Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

「2019年7月11日の思念」は昇華されたけれど「娘の苦しみ」は現存している

昨日も、多くの方に訪れて頂きありがとうございました。

 

いつものブログ村(sickblogmura、 babyblogmura、 englishblogmura)や、はてなブログ以外に見慣れない参照元が表示されていました。

rikeinews.blog.jp というところから大量に来られていましたが、何なのでしょう…「理系ニュース?」なのかどうかわかりませんが、ここに昨年の記事が貼られたようです。

 

それは、私たちが苦しみの中に合った2019年7月11日の記事でした。

こちらです。 

事故後の、相手方(加害生徒)のご家庭の態度がどのように変化していったかを淡々と記しています。

 

この記事のような「思い」を文章にするまでに、1年と4か月の筆舌に尽くしがたい苦渋の期間を耐えてきました。なので、この記事にはそれなりの「重い思念」が含まれています。

 

記事を読まれた方は、

「自分の子供にこれだけのことをされたのならば、恨みや怒りは消えないのではないか…」と、想像される方が多いと思いますが、この記事を書いた時点での私もそう考えていました。

 

しかし、今は不思議と、恨みや怒りの感情に捉われて我を失いそうになる、ということは不思議とほぼ無くなっています

 

この記事の前後から、私たちを酷く扱った人間以上に、私たちを大切に受け入れてくれる心暖かい人々に巡り合い、「確実に心が癒されたこと」は私の怨念渦巻く心を確実に鎮静してくれました。

 

「共感や愛が大きな癒しになる」ことを身を持って知りました。

 

そして、母の死に際し、不思議な現象を体験して、死がすべての終わりではないことを感覚的に掴んだことにより、娘の人生を、もっと長い目で見られるようになったことも理由の一つかもしれません。

変に聞こえるかもしれませんが、娘の「この人生」は苦労して進むことになるかもしれないけれども、それが何かの意味を持つ、という感覚です。

宗教や精神世界の人々の間では、まことしやかに語られていることですが、そういうところとはある程度の距離を置いていた私にも、そう思えるような瞬間が訪れることがあったのです。

 

しかしながら、

今もし、あの時の状況を書けと言われれば一句たがわず同じ言葉で綴っていたと思います。なぜなら、それは事実であり、ブログとして公開する以上、嘘偽りや誇張はなく、客観性をもって綴ったものである以上、あのようにしか書けません。

 

でも、今はあの頃のような、娘の活路を見出すための火事場の馬鹿力のようなエネルギーの噴出はもう見られず、あのような心理的に負担のかかる記事はもう書く気が起こらないのです。

 

だからひしひしと思います…

あの大変だった時だからこそできた、事実の記録を残しておいてよかったと。

 

「あの大変だった時」の前の1年は地獄の業火に煽られ、鬼どもに責めさいなまれているような毎日でした。それを、「決死の覚悟で」新聞記事とブログにより社会に助けを求めることで、事態は少しずつ好転していました。

 

ただ、娘の病状は変わらず、進学の問題だとか、付随的なことで大変ではありましたが、その以前のような「死ぬほど大変」ではなかったから、2019年7月11日のような私と娘の心が詰まった記事を書くエネルギーがあったのです。

 

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昨日この記事を見たrikeinewsblog読者の面々の中には、この辛い時期の記事を読んだ後、おそらく最新の娘の状況を知りたいという欲求に駆られ、最新のページに飛んだ方もおられたでしょうが、「予想に反して」発表会でバイオリンを弾いている娘の画像や、私のテンションが高めの語り口を見て、どういう感想を持たれただろうか?と、少し考えてみたのです。

 

一度は寝たきりにまでなって、勉強できない脳の状態になって、人生計画が滅茶苦茶になって、なお残存する症状に苦しめられている現状は変わらないのですが、一般の人はどのように映るのかを客観的に想像すると、次のような感想を持たれる方も多いのかもしれません

 

「なんとか学校に通えるようになってよかったじゃないか…」

 

それはYESでありNOでもあります。

 

加害者側への怒りや恨みという気持ちは、今までの長い「苦労のち時々喜び」の年月の中に昇華はされましたし、一番体調が酷い時を考えれば今の娘が外を歩き、学校で勉強できていることは確かに夢のような姿です。その意味では”YES”

 

しかし、娘は、この不自由な心身で、一番大変な大人になるまでの期間を渡ってゆかなければならないのです。そして、その後の人生も今のままでは暗いものしか見えません。

私がいくら恨みや怒りから解放されたからといって、加害者や学校は、娘が現在そして今後生きてゆく苦しみからは解放されることはありえません。

 

なぜなら、それは現実として存在している「苦しみ」であるからです。

 

1時間毎に寝込んでしまうような酷い頭痛と吐き気が襲い、一日に10時間以上しっかり寝ないと脳が覚醒しない、すぐに疲れてしまう、頭が以前のように働かない、髄液漏れが続いていることから運動もできないような状態 

 

こんな状態の子供の世話を毎日している身としては、前掲の問いに対しては、

No! をつきつけるしかないのです。

 

 

 

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