神戸時代に、下の業者の工事でマンション2階の部屋を「毒部屋」とされ、住めなくされたことで第一回調停が10月中旬にあった。
その後、弁護士先生から、相手方が提出した「空気調査資料」のコピーが送られてきたのだが、それをみて目が点になってしまった。
問題は、相手方による「事故当時の状況説明」の部分である。
具体的には、2度下から化学物質が上がってきたことで、家族全員がシンナー中毒になり、直後の部屋のホルムアルデヒド濃度が、想像もしたくないが、基準値の10倍は超えていたであろう環境になってしまっていた。
しかし、なんと相手の証言には、私たちからのクレームはなかったことになっている。
実際は塗装工事開始直後、息子が術後1週間で安静にしていた畳部屋の床からシンナー臭が上がってきて息子は嘔吐。私がすぐに下の作業場所に確認に行き話をして、社長に連絡を入れてもらい、ホテルに避難するように言われたのだ。
遠慮してホテル2泊で帰ってきても、まだシンナー臭は家中に漂い、ベイクアウト(ストーブで毒を炊き出し)や換気を全力で行いながら、和室から一番離れた部屋で親子三人夜を越した時点で、皮膚の湿疹、頭痛、吐き気、のどの痛み、目の充血、だるくて眠くてたまらない神経症状、下痢というVOC中毒症状のオンパレードに苦しめられ、これは京都に避難しようと思った矢先、2度目の被害に遭った。
下に飛んでいっても、施工会社の職員は信じてくれず、「では来てください」と上に引っ張って行って家の中まで上がってもらい、強いシンナー臭を確認してもらった。
そしてその場で社長に連絡して、「またホテルに避難してください」ということになり、そこで3泊して、私が毎日ベイクアウトと換気に通っても、家の臭いは取れない事から、ホテルからそのまま京都に帰ることにしたのだ。
それが、相手方の施工会社は調査報告書にこう書いている。
「一度目は、前のスーパーから連絡が入りかけつける」
「二度めの塗装の際は、クレームはなし」
「被害者宅に上がったことはなし」
なんと、私たちからのクレームがあったことは消され、おまけに2度目の被害の日までもずらされていることがわかった。
これはまるで、こちらがホテルに家族で「避暑」に言った代金を難癖つけて工事会社に支払わせようとしているというシナリオにされているようではないか?
術後1週間で絶対安静の息子を連れて、近くのホテルに避暑にいくなどという親がどこにいるというのだ? このような不自然極まりない事態が捏造されているのだ。
しかし、この嘘が嘘だということの実証は不可能に近い・・・
この施工会社の社長は女性で夫亡き後、一人で会社を切り盛りされている。ホテルに避難中も果物かごをもってお見舞いに来てくれて、喫茶店で飲み物を飲んでもらいながらよもやま話をしていた。
完全に良い人だと思い信じきっていたのに、嘘、捏造で挑んできた。弁護士が知恵をつけたのだとしたらとんでもない悪徳弁護士だ。
人間不信はもうとうに免疫ができていたが、「学校事故」でなくてもお金が絡むと皆嘘をいうのだとわかった。
何よりも許せないのは、この女社長、事故後1ヶ月ほどしてからの空気検査の結果の数値はどう頼んでも見せてくれなかったが、「有害物質はなかった。もう住んでも大丈夫」というようなことを言っていたのだ。
で・・・
今回初めて開示された数字では、ホルムアルデヒドが基準値の3倍であったのだ‼
この社長、こんなところに子供2人、それも一人は弱り切った病人を住まわそうと思っていたのか?当時は孫が生まれたばかりだそうだったが、自分の孫は目に入れても痛くないほど可愛いが、他人の子供なら、毒を吸って病気になろうが死のうが平気なのか?
*ホルムアルデヒドは、有毒指定の物質であり、日本の基準値は高め。発癌性物質であり、基準値(0.08ppm)はシックハウスの症状を考えて定められているが、発癌性を考えるとその7分の1くらいの量でも危ないということである。
塗装工事後1ヶ月経ち換気を死ぬほど行った後でのこの空気検査では、0.25ppmとなっていた。因みに、その少し前に保健所に来てもらって測った数値は、0.32ppmというものであった。だとすると私たちが2度の事故の合間に住んだ数日の濃度は、オソロシイものであることは間違いない。
これに関して、相手方の弁護士が、「十分に換気をすれば、住める状態であると考えられる」みたいな文言でまとめていた。そう言うなら、この高濃度の有毒発癌性物質が充満するの部屋にこの人の子供を送り込んでやりたい気がした。 この(悪徳)弁護士とは今度の調停で初顔合わせだが実際にそう言ってやろうか?
この後、引っ越しをするまで、あらゆる公的機関にを当たったがどこも力を貸してくれなかった。そうして、前にも書いたが別の場所に住みながら、事故から2月近く経ったある日、防災士と1級建築士に来てもらい毒部屋の調査をしてもらうことになった。
この2人で、息子の寝ていたシンナー臭の発生場所の畳を上げ、床板をはずしてもらったところ・・・
防災士は、気分が悪くなりよろめきながら手をついてしまった。
一級建築士は、「心臓のあたりが痛くて苦しい」と言い、作業をやめてしまった。
大の男2人に、このような異変が起こった。ここで、もう待つのはやめようと思い、引っ越しのための部屋を探し始めたのだ。
書けば簡単だが、苦渋の3か月だった。家主としての責任を果たさぬ「ならず者」と、管理費だけは取って何も動かない管理会社(家主とグル)謝りも来ない施工主の下の店の人間、そして、唯一まともだと思っていた施工業者にもずっと欺かれ続けていたということが今回判明。
相手の嘘を証明するための労力と時間だけが過ぎ去る。現実として、精神衛生上非常に劣悪な時間を過ごしていて、もう嫌気がさしてきたが、「学校事故」はこんなものではないのであろう…
普通の穏やかな精神生活に戻れるのは一体いつのことだろうか? 第二回調停は今月末である。
(また長くなってしまった…)
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