Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

今が始まりの時~2021年クリスマスを偲ぶ🎄🎻

昨日の記事で、受験終了までまたしばらくご無沙汰をしようと思っていました。

 

迷いましたがやはりクリスマス🎄を機にこれを公開しないときっと後で後悔しそうなので・・・私のかねてからの「夢への航海」のことです。

 

学生の頃、オケ部に入ってバイオリンを弾いてみたかったのです・・・

しかし、授業料と生活費を稼ぐため、連日バイトが入っており部活やサークルをする余裕などどこにもありませんでした。

昼に学食で定食を食べる学生を横目で見ながら、一番安い素うどんや中華そばをすすっていたあの頃を親目線で振り返ると実に切ない思いで一杯になります。

 

そして、子供を持ち、息子が小学2年生の時に、あるご縁で(息子が)バイオリンを始めました。が、数年後には病気で立っていられなくなり、勉強も含め何もかもすべてのチャンスを失い、バイオリンも初歩の段階で放置されることになってしまいました。

 

そして、娘は、息子の後を継ぐようにバイオリンを始めます。性に合っていたようで、お遊び組ながらもあれよあれよというまに上達し、傍で見守っていた私は自分が成し得なかった事、憧れのバイオリン曲を娘が次々と弾けるようになっていたため、とても幸せに感じていたのです。

始めの頃は「一緒に上達したいな」、とか思って娘のバイオリンをキコキコ我流で弾いたりしたこともありましたが、子供の上達の凄まじさを目の当たりにして自分で弾くのがあほらしくなりやる気はすっかり失せました。

 

しかし、娘のバイオリンもこれからと言う時に中一の学校事故で、これも中断するという憂き目に遭いました。

 

そうし、2年半後、娘は復活の過程でバイオリンをまた手にしましたが、高校での勉強が余りにも大変で高2の夏の発表会以降はほとんど触ることはありませんでした。

 

バイオリンの生音が聞こえなくなった空間はあまりにも侘しく、この寂寥感をどのように紛らわせたらいいのだろうか、と考えていた折のことです。

 

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ある脳脊髄液減少症患者さんとピアノ

 

知り合いの脳脊髄液減少症で10年間寝たきりだった患者さんが、福山のM先生のブラッドパッチで少し改善されたというので感激のあまり、「ピアノでもされてみたらどうですか?」とふとお電話で提案したのです。

 

そうしたら、(ご本人いわく)音楽の基礎は完全にゼロの楽譜も読めない状態だったのにネットで猛勉強され、ピアノ教室にも通われてみるみるうちにブルグミュラーの有名な小曲をいくつも弾かれるようになったのです。(あの上達ぶりはもともと音楽向きの方だったと強く感じます)

 

この方からの刺激は大きく、今まで「自分になんかお金をかけるのはもったいない」と、全てのお金とエネルギーを子供の教育や習い事につぎ込んできた私ですが、ここで初めて自分が一番やりたかったことをする機会を自分に与える気になったのです。

 

また別の動機づけもありましたが、それは動画の概要欄に書いています…

 

幸い、子供が使っていた楽器や楽譜があるので初期費用は0で始められます。そして、2人の子供のレッスンの予習・復習に付き合っていたのでバイオリンの音の出る仕組みや楽譜の読み方も中級くらいまでなら大丈夫です。

 

独学でやろうとも考えたのですが、やはり、自分だけでするのと月に1度でも先生に見てもらうのではモチベーションが本当に全く変わってきます。

 

ということで、昨年の丁度今頃に初める次第となりました。

自分で練習していったクリスマスの曲を先生の伴奏で弾かせて頂きました。

 

50の手習いならぬ、アラカンの手習いでありますが、自分が最も至福を感じられるものを、子供という対象を通してではなく、初めて自己に投影できた瞬間です。

 

1年前、昨年のクリスマスです(耳が腐りそうですが、動画上げました)


www.youtube.com

 

もっと早く始めればよかった・・・とは言っても、15年間子供の病気との闘いでそれどころではありませんでしたが。

 

「もう歳だから…」と迷ってられる方は、今が始まりの時ですよ!

 

しかしながら、このクリスマス動画から6か月の間に右肩の変形と痛みは強くなり、右腕はますます上がらず、最早ボウをまともに動かせなくなったため、5月に発表会に出た後、やむなく中断しました。(上腕二頭筋も切れかかっていたと後で判明)

 

あの半年間は肩の痛みという身体的苦痛はありましたが、夢のような充足した時間を持つことができたのです。

 

そして去る10月には、バイオリンをまた練習できるようになるために、怖い手術に臨んだというわけですが・・・

運命は過酷で、手術は上手くいかず右腕はまだ使えません。バイオリンに必要な肩や腕の屈曲が全く改善していないとわかりました。次はもう「人工肩関節にしろ」と言われる段階かもしれません。

 

でも諦めません。

また弾けるようになって、できる限り練習して、娘がずっと弾いて来た色んな曲を自分で奏でられるようになるために、近いうちに再手術に臨む覚悟でいます。

 

🎅Merry Christmas‼🎄

2023年は皆様に幸あれ‼

 

 

 

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