3月25日、久々に早く起きて福山の病院に行って参りました。
コロナ緊急事態宣言で2回もキャンセルの電話が入ったため、昨年7月のブラッドパッチ以来です。
京都からは「さくら🌸」がないため、「のぞみ」一択
ホームに「のぞみ15号」が到着
平日9時台、指定席の乗車率はこんな感じです。隣り合わせにならないように席を取ってられますね
私たちは今回初めて、一番後ろの大型荷物置き場の前の席を取ってみました。後ろに人がいなくてリクライニングするにも気を遣わず快適です。
娘は売店で買ったサラダを食べてお茶を飲むと・・・
すぐに寝てしまいました。
そうして、1時間20分足らずで福山駅に到着!
福山城の天守閣は工事に入り、暫くお目にかかれません・・・
なので、ホームの大看板の前でお城と記念撮影♬
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久しぶりのM先生は笑顔
コロナで診察がしばらく停止状態だったため、待合席にはいつになく患者さんがおられました。前に4人おられましたが、診察時間は短く入ると5分足らずで出てこられたので、すぐに順番が回ってきました。
まずはM先生にご報告、
「お陰様で学校に行けています!学校の配慮、度々の欠席はありますが、1年生を無事終えることができました!先生には本当に感謝しかございません🙇」
M先生は患者さんが良くなったことを聞くとものすごく喜ばれます。今回も相好を崩しながら娘に向かって、
「よかったな、最後まで行けたか…!体調はどんな感じだ?」
と聞かれて娘がそれに答えます。
「だいぶ良くなっていますが、まだ頭痛が出たり眠くなったりするし…、朝起きるのに時間がかかります。疲れすぎると吐きそうになることがあって、そんな時はまだ治ってないなぁとがっかりしてしまいます😞」
それを聞くと、先生は少し考えられて、
「そうだなぁ、もう少し様子を見るか… もしブラッドパッチを次にするのなら新しい場所があるんだよ!! そこにできるようになったんだ」
とおっしゃるではないですか!
以前は確か、「脊髄の尾骶骨から第一頸椎まで全部血を入れたからもう新たに入れる場所がない状態」だと聞いていたので、驚きました。
M先生曰く、頸椎で最近できるようになった箇所があるとのことです。首の人体模型図を持たれて頸椎に沿って伸びる太い動脈をつまんでびよーんと持ち上げられ、
「ここ、頸椎と動脈の間にカテーテルを使って入れられるようになったんだよ」
「ということは、I先生とご一緒にカテーテルをするのですか?」
「いや、僕がひとりでする」
なのだそうです。
第一頸椎までパッチをするのはなかなか大変で、大抵の医師が怖くて尻込みする所なのですが、加えて動脈と頸椎の間に血を入れるというのは更に難しい気がします。でも、M先生はやる気満々に見受けられたのはいつもながら頼もしい限り♪
今後の治療の一つの希望の選択肢として取っておくことが増えました。
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やはりいつものM先生です…
今回福山に来たのは、訴訟の際には診察の間隔が空きすぎるのは良くないと聞いたこともあり、8か月ぶりの経過報告をするためと、もう一つ、訴訟についてのある重要な問題についてのご意見を伺うことが目的でした。
「多分、先生不機嫌になるだろうなぁ・・・」とは予想していたので、少しでも当たりを柔らかくするために最初に思いのたけの感謝の意を伝えておいたのです…(ブラッドパッチの名医である先生を本当に心から尊敬し感謝しており、「娘の社会的生命の恩人」とまで思っているのは言うまでもございません)
そして、聞かずには帰れないことを思い切って切り出しました。
そうしたら案の定、にこにこしていた先生の顔が一瞬で曇り、即座にこちらが伝えた問題に対しての全否定が来て、挙句の果てには、
「その問題は、私には全く面白くないからもう終わり!」
と言われました。が、ここで引き下がれず、そっぽを向く先生に対しネチネチと粘り、先生のキツイお言葉や反応から、今後進む方向を決めるために必要な情報は読み取ることができました。
M先生は、治療方針にははっきりした考えを持っておられ、白か黒かで考えられるようにお見受けします。
たとえば、「アートセレブ(人工髄液注入)」に対しては完全反対派であり、この病気の第一人者である熱海の先生や明石の先生は、その効果を認められ実際に行われていますが、M先生は絶対にされません。
なので、今回の問題(私の推論)に対しても「白か黒か」で答えが来ることは予想できましたが、まさに速攻での全否定での反応を示されたのには気がくじけそうになりました。(横で娘が青くなって固まっていました…)
そして、私のその推論の根拠となる学術論文を一応渡しておこうと思い持参しましたが、受け取って頂けませんでした( ノД`)…(押し付ける勇気までは流石にありません)
しかしながら、素人の推論とて、馬鹿になりません。
「毒部屋案件」の方は、当初は相手方の鉄壁の嘘のため膠着状態で弁護士先生も困ってられましたが、私が必死に考え出した推論(後に裏付けをとる)で、形勢が逆転したように感じています。何よりもT先生の自信度が大きく増したように見受けられるのです。
そして、先日の調停では、3人目の調停員(裁判官?)が入られましたが、弁護士のT先生が、この推論を述べられた時、その若い裁判官の目が輝き「そうか、そういう考え方があったのか…!」と大きく頷かれたのを私は見逃しませんでした。
なので、福山のM先生が否定的立場であっても、今回の私の「推論」を支持するような医師はいるでしょうし、その「推論」が必要な時には、お金はかかりますが、「第二の意見書」として書いて頂き裁判所に提出することも考えようと思っています。
それが結果的に、M先生の書かれる「意見書」を援護するものになると私は思っているからです。
診察室では、最後に話を戻してにこやかに、
「先生、お陰様でここまで順調に回復していますので、まだもう少し様子を見てみますね。術後1年くらいは症状が動きますかねぇ…?」
「そうだね、もう少し様子を見てみようか…(にこやかモードに戻る)」
そして最後に娘に向かって優しい表情と声で、
「夏休みになって、もう少し体調を上げたいと思ったらまたおいで!(😊)」
そうして私たちは丁寧にお礼を言いながら、診察室を後にしました。
この間、どのくらいの時間が流れていたのかは緊張のためわかりません。そこそこ粘ったような気もしますが、私たちの後に待つ患者さん達は、
「また、5分足らずで出てきた・・・」
と、先程の私たちと同じことを思ってられたのかもしれません。
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