らされる」

 

「水泳は、一回休んだら250メートル泳がされる。 」

 

残念ながら、全く変わっていないようだ・・・

 

 

先日の熱中症のニュースの影の証言

 

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 この記事で紹介した神戸市の中学校であるが、体育祭の練習中に25人が気分が悪くなり13人が病院に搬送された。これが、「たまたま起こった」のではないと思わずにはおれない、この学校の伝統的体質を示唆するような証言が、ネットに投稿されていた。

 

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 この頃流行の指導をしていた、「高圧的な大声で生徒を威嚇するように指導する教師」が 、現在は校長であったり、教育委員会に天下りをしていたりしているのならば、神戸市の体育科の筋肉脳指導の天下まだまだ続くかもしれない。

 

子供の安全と生命を守るために、指導に危険を感じたらば親御さんは最善を尽くして学校と話し合いを持ってほしい。一人だと内申を下げられないとも限らないので、できるだけ大勢で徒党を組んで行かれることをお勧めする。

だめなら教育委員会の保健課に直訴! 

又は、久本市長は、頭の切れる方で、このような体育会系の指導はお嫌いなので、可能ならばこのルートもよいかも…

 

(良心的な体育の先生も勿論おられるだろうが、そういう方はこのような体質のはびこる体育科の中で、きっと肩身の狭い思いをされているのではないだろうか・・・)

 

 

 

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