Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

「第三者事故調査委員会」立ち上がる~ 学校事故による脳脊髄液漏出症

先日佐賀の患者さん家族から速報が入りました。

 

2016年の学校体育時(運動会の総練習中)の転倒により脳脊髄液漏出症を発症した娘と同世代の女の子「Aさん」です。

※初めの診断時に髄液漏れが確認できたため「減少症」でなく「漏出症」と記します

 

この度、事故の原因究明に当たって第三者による事故調査委員会が設置されることになり、「佐賀新聞から記事が出ました」と知らせて頂きました。

 

事故調査委員会と言えば、学校でいじめ被害を受けた時に設置されるものと思い込んでいたため、脳脊髄液漏出症でも可能だとはまさに寝耳に水でした。

 

まずは記事をご覧下さい。

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/952611

 

佐賀県教員委員会は24日、武雄青陵中(武雄市)で2016年の体育会の練習中に起きた生徒の負傷事故について、事故調査委員会の設置を決めた。委員会は学校事故に関する文部科学省の指針に基づいて設けられ、県内では初めて。5人1組で行う「5人6脚」の練習で転倒し負傷した女子生徒の家族が設置を求めていた。

 同日開いた定例教育委員会で、調査委員会の設置要綱を決めた。早ければ年内に委員会を立ち上げる方針で、専門医や弁護士、大学教授らで構成。事故の発生状況や背景、事故の再発防止などについて調査・検証する。審議の終了時期を2024年3月末としているが、県生徒支援室は「必要であれば延長する」としている。

 県教委は今回の事故の負傷程度を明らかにしていないが、文科省指針は死亡事故や30日以上の治療が必要な負傷や疾病を対象にしている。指針によると、教職員や児童生徒への聞き取りなど学校による基本調査を実施した後、学校設置者が調査委員会による詳細調査への移行を判断する。被害を受けた児童生徒の保護者から要望があれば詳細調査を行うよう定めている。

 同室によると、女子生徒の家族が委員会設置を要請したのは今年4月だったが、学校名を明示するかどうかなどで家族との協議が長引いた。家族側は学校事故や教育行政の専門家を委員にするよう求めており、母親は「きちんと調査が行われるのか疑念もある。第三者による中立・公正な調査を求めたい」と話す。(江島貴之)

 

学校名が出ていますが、公立中高一貫高校の進学校です。

しかし事故後、Aさんはとても深刻な病状となり進学を断念し、単位制の高校に入学されました。

 

今も残存する諸症状に苦しんでおられます。

脳脊髄液漏出症の典型的な症状としてかつて何度も触れてきた酷い頭痛、易疲労、睡眠障害、摂食障害などの他、このAさんの場合は特に記憶や認知の障害が顕著であり学業にも大きな障害となるなど、かなりの重度の後遺症が残っているのです。

 

今回の調査委員会立ち上げとなるまでご家族は孤立無援に近い状態であり、ご家族で本当に苦難の道を歩まれてきました。お母様は事故原因の究明に暗中模索の努力を続けられ、同時に国内の病院を駆け回り少しでも我が子の苦痛を取り除こうとされてこられました。

 

ここで何故「第三者事故調査委員会」を立ち上げようと思われたのかと言えば・・・

これだけ酷い目に遭った原因が学校内の事故に拠る事でありながら、学校は当初から事故原因の調査等において非協力的であったからなのです。

 

そもそも、文科省の指針死亡事故や30日以上の治療が必要な負傷や疾病を対象に、被害を受けた児童生徒の保護者から要望があれば詳細調査を行うよう定められているのにです。

 

残念ですが、娘のケースでも他の多くの学校事故でもそうであるように、「学校内」で発生した大きな事故において学校側は隠蔽に走るのが常であり、神戸でも佐賀でもそれが見て取れます。

 

Aさんご家族の場合は2016年に事故が発生し、この6年の間にあらゆる手を尽くされましたが、学校側は不誠実な姿勢を変えず、娘さんは社会復帰が出来ぬまま事故は風化の一途を辿りつつありました。

その胸中は筆舌に尽くし難いものである筈です。(私も娘の件で憤死寸前まで追い込まれましたから…)

 

「第三者委員会」に関してですが、実施主体が教育委員会であるがため、そのメンバーの選出も被害者の要望で決めることができません。、被害者側が望むような公平な調査が行われずに結果として不利な報告ななされる可能性もあり、まさに「諸刃の剣」だというのが正直なところです。

 

しかし、佐賀新聞が記事にされたことは画期的な事であり、この事故が闇に葬られることなく、人々の知るところとなった事は大きな一歩であると考えます。

 

それでも、上の新聞記事を見て皆さんお気づきかと思いますが、新聞社は教育委員会からも話を聞く必要があり双方の話の内容が食い違っていたのか・・・記事の中には肝心な部分である以下の文字が見られません。

 

☆「脳脊髄液漏出症」

☆「体育大会の総練習の時間に発生」

 

という事は、つまり「学校内のあの事故から脳脊髄液漏出症になった」事すら学校側は認めていないという事なのでしょうか?

 

どうか、第三者委員会の識者のメンバーの方々が、教育委員会への忖度なく、公平、公正を調査を行われることを「子供が同様の学校事故から同じ病を発症した母親」として心底より願わずにはおれません。

 

※佐賀新聞の記事の拡散にご協力を宜しくお願い致します。

 

 

 

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