作日は、沢山の方から「祈り」と「パワー」を送っていただきありがとうございましたm(__)m
今回のブラッドパッチはいつもより短めの30分ほどで終了しました。
ブラッドパッチ前後の様子については、前回入院した時の記事をご参考までに…
前回のブラッドパッチで大幅に回復した娘は、今回は車椅子は必要なく、自分の足で点滴棒と一緒に降りていきました。
ここでは、母は子供の手術に立ち会えず…(明石のM病院は可能です)
切ない思いを抱える中、目の前で自動でドアが閉まりますが、娘は何かに気を取られているようで、こちらを振り向きもしないままの別れとなりました。(母娘の温度差…)


手術が終わり、ストレッチャーで部屋に戻って来ました。
第一声は、
「そら痛かったけど、もう慣れたからこんなもんやわ」
という、貫禄すら感じさせる頼もしいものでした。
そして、背中を平らにしたまま「よいしょ!」とベッドに移ります。うつ伏せのままこれから2時間トイレも行けません。


5回目となる今回は、頸椎の真ん中の辺りに15ccと、胸椎と腰椎の間の部分に8ccの2箇所に、自己血を入れました。
前回のような、明らかに脳がぐんと上がったような感触はなかったようなのが少し不安材料。
でも、ストレッチャーで運ばれる時には少し頭が軽くなった感じはしたそうです。
そして、やはり、針を入れた首の箇所の痛みを寝るまで訴えていましたが、それは想定内の痛みなので心配はありません。
プラス、今までずっと頭痛が出ていますが、これは、ブラッドパッチの圧によるものか、針を入れた所の痛みかは本人もわからないそうです。
昨夜は寝たままの姿勢で、晩御飯を口に運んでやって食べさせましたが、まずまずの量を食べられました。
後は、一晩ぐっすり寝て、翌日の目覚めの変化があるかを観察しようと思っていましたところ、ここで想定外の問題が勃発…
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あまり寝られず辛かった夜
ここ、福山医療センターの病室は、他科の患者さんとも同室となります。
前回の検査入院では、横が認知症のお婆さんで、夜昼となく大きな声で何かを言ってうろうろされるので、当然の事ながらあまり寝られない3日間となっていました。
今回は、どうだろうかと心配でしたが、一日目は、脳脊髄液減少症の患者さんとの2人だけでしたので喜んでいましたら、翌日、ブラッドパッチに行っている間に他の部屋に移動となってしまいました。
そこには、3人患者さんが入ってられましたが、2人は脳脊髄液減少症の中年の方、あと一人が、たぶん末期癌…だと思いますがご年配の方がおられました。
腸から肺に転移したといってられましたが淡のゼロぜロいう音と、薬が切れた時の痛がられる声(オピオイド系の強い鎮痛薬を使ってられます)、そして、一日数回のおむつ交換の時の悪臭が部屋にこもるので「夜は娘にはちょっと辛くなるかも…」と思っていました。
この病態の患者さんならそれらは当然のことなので仕方がないのですが…
昨年の夏、母を癌で看取った記憶と重なり、なんだか放っておけず、何度か傍にいって手をにぎったり足をさすったりしながらお話もさせていただきました。お腹を見せて頂いたら腹水でパンパン、足もむくみが強く歩けないのだとおっしゃっていましたが、そこには泣き言のようなニュアンスはなく、自分の現状を冷静に見ておられる強さを持たれ立派な方だと感じました。
癌にならなければ、まだ現役の商売人として生き生きと働いておられただろうと思う、とても頭がよく気性のさっぱりした70代の方です。
消灯後、案の定、首の痛みで寝付きが悪かった娘は、少しうとうとしたところで、ナースコールで看護師さんが何人か入ってこられ、薬の追加や、淡吸引や、おむつ交換をされたというのが何回かあって、あまり寝られなかったようです。
なので、朝ごはんも全く食べずにずっと眠っていました。
私もあまり寝られなかったのは仕方がないとしても、術後の安静と十分な睡眠が必要な娘にとっては、これはきついと思い、部屋を変えて貰えないだろうかと、空きのある隣の部屋の様子を見にいったのですが、そこも同じような状況で、ポータブルトイレを置いている人や、おむつをうず高く積んでいる人が見えたので、これはだめだろうと思い諦めました。
こういう事態はよくある事のようで、夜、しっかり眠りたい人は、個室を選ばれます。なので、個室は全部埋まっていました。最初同じ部屋だった脳脊髄液減少症の患者さんも、前回の入院で、夜中にお年寄りの立てる音や、外国人患者の夜の賑やかな時間外面会が辛かったのだそうで、今回は入院前から個室を申し込み、昨日空いたため即入られました。
どうしようか悩みましたが、まずは、看護師さんに、せめておむつ交換の時に消臭スプレーをしてもらえないかとお願いして、あと一日様子を見ようと思いました。
それでも、だめなら、明日木曜日、私がいったん帰宅する時に一緒に連れて帰ろかとも考えましたが、「せっかく漏れが塞がったのだとしたら、とても危険なこと。それは娘さんのためにどうかやめてあげて下さい!」と、最初同室だった同病の患者さんに諭されて、これは選択肢から外しました。
そんな感じで諦めていたところに、婦長さんが来られて、「比較的静かなお部屋が空きましたよ」と小声で伝えてもらえました。
そして、昼前に、まだ眠っている娘を載せたまま移動することとなったのです。
チンパンジーのようなでかい足の裏が覗いております。
お婆さんの所へは、この後、「私の寝るスペースが狭いから大きな部屋に移りました!」と言って、またお話に寄せていただきました。病院にいる間は、ちょくちょく顔を見に覗かせて貰おうと思います。
こういうわけで、病院側のご配慮のお陰で、今夜は安眠できそうな運びとなりました。これで、明日、娘が覚醒できる時間が早くなったかどうか観察できると思います。
今日のところは、良くなりそうなのかどうか全くわからないままで、こんな時に心配しても仕方ないので、持ってきた本でも読んでおくのが賢明だと自分に言い聞かせ、平常心で明日の朝を迎えるつもりです。
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