Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

受験合否は「総合的判断」

このところ世の中が凄いスピードで動いている気配がプンプンですが、敢えて外には目を向けずに身の回りの家族の事に集中している今日この頃です。

 

 

さて、前回娘が受験で一段落ついたような事を書いたのですが、かといって確実にどこに合格するとかいう保証はまだありません。

というか、まだどこを受けるかも真剣に考えたことがないという杜撰さ…

 

海外の受験や、同様の方法で行われる国内の帰国生のための試験は、試験の点数だけで決まるのではなく、活動歴や受賞歴など「総合的判断」で合否が決められます。

 

これ、すごく嫌~な響きの言葉です。

 

5年ほど前、娘が芦屋の某公立インターナショナルスクールを受験した時に、英語力は帰国生も合わせての全受験生中でおそらくぶっちぎりトップ、作文も塾で「合格できます」と太鼓判をもらい、それまでの生き方も学校の求める生徒像に合致しており、面接でもきっちりとした受け答えの中に独自性も出せていたのです(怒りの連載記事あり)

しかし、蓋を開けてみると、正直、「え、あの子が・・・」というような合格者が周りに何人もいて、反対に、娘だけでなく「なぜあの子が落ちるの?」という信じられないカオスな結果なのでした。

どー考えても納得いかず憤死寸前で、その学校の教頭に問い詰めに行ったところ、「総合的判断で落としました」と、頑としてNO!を突き付けられたという、今尚家族に残るトラウマ的記憶があるのです。

 

なので、結局、こういうタイプの試験は100%の要素は何処にもないため、今回もやることをやってしまえば気楽にしているのが精神衛生上一番なのです。(既に心の防波堤を築いている)

 

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満点でも不合格

 

最近、米国の試験における「総合的判断」というのがここまで徹底しているのかと、驚いたことがありました。

 

ふとしたことからあるカナダ人の大学院生とネット上で知り合ったのです。両親共に研究者という優秀な家系のこの方、何でも大学受験時にアメリカのアイビーリーグ(ハーバードとかスタンフォード、イェールなどの超有名校の一群)も数校受験したのだそうです。

 

なんとこの方のSAT(全米共通試験)は英語も数学も満点だったのだそうです‼

でも、結果は全滅で、結局カナダの有名大学に進学されたのですが・・・

 

「アメリカの大学は試験で満点でも落ちる」とは噂に聞いていましたが、初めてそんな経験をされたご本人とお話することになり、「都市伝説ではなくて本当だったんだ…」と妙に納得してしまった次第なのです。

 

かといって、アイビーリーグの場合は、そこそこの点数の人が逆転合格するというものでもなく、1600点満点で1450~1600点くらいの幅の超優秀層の中での「総合的判断」により合否が決まる、ということなのだと思います。

 

もう少し点数が低くても、数オリや理科系のオリンピックのメダルを取ったとか、スポーツや芸術で華々しい活躍をしているとか(フィギュアスケートのネイサン・チェンがイェールだったりバイオリニストの五嶋龍さんがハーバードだったり最近では日本のバイオリニスト兼コメンテーターの広津留すみれさんとか)がわかりやすいと思いますが、学業も当然のことながら優秀な方たちですね。

 

では、上記の優秀なカナダ人の彼は、何故だめだったのでしょうか・・・?

いや~、まだ知り合ったばかりでそんな事聞けませんよ・・・

 

この話を身近な人にしてみたのですが、開口一番、「その人中国系だからと違うか?」とのご意見でした。そうなのです。彼は中国系移民2世。

 

近年アメリカがスパイ防止のために大学の研究室に中国人留学生を入れないようにしているとか聞いたことがありますが、移民にまでその影響が及ぶことがあるのでしょうか…

 

はっきりしたことは知る由もありませんが、この方自身「かなり後味の悪い受験」だったようなのはその話しぶりから伺えます。

 

満点で落ちるなんて日本の一般大学入試ならあり得ない話であり、その確固たる点数主義の中には不正や採点者の私情の入る余地はなく一見フェアな気がします。

 

しかし、日本は日本で、小さいころから子供の教育に時間とお金と情熱をかけて中学受験をさせて、公立組よりも1年、2年先取りの進度の授業を受け最終学年はまるまる受験対策に費やせる一部の層がおられますね。(うちの息子も大病さえしなければ順調にそうなる筈でしたよ…)

他方、多数派の公立組の方々がおられます(うちの娘も病気にさえならなければ普通にこちらに入っていましたね…)

そのような図式が存在する日本も、受験については決してフェアではない部分があります。

 

そう考えると、そのカナダ人学生さんには気の毒ですが、米国式の受験のほうがまだ生まれ育ちでで決まらない余地が残されていて人道的な采配である気がします。

 

しかし、その采配が何かの理由で歪(いびつ)なものとなり、かつての娘のような「誰がどう考えても落ちるはずのない」人間が涙を呑むという被害状況が生じたりも…(親馬鹿ですか??😊)

 

あ~、「総合的判断」という言葉から芋づる式に嫌な記憶を掘り起こしてしまった…

 

SAT満点で落とされた中国系カナダ人の彼なら、あの時の娘の気持ち、よ~くわかってくれるでしょうね・・・

 

今度娘に紹介してみようかな⁉😻

 

 

 

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