前回の「睡眠障害治療薬」についての続きです。
娘が昨年、中3の終わりに受験もせずに入院していた睡眠障害治療の先生によれば、「数あるメラトニンサプリから、メラトニンの純度が高いものとして選ばれた」のがこちらのようです。
【ナトロール社のメラトニン】
画像を小さくする技術がないため不格好なところですが、娘は、一錠では寝すぎてしまうため、これを半分に割って飲んでいます。(1.5mg)
病院では、寝る時間の30分前に飲んで、それからすぐに布団に入り電気を消した状態で眠気が出るのを待つ、という感じで過ごしたようです。
ここでの生活は、早起き、スマホ厳禁、日中眠くなっても20分までの睡眠、サウナ、エアロバイク、散歩と運動というような規則正しい健康生活を絵にかいたような生活だったため、睡眠治療薬としては効果が穏やかなメラトニンでもそこそこ寝つけていたのです。(娘は起床時間、昼寝の回数、運動等、他の子供さんよりもかなり緩いメニューを組んで頂いておりました)
なんと日本でメラトニンが処方されている‼
前回の記事を書いているときにネットを調べていたら、「メラトベル」というメラトニンに似た名前を発見!
なんと、2020年の6月から日本でも処方薬として実際に使われているらしい。
小児精神科医師の待望の処方適用と言われています。
「やっとメラトニンが日本の病院で処方されるようになった!もう海外から取り寄せる必要がなくなった!」
と喜んだのも束の間・・・
これ、適用に関してものすごくたくさんの制限があるではないですか・・・
「6歳~15歳までの神経発達症に伴う入眠困難の改善」に限られます。
なので、娘はもう年齢的に対象外で、やはり触れましたロゼレムか、海外から取り寄せのメラトニンという選択肢しかありません。
神経発達症とは、「発達障害(自閉症スペクトラムやADHD)や精神遅滞」のことだそうです。現在のところ、考えているよりの多くの子供が該当するのではないでしょうか。そしてグレーゾーンの子供も多いですが、その場合は処方はして貰えるのでしょうか?
いずれにせよ娘のようなPTSDによる不眠には処方することができないので(年齢的にもアウトだし)、この間のKF病院の診察室では選択肢に入れられなかったのも納得です。
しかしながら、このメラトベルと同じメラトニンが、入院していた子供の睡眠障害の病院では推奨されていたことから、メラトベルも同様に必ずしも神経発達症でなくとも睡眠改善には確実に効果はあるように見受けましたので、今後もう少し処方の範囲を広げられることを期待します。
スポンサーリンク
薬価がネックかも…
しかし… この『メラトベル』、もし処方可能だったとしても、薬価が高いみたいです。
薬価は、1g207.80円!
投与量を調べてみたところ、
「用量としては一日一回1mgを就寝前に経口投与し、症状により適宜下増減しますが4mgを超えないように調整していきます」
とあります。
よって、「 207.80円に自己負担割合(通常は3割)をかけた金額が患者さんの自己負担になり、薬局では、これにお薬の管理料などが加えられて請求される 」ので、やはり、そこそこの金額になりそうです。
一ヶ月で2000円〜3000円くらいになるのでしょうか? これだと随分高いですね。
それなら、ナトロール社のメラトニンを取り寄せてピルカッターで割って飲めば10分のの1以下の出費で住むことになりますが、何故、処方薬のメラトベル、そんなにお高いのでしょう?(もし計算が間違っていましたらご教示ください・・)
☆ナトロール メラトニン、3mgなら、半分に割って 120日分
☆ナトロール メラトニン、5mgなら、1/4に割って 240日分
ビタミン剤なども一緒に買って20ドル(日本円で2000円と少し)を超えると送料も無料になるので、絶対にこちらのほうがお財布には優しいのです‼
でも子供の場合、自治体によっては小学校(中学校)の保険診療の医療費の助成があるところも多いので、そういう場合は迷わずメラトベル一択になりそうです。
スポンサーリンク
メラトニンの効果いろいろ
メラトニン(メルトベル)についての情報と詳しい解説は、前回も参照させていただいた「住吉こころみクリニック」さんのこちらがよくまとまっています。
そして、ネットでメラトニンの情報を見ていましたところ、睡眠改善の効果のみでなく、抗酸化力(活性酸素の除去)、免疫強化、アンチエイジング、癌の進行の抑制や認知症の改善、放射線治療や抗がん剤の副作用の緩和、更に脂質や糖の代謝を高め血中コレステロールを下げインスリンを抑制にもなると言及されているお医者様のページが多々あり、読みふけってしまいました。
一方、フランスではメラトニンは第二次性徴を遅らせることから13歳以下の子供には処方されないように、子供への投与は慎重であるに越した事はないと思います。
(メラトニンが第二次性徴を遅らせるということは、反対に言えば、睡眠不足の子供は第二次性徴が早くなり身長の伸びも早くとまってしまいがちだと言われることの裏返しなのでしょうか・・・)
✳メラトニンは免疫力増強するため、自己免疫疾患(リウマチ等)や免疫細胞の腫瘍(悪性リンパ腫や白血病)の人は症状を悪化させる恐れがあるということです。
読むだけでも面白いです☟
実に心惹かれる内容であります。 私の歳ではメラトニンの低下が著しいため、質の良い睡眠を得るため+αにちょっと飲んでみようかな、と思ってしまいます。
「脂質代謝が落ちやすい40代50代女性では、その面でもメラトニンが重要な役割を果たす」ということですので…
話は大幅に逸れましたが、娘も寝つきを良くするためにメラトニンを少量飲んでいますが、思いがけずも、睡眠以外にも免疫力を高めたり、検査被曝の影響を抑えたりする効果があったのかもしれません。素人の勝手な想像ですので、興味を持たれた方はご自分で副作用の事などもよ~く調べてご判断くださいませ。
頑張る娘に皆様の「一日一善」の2つのクリックをよろしくお願い致します!☟
🌸読者登録はこちらから🌸