Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

脳脊髄液減少症 ≒ 泣き寝入り、の現状

  天気が崩れ気味の今日でしたが、娘は無事学校に戻ることができました。

毎日登校していた娘が初めて休んだ昨日は、心配してくれた友達一人から夜にメールが来たそうです。転校してきた新入生の生徒さんで、娘は、「転校してきたばかりで一日会っただけなのに、私のことを心配してくれるなんて人間ができた子やなぁ…」と、ひどく感心していました。

 

 

皆、弁護士を探すのに一苦労

 

脳脊髄液減少症に話を戻しますが、学校事故によるものであれ、交通事故によるものであれ、被害者となってしまった結果、職を失い、学校生活を失い、社会生活を失い、娘どころではない病状の重さに苦しみ、身体を起こすこともままならぬ状態で、毎日激しい身体的痛みと精神的な苦痛に耐える生活を送る方は沢山おられます。

 

こんなひどい状況にあっても、治療は一部しか保険で賄われず、働けないので生活は困窮し、ブラッドパッチすら受けられず、重症のままの方もおられます。

 

この責任を取ってもらおうと、訴訟をしようにも、まず弁護士が引き受けてくれません。なぜなら、脳脊髄液減少症の訴訟は「勝てない訴訟」という認識が弁護士界にもあり、実際私も、何人も何人も断られました。

 

神戸市に事務所のある、全国的に有名ないじめ問題の専門家の先生なら、学校事故で家族丸ごといじめを受けているような私たちを救ってくれるのではないかと、他の力のある弁護士さん経由でお願いしましたがあっさり断られたのです。

 

その当時、神戸で住んでいたマンションが下の階のお店の大改造で、化学物質がおそらく阪神大震災時の亀裂を伝わり上に昇ってきて、私たちの部屋がシックハウスになってしまい住めなくなったのですが、その件をお願いしていた弁護士さんも、娘の学校事故は引き受けてくださいませんでした。

 

この弁護士さんは、かつて娘の憧れていた長田高校の生徒会長をされていた、社会派の行動力の塊のような方です。全国の災害被害者となられた方の住居問題の支援のために全国を飛び回り弱い立場の人を助ける正義の味方のです。

 

しかし、この弁護士さんをもってしても、娘の脳脊髄液減少症の案件には気乗りがしないようで、曰く「この病気の専門知識がないので、経験のある弁護士さんに任されるほうがいいですよ」ということだったのです。


そして、脳脊髄液減少症を扱った経験のあるの弁護士さんを、患者さん経由で探し出した時には、「この事務所なら大丈夫!」と太鼓判を押して頂きました。

 

娘のように、発症の因果関係がわりとはっきりしている場合でもこんな感じでした…

 

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引き受けてくれたとしても…

 

そして、例え、引き受けてくれる弁護士さんがいたとしても、それを訴訟にまで持っていくのは大変なのです。

 

交通事故での発症の方ですが、一度引き受けてもらい着手金を払ったにもかかわらず、結局断られ、

「お母さん、こんな勝ち目のないことに時間を使うよりもパートにでも行かれたほうがいいと思いますよ」

と言われたということです。

 

勝ち目がないと思った時点で、断ってくるのはある意味良心的なのかもしれませんが、患者側としては、多大な失望感を味わわされるのです。

 

事故と症状が発症して病院で診断された日が近く、画像診断の基準をしっかりと満たしている案件しか相手にしてもらえないというのが現状です。

 

 

訴訟になっても悪意との闘いに晒される

 

訴訟と言っても実際は、被害者側の弁護士と、加害者或いは責任者側の保険会社の弁護士による代理戦争のようなものなのです。そして当然のことながら加害者側の保険会社は全力を挙げて、この哀れな犠牲者家族側に反論を掲げ苦しめるのです。

 

そして、その論拠となる医師の意見書や論文と言えば・・・

「直接にこの病気治療に関わり、病院をたらい回しにされてきた患者を救済している神様のように善良な医師」に対し、アンチテーゼを掲げ治療の足をひっぱり、保険治療の完全実現を遅らせ、疾病認定のガイドラインを現実離れして厳しいものにしている、患者の立場から言えば「悪徳医師」のものであるのです。

 

財力のある保険会社からこれらの医師たちに何らかの働きかけがあるのではないかと勘繰ってしまします…

 

実際に治療効果を上げている治療法(ブラッドパッチ)も認めていない医師も沢山いる中、本当に僅かな数の医師が、身を削って脳脊髄液減少症に取り組んでおられるのです。

 

この病気の第一人者である熱海病院の先生は、もう70代のご高齢ですが、最近受診された患者さんによると、

 

「すごく混んでいて、この間の診察の終わりは夜の11時だった」

 

ということです。新患さんは、1年半待ち(子供は優先されるのでもう少し早い)という状態です。

 

脳脊髄液減少症の認知が高まるにつれ患者さんの数が増えていますが、実際に必要な治療ができる医師の数が増えていない印象を受けます。

保険制度もあいまいで、保険会社とのせめぎ合いも過酷な病気であるため、専門医が育たないのでしょうか…

 

結果的に患者さんがちゃんとした専門医のいるところに集まるので、医師は治療に忙しく、よって、訴訟に必要な「医師の意見書」をお願いしても、良い顔をされない、或いは、初めから「訴訟の意見書は書かない」という医師もおられるのです。

 

勝つ見込みの少ない訴訟に力を貸してくれる弁護士と医師を見つけられず、人生を台無しにされても、法律に訴えることすらできない患者さんのどれだけ多いことか…

 

最後に先日の読者さんのコメントをご紹介します。

 

おはよ(^-^ うん。髄液漏と言う世間でも認知されて無い病を抱えた上に日教祖相手だな(^-^ 自分たちの都合の悪い事は、「知らぬ存ぜぬ」を通す輩だからなぁ 頭がデカイだけで…そこは、髄液漏を否定する医師となんら変わらんのだよ(^-^; 私も、散髪屋サン長らく行って無いなぁ 椅子に腰掛けてらんないから(^-^; お家でバリカンだわ(^^

 

 脳脊髄液減少症で重症となった患者さんは皆、「自分たち、或いは子供たちの奪われた人権」を法の手によって回復することがどれだけ苦難の続く「茨の道」を歩くことになるのかをよ~くわかっておられるのです。

 

 

 

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