昨日木曜日は、福山の病院へ今年になって初めての診察に伺いました。
これまでの診察や手術の意思決定は全て私の主導でしたが、今回は娘が入院してブラッドパッチをするという意志を明確に持ったところで、秋休みに予約を取ったのです。
良く晴れた秋日和🌞
まずは、いつもの絵日記です。
京都駅まで出て「のぞみ」に乗りました。京都に来てからは「さくら」に乗れないため、直通がぐっと減ってしまいました。
新神戸で「さくら」に乗り換え
駅から六甲山ケーブルのすれ違いが見えました。
岡山あたりは、こういうのどかな風景が多いです
福山駅まで乗って、そこからバスでは病院まで15分ほど。
懐かしい建物が見えてきました。
おにぎり雲!! これは一体何の暗示だろうか・・・まだまだ食が細い娘なので、今回の治療で、沢山食べられるようになればいいなぁ・・・
思いきり端折りましたが、ここで診察室に入ります。
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久々のM先生
このところの(定年後の勤務継続問題での)ご心労のためか、ちょっとお顔の色が優れずお疲れ気味に見えました。
しかし、娘が現在、朝何とか起きてほぼ学校に通えていることを伝えると、真剣に聞きながらもとても嬉しそうな表情がそこに垣間見えているのがわかります。
続いて娘は、今の時点で改善しない点、特に頭痛の事を話したのですが、そこで先生の目がきらり✨と光りました。
「それならね、前は○○先生と一緒にカテーテルでやったけど、一番最初の時のように僕が一人で、ここに入れる方法でやってみようか。今までとはちょっと違うのは・・・」
と仰りながら、おもむろに机の端に置かれた頸椎の模型を手に取って、私が勝手に「新型ブラッドパッチ」と呼ぶ、昨年の夏以降にM先生が編み出された究極のブラッドパッチの説明を、実に生き生きと話されたのです。
先生が指を指してられた頸椎模型の場所と言えば、もう一番先っぽの第一頸椎の裏のような所です。首にブラッドパッチをするのを「怖い」と躊躇う医師が大多数ですが、M先生はその首も首、もう脳にすれすれのようなもう限界にちかい箇所に果敢に挑まれています。
(その場所、医学的にはどういう呼称なのかをうっかり聞き忘れたので次回の退院時の診察で聞こうと思います)
そこで私が初めて口を開きます。
「先生、知人が既に2人、それをしていただいて、凄く効果があったと聞いております。娘もきっと更に良くなるとすごく期待しているのです!!」
ということ、M先生はにんまりされて、
「そうなんだよ、ある人は、本当にヘロヘロだったのが、別人のように良くなったね。高次脳機能障害も良くなって、この人、こんなに賢かったのだと初めて最近わかったんだよ。前はほんとに酷かったからねぇ…」
と、しみじみと嬉しそうに話されました。
新型ブラッドパッチを頑張ることは娘がもう心に決めてきたので、即入院の申し込みに入りました。
すると、噂には聞いていましたが、非常事態宣言後も県外の患者はこの病院に入院することができず、隣市にある市民病院でブラッドパッチをすることになるのだそうです。
思わず、「何ですか、その閉鎖的なシステムは!」
と言ってしまったのですが、先生曰く、閉鎖的というよりも院長の一存だそうです。
院長先生は「地元の病院がその地域の患者を診る」という方針を掲げてられるそうなのです。
「でも、脳脊髄液減少症は全国から患者さんが来られるのですから、困りますよね」
と、いうと、先生も「だよねぇ…」と完全に同意をされておられました。
そして、最後に、M先生の事にも言及してある娘の神戸新聞の記事のカラーコピーを手渡しまして、その際に、
「先生にはこの病院に絶対に残って頂きたいので、何でしたら院長先生にも、この新聞記事を同封してお願いのお手紙書こうとも思っていますが…」
と仄めかし、「余計な事しなくていいから、と嫌がられるかな…」と、先生の反応を伺ったところ・・・
先生は、またもや同意をされて、こう言われました。
「そうだねぇ、書くのだったら優しい口調で、『~が良くなりました』というところを強調して書くのがいいんじゃないかな…」
「患者会の方が代表で交渉されているのだから」と、こちらが気を回しすぎて、今まで個人的なお手紙書きませんでしたが、やはり、署名や患者会代表の方の病院との交渉等のご尽力のみではなく、一人一人の顔が見えてくる患者個人レベルでの「M先生の継続勤務のお願い」のお手紙を書くことは、今の段階であってもまだまだ効果があるかもしれないと感じました。
M先生の定年後の勤務継続問題をご存じでない方はこちらをご覧ください☟
院長先生も人の子、「一度は人生を捨てたようなところまでの悲惨な境遇にいた脳脊髄液減少症の重症患者がM先生のお陰で生きる希望を与えられたのだ、それも福山のこの病院に抱かれたM先生が存在したからこそなのだ、なんと有難い…」などの思いがこもった手紙を読めば、かくも冷酷に患者の切り捨てをしてしまっていいのだろうか…と自問自答のきっかけを与えることになるかもしれません。
(M先生の解雇=患者の切り捨て です!!)
少なくとも、M先生がそう望まれるのですから、遅ればせながら私は書こうと思いました。
娘も書くと思います。
もう既に、実行された患者様もおられることと思いますが、M先生が来年度からも、この病院で診察やブラッドパッチを行われる事を強く望まれておられる患者さんやそのご家族が、このようなアクションを起こすことは決して無駄ではないような感触を持った次第です。
「お願いのお手紙」の宛先は、
〒720-8520 広島県福山市沖野上町4丁目14-17
(独立行政法人国立病院機構)福山医療センター
稲垣 優 院長先生
M先生に治療をして頂いて効果のあった方、感謝のお気持ちをお持ちの方は、是非ご自分やご家族が持たれているその率直な声を届けてくだされば、M先生へのこれまでの応援をさらに底上げすることとなることでしょう。
(続)
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