娘は、大きなところだけでも6つの病院に通院や入院の治療をして貰っているため、弁護士さんを「代理人」と認める同意書を添えて、それら全ての病院へ開示請求を行って頂いた。
早速、弁護士先生(A先生)の事務所の方に、福山の病院から届いたのだそうだが、その書類の中で、「通院、入院の日付け」がわかりにくいところがあるそう。
それをこちらに送付するので、書いてあるかどうかを確認し、マーカーでチェックして送り返して欲しいとのことだった。
2、3日して、電話帳のような厚さの荷物が弁護士事務所から到着した
開封すると、福山の病院の、入院・通院記録の束だった
パラパラと捲ってみると、検査や入院時の細か~いことが用紙に延々と記録されていた。
まさに「入院日誌」だ。娘がどんな様子だったかは勿論、私が看護師さんと話したことまでも全て書き残してある!
懐かしい思いが蘇る・・・
2019年11月、初めて、ブラッドパッチ後の効果を感じた日の娘の様子。私は簡易ベッドを横に置いてもらって寝泊りしながら付き添っていた。
「脳脊髄液漏出症」という感動で震えた診断所見・・・
もっとも、このような画像のあるページは僅かであり、医師の所見やカルテのような重要性のあるものは見あたらなかった。
病院に送ってもらった開示請求書には、
「貴病院における治療に関する情報の診療録(カルテ)、看護記録、検査記録その他関連資料一切の開示および写しの交付」
とあるので、弁護士さんの手元には一番大事な画像データなども送られてきているのかもしれないが、そのようなものを素人が見てもわからない気がするのだが、何に役立つのか…
今こちらの手元にあるものは訴訟においてどのように使用されていくのか、まだよくわからない。しかし、福山のこの病院の事務の方々は、このような訴訟に使われる書類の用意には慣れたものであろうし、毎度「開示」の依頼があれば同様の資料をコピーして送付されているのだと思う。
まぁ、そんなところだが、驚いたのがこの情報開示の請求額が1万円!
病院6つだと一体どうなるのか…? まだ何にも始まっていないのに費用はこんな調子で嵩んでゆくのだとしたら、今後の経費は考えるだに恐ろしい。
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ところで、脳脊髄液減少症の専門医師は少なく忙殺されておられる方ばかりだ。なので、勝ち目がほとんどない訴訟の意見書を書いたりするのを嫌がられる先生方は少なくない。
福山のM先生は、そうすることが妥当だと思われる時期が来れば、先生のタイミングでOKを出して頂ける実に貴重な方なのである。
娘の場合も何回か、私が打診をしてみたのだが、その度に
「お母さん、娘さんがこんな状態なんだから、今はそんなことやっている時期じゃないでしょう…」
と諭され、前回の昨年7月の入院でやっとOKを頂いた感触を得たのである。
思えば、このM先生の診察室から、多くの同病患者さんが、自分の身体を、生活を、人生を変えられてしまったことに対する「正しい法の裁き」を求めて同じ道を通って行かれたのだ。
茨の道となるであろう、この一本の道を・・・
私たちの出発点となったM先生のあの日の同意から半年が経ち、民事訴訟の時効まであと1ヶ月と少しとなっている。
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