昭和-平成-令和と、半世紀以上を生きてきました。
高校、大学生のころまでは、携帯電話など持てる人は特別な人だけでした。 友達との連絡も家の固定電話しかなく、親の目を盗んで長電話をしていたことを思い出します。
「一旦外にでれば誰とも繋がれない状況」となり、今の人には信じられないような不便さと隣り合わせの毎日でした。
30代になって初めて携帯電話を持てたことで生活は大きく変わったのですが、それ以上の衝撃は、インターネットからの情報が得られるようになったことによるものでした。
それまで情報格差は大きなものでした。一般庶民の子供にとって、生まれ育った家庭間での「親の情報網の格差」を埋めるためには、図書館で本を借りて読むことくらいしかできませんでしたが、当然ながら十分なものではありませんでした。
それが現在は、誰もがその気になれば、自分の求める情報にアクセスできる時代となったのです。
これは本当に隔世の感がありました・・・
しかしながら、最近の世界情勢の奇妙とも思える混沌の中で、それまでは、ほぼ自由に発信したり得られたりすると思っていた情報の多くが、実は、意図的な操作を経て出される偏ったものであることを確信することになってしまいました。
今や、メディアの情報がプロパガンダとして利用されていることも周知の事実となっていますが、それがこのところ余りにもあからさまになってきている感があります。
今の世界で繰り広げられていることは、私にはまるでSFの世界かと思えるような状況である一方、物心がついた時からネット社会との関係の中で生きている今どきの子供たちはそんなこと承知で暮らしているようです。
人間としての倫理観が崩壊し、権力と資産の追求のためには手段を選ばないという腐敗した価値観を是とする大人たちが、日本でも世界でもあちこちで醜態を晒しています。
私が成人する頃まで知りえなかったそんな事まで、嫌でも見聞きしてしまえる今の子供たちが変に冷めた感性を持ってしまうのは可哀そうですが、これも時代の産物なのでしょう。
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友人の渾身の一冊
さて、私が神戸で出会ったフーちゃんママさんは、私や世の多くの人がそのようなことを知るずっと前から気づいてられていたようです。
武漢ウイルスに端を発した最近の支離滅裂な情勢を見るにけ、何かをせねばならぬと考えられ以前このブログでもご紹介したようにYouTubeでの発信を始められましたが、間もなくBANをされてしまったのです。(BANされるということは、権力を持つ側には不都合な真実を発信しているという場合が多いです)
フーちゃんママさんはそれにも挫けずに、すぐに執筆を始められ、1年も経たない先日「Amazonから出版という運びとなりました」と連絡をもらいました。
軽いタッチで読みやすいSF作品という形になっていますが、膨大な資料に裏付けされている近代歴史の読み物でもあることから、必然的に目の前の現実とクロスさせて読み進めることになります。
歴史、心理学、宗教、医療、教育、金融、闇の勢力etc.のタブーに切り込んでおり、中にはかなりショッキングな内容もありますが、このようなテーマに関心のある方も、ただのSF好きな方も、とても楽しめて且つ知り得ることの多い読み応えのある一冊です。
kindle unlimitedなら0円で読めます!そうでない人には「多くの人に読んで頂きたい!」いう著者の希望から99円という超良心的価格に設定されました。
つい1年前までは、意図的に「陰謀論」と呼ばれ世界中の情報網から悉く排除されてきたことが、「実は真実であった」と解明されつつある今、この世界の欺瞞と惨状に疑念を抱く人には多くの情報と示唆を与えてくれるものだと感じます。
何事もそうですが、目の前の情報を盲目的に丸ごと信じたり、反射的に完全に拒絶したりするのではなく、自身の知識の追求への一つの材料としてニュートラルに捉え、それらから「最も理に叶う本当らしきこと」を導いてゆくのが、世界の現状を把握するための健全でかつ良識的な心的態度ではないかと思うこの頃です。
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