明日からの定期テストのために、限られた時間の中で精一杯試験勉強を頑張っている娘であります。
覚えることが沢山ありすぎて、弱っている脳が一層疲れてしまい、そのせいか、柔軟性が人一倍高いはずの身体がガチガチに固まってしまっているのです。「肩が痛い」「腕が痛い」とこぼすようになりました。
そして、このキツイ梅雨を乗り越えた疲労も身体に来ているようで、ホルモンバランスの乱れ、頭痛や酷い腹痛、吐き気にも何度か見舞われ、痛みで夜何度も目覚めることもありました。
「私、脳だけではなくて、内臓もボロボロになっているみたい・・・」
と、親が非常に切なくなるようなことを訴えるようになっています。
確かに、髄液漏れにより内臓機能は確実におかしくなり、仮に「ぼろぼろ」になっていても不思議ではありません。多いのは胃腸系の障害ですが、それ以外に怖い病気が隠れていたら大変なので受診を考えたのです。
既に、脳脊髄液減少症の検査や治療のために脳や体幹部にレントゲン、CTやIR（ラジオアイソトープ）という、普通の子供がしないような放射線被曝を多数してしまっているため、常にそのリスク（癌、白血病、他腫瘍系etc.)は頭の隅にあります。
被曝線量と良性/悪性腫瘍の発生率とは有意な相関関係があるのです。
なので、意を決して先週「婦人科」クリニックをを受診しました。子宮や卵巣に異常はないかを見るためにお腹の上からエコーをしてもらいましたが、あいにくうまく写らないため、次回は直腸カメラをするということを言われ、娘は現在恐怖に怯えています。
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鍼灸をしてみよう
それにしても、顔色も悪くなってあまりにもしんどそうなため、何か少しでも楽にしてあげられる事はないかと考えていましたら、ふと思い出し、昔、息子が小学生の頃お世話になった鍼灸院にアポを取ることになりました。
息子は、その頃まだ見つけてあげられなかった病気のために、首から肩に鉄板が入ったような状態となり、鍼灸をしてもらわないと耐えられないような症状もあったのです。
ここは、マッサージなしのガチの鍼灸なのですが健康保険が使えるところで自己負担額は随分お安く済むため、週に数回通っても支払い時にビビることもありません。
そのためには、医師の同意書が必要なので、鍼灸院お勧めの病院に2度伺って無事同意書を手に入れることができました。とても良い先生で、ただ同意書をもらうためだけに来ているのに娘の身体のことをすごく心配して下さいます。
数年来の右手首の痛みについても調べて下さっていて、「このペインクリニックに行ってみたらいいかもしれませんよ」とアドバイスを下さいました。久々に病院でほろりとするような人情に触れ、心温まる思いで娘と2人で診察室を出ました。
そうして、娘は晴れて、人生初めての鍼を経験することになったのです。
昨日土曜日、通算3回目の治療の日(詰めて行っています！）、30分ほどの治療が終わって出てきました。首筋、手、足に、可愛く赤くて丸い跡がついています。
ブスッと指すのではなく、細かい刺激を与えるような手法のようですが、毎回全然痛くないと言っています。
先生は、「上半身が硬くなっていたのをほぐしました」と言っておられましたが、確かに首から腕がかなり楽になっているという体感があるようです。
最近は、朝目覚めて学校のために起きようとしてもあまりのしんどさのため「こんな日がずっと続くなら死んでしまいたいと、ふと思ってしまう」と娘はこぼしていました。
「本当に死ぬ気はないけど…まだ恋もしていないし…」と自分では冗談めかして言いますが、周りには想像のできない体調の苦しさを引きずりながら、それでも朝玄関を出る時には笑顔に切り替えて友達の群れのなかに入っていく生活なのでしょう。
鍼の効果は数日続くらしいので、これで学期末試験を乗り切ってゆっくり休める夏休みに滑り込んでくれれば・・・と願うことしかできない私です。
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