「ショパンコンクール始まってるで!かてぃんさんがさっき弾かはった!」
の一声で、我が家のショパコン週間は始まりました!
かてぃんさん、言わずと知れた有名人ですね。本名は角野隼人さん。
音楽には詳しくない私でさえも10年以くらい前から注目していた神童ですが、Pitinaピアノコンクールの各部門で優勝を総なめにした後、音楽を専門とせず開成中高☞東大で研究と二足の草鞋でありながら、その間クラシックにとどまらない幅広い音楽活動を続けてこられ、現在、日本で一番知名度のあるピアニストではないでしょうか?
かてぃんさんが、大阪で弾かれるというので、先日チケットを取ろうとした娘でありますが、発売開始で即ネットが繋がらなくなり一瞬で完売となりひどくがっかりしていました。
後は、かてぃんさんのショパンコンクールでの活躍を応援するのみです!
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現在一次予選を突破!
少し前に151人が参加する予備予選というのがあり、かてぃんさんはこの時、「らしくない」ガチガチの状態で、震えが画面に映るだったということです。あれだけメディアに出まくっているかてぃんさんがこんなに緊張mAXな状態になるところがショパンコンクールなのです。
満足のいく演奏ではなかったようですがそれでも予備予選を突破した78名の中に選ばれました。
これに、予備予選を免除された9名を含む総勢87名で10月3日からの1次予選が始まったのです。日本人は14人という人数で、この中から何人もファイナルまで残り、初めての優勝者が出ることを願いながらの観戦が始まりました。
一次予選でのかてぃんさんですが、相変わらず凄い緊張が感じられました。
出番の直前、控室前の廊下での様子にも余裕が全くありません…
自分の弾く曲目を紹介するアナウンスが流れ緊張はMAXに登り詰めます。
階段を上がると舞台です
一音目の直前まで指が震えているのがわかりました。
「第18回ショパンコンクールの文字」の入った画面はご家族や関係者御一同、感動一塩でしょうね・・・( ノД`)…
弾き終わりお辞儀をした後、初めてお顔が緩んで優しい笑みが一瞬でました。
髪型も雰囲気もショパンに似ておられますね。
あの「かてぃんさん」をしてここまで緊張させる、ピアノで最も権威あるショパンコンクール。10年ほど前には、演奏中に失神する英国の男性参加者もいたのだとか。
今回の第一次予選でも、ロシアの女性が途中で破綻してしまい弾き直してもまた弾けず…おそらく頭の中が真っ白になってしまっていたのでしょう。見るのも恐ろしい場面だったそうです。それでも最後の曲まで弾いて終えられたのにはYouTubeのコメントは慰めと感動の嵐でした。
日本からの参加者もそうですが、1次予選に残るほどの人達は自国ではすでに名の通ったコンサートピアニストとして活動されている方がほとんどで、本来ならそんなミスはありえないのでしょうが、一次予選を見ていても結構ミスが目立つことがありました。
つまり、それほどの国内では百戦錬磨をしてもここまで緊張を強いられる、これまでのピアノ人生の集大成、そして今後の更なる活躍を約束するものとしての場なのです。
(感覚的にはオリンピックに通じるものがありますね)
なので、ライブで観て聴いているだけでこちらも緊張してしまいます💦
しかし、そんな中でも王子様スマイルを炸裂していた方がおられました。
牛田智治君は余裕
この子です。世のオバサマ方の心を鷲掴みにしたこの愛らしさと利発さ!日経新聞をいつも読んでいたとか…
お笑いのセンスもあるようで…
12歳からプロとしてピアノの研鑽を積んでられる牛田君は、浜松のピアノコンクール2位だったため今回は予備予選はなしで、いきなり一次予選となりさぞ緊張するだろうと思いきや・・・
本番直前の廊下で、モニター画面でも見ているのでしょうか?
カメラに気づくと・・・咄嗟にこのスマイル(^^)
左右でお手振りまでしていました。
最期に「行ってきます!」のガッツポーズがでた!
出場者間の舞台の上ではピアノの入れ替えが行われています。今回の一次予選ではスタンウェイ&サンズ(独)2台、ヤマハ(日)、カワイ(日)、ファツィオリ(伊)が使われたそうです
(スタンウェイ☞64人、ヤマハ☞9人、ファツィオリ☞8人、カワイ☞6人)
カティンさんは(おそらくおうちにもある)スタンウェイ、牛田君は音がはっきり輝くヤマハを使用。
弾く前から、これだけのパフォーマンスができるのは凄い。まるで自分のコンサートのよう。
狭い会場ですが、舞台から客席を見たら「おぉ、いつもテレビで見ているショパンコンクールだ!」と一瞬で緊張しそうですが、ピアニストは集中しています。
か細かった少年の肩が、知らぬ間に頑健な青年の後姿に変化していました
30分間近い演奏、この汗を見よ!💦
無事弾ききりました👏
降りてきたときもこの笑顔
控室に入る直前までこの笑顔
いや~、子供のころからそうだったけれどこの子の精神力とプロ根性、そしてマナーの良さは凄いわ…!演奏も勿論ブラボーでしたよ♬
自分自身を向上させるために試練を与えることを厭わないことがこのような成長を産み出すのでしょうね。(子育てで色々反省する事大ありです・・・)
その他、スター揃いの今回の出場者は、これも神童として一世風靡していた小林愛実さん♡前回のショパコンではファイナリストでした!
日本でのコンサートは常にチケット完売の絶大な人気を誇る、まだお若いのにクラシック界の発展に尽力されている反田恭平さん。優勝候補の一人だと言われておられます。
そして、かてぃんさんに並ぶような異色の経歴を持つ医大5年生の沢田蒼梧さん。
カワイのピアノで、はっとするようなピアノやピアニッシモの美しい音を出されます。
当然の事ながら学業の方も超優秀でな方です。Twitterでは今どきの男の子ですね。
https://largomusica.com/sawadasougoryousin-1928
関係ないですが、息子の高校時代にピアノがものすごくお上手で(コンクール出場レベル)東大に行かれたYさんが同じ学年におられましたが、その方にそっくりで驚きました‼
IQが高い男性ってこういう顔つきと体型の方が一定の割合でおられます。なので、神戸時代、東灘区を歩いていても、息子の学校の男の子の集団はすぐに判別できました。(ホント皆さんそう言っておられます)
という感じで、色々(お母さん目線で?)感情移入して観てしまいます。
結局、一次予選を通過した45名のうち日本人の方は、以下の8人となり、国別に見てもかなり多い方で、今回の日本人のレベルの高さが窺えます!
二次予選は今日9日から始まり、日本時間で明日から日本人の方も登場されますので、皆で応援しましょう!YouTubeでショパンコンクールのliveや録画によりベストな映像と音響で観られるようになるなんて何て幸せなことなのでしょう・・・
初めはかてぃんさんばかりに目がいっていた娘も、学校から帰ってYouTubeでショパンコンクールの録画やライブを見るうちに、他国の参加者にもお気に入りができたようです。
まだ海外の人の全員まで聴く余 裕がありませんが、更に人数が絞られてきたら更にお気に入りが増えることと思います。
やはり、このところアジア勢は優秀で、中国、韓国は強者揃い、今年は台湾の参加者も大きな期待を集めて おられます。
予選が進むごとに、半分の演奏者が涙を見ることになりますが、審査員の好みに合う合わないは大きいのです。
そもそもこの舞台で演奏できるということ自体が即ち「異脳集団」。そして、神から選ばれ愛された人であり、とてつもない音楽の才能とそれを開花させる環境に最高に恵まれた人生を送られてきたということですから、その才能を人類の幸福のために使って頂けるとありがたい限りです。
さぁ、もう数時間後の深夜0時40分くらいから沢田蒼梧さんが日本人のトップバッターとしてショパンコンクールの第二次予選に臨まれます。
夜中で見れませんが、沢田さん、新藤さん反田さんが、そして夕方にはライブで聴けるかてぃんさん、牛田君が登場します
第18回ショパン国際ピアノコンクール第2ステージの演奏順と配信リンク早見表!|音楽っていいなぁ、を毎日に。| Webマガジン「ONTOMO」
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うちではまだ当分、一流ピアニストたちによる毎日の贅沢なショパンメドレーコンサートが流れることになるようです。
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