Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

「2分の1」の年齢と「2分の1」のバイオリンで弾いたあの日と同じ曲を弾く~ 2020.発表会②

発表会から一夜明けた昨日は、娘はいつものことですが、私も疲労困憊で死んだように昼過ぎまで眠ってしまい1日だらだらと過ごしてしました。「娘の脳からくる疲労感はいつもこんな感じで起きられないのかなぁ」と、ふと思いました…

 

前回の続きです 

ここまでの困難な道程

今年6月にバイオリンのレッスンを2年4か月ぶりに再開するまでに病状が回復した娘。

ほぼ同時に高校の方がオンライン授業から登校に切り替わり、必死の思いで7月10日までの授業をなんとか乗り切りました。7月15日に福山に入院しブラッドパッチ手術を受けて、その後1か月は安静期間でありましたが色んな症状がぶり返し、やっとバイオリンを触れたのが発表会の1週間前。そこから1回レッスンを受けたものの発表会の3日前から頭痛で寝込んでしまうという、こういう散々な状態で当日を迎えていました。

 

そこそこ難しい曲を弾くのに、バイオリンに触ったのが実質1か月くらいで「人前で弾けるレベルに仕上がるのか?」と冷や汗が出る思いをしましたが…

 

結局、間に合わず現状で出ることになったのですが、「参加することに意義がある」とのスローガンで発表会出場を決めましたので、考えてみれがその点は全く問題なしです。

 

前回の記事で書いた通り、リハーサルは緊張しすぎて大変な状況でした。やはり舞台には出続けていないとだめですね。余裕のない顔をして弾いていました。

先生や多くの演奏家の方のように、音楽に陶酔したような表情で弾けるようになるのは本当に大変なことなのだと実感します。

 

娘としては、当然のことながら不本意な仕上がりで、「こんな下手で音がずれまくっている演奏をブログで晒される身にもなってよ…」と、いつものように文句を言いますが、病気の回復の過程として記しているので、そこは我慢してもらっています。

編集するときは、バイオリンの動画をイヤホンで聴かないと、娘がんとに吐きそうになるから、自分の部屋に言っとくわ!」と、クーラーのない部屋に逃げ出すという事態にもなっているのです。

 

「不本意な状態」を一番わかっているのは娘です。でも、(コメントを下さる方は)皆さん、娘の状態をわかって頂いておりいつも思いやり溢れる言葉を届けて下さるため、娘もその点は安心できているようで、実にありがたい思いで一杯です。m(__)m

 

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本番が始まった

一つ目の2重奏の出番は3番目なので、客席の椅子に座って待ちます。

そして、時間が来ました。曲は、Bachの「2つのバイオリンのための協奏曲」通称「ドッペル」です。

本来は、他の生徒さんがご兄妹で弾かれるはずでしたがコロナのために帰国ができなくなり、わりと最近に先生から「一緒に弾いてみない?」と打診されたのです。

 

体調的にしんどいかなと考えましたが、大昔に一度発表会で同じ先生と弾いたということもあり、なんとかなるだろうと娘が決めました。

 

時は8年前に遡ります☆彡

この曲を弾いた小学2年生の時にビデオカメラに収めた動画がテレビの中に残っていました!娘にもこんなに可愛く元気な時があったのだなぁ…と懐かしい思いで一杯になりました


「2分の1」の年齢と「2分の1」のバイオリンで同じ曲を弾いたあの日

 

小さいころは皆さんそうですが、緊張もなくのびのびと弾いていましたねぇ…。客席やカメラの方をチラチラ見ながら、途中では口元に笑みさえ浮かべるという余裕感。この年の発表会はソロの曲が結構大変だったため、これは余興的な扱いで弾きましたのでそれなりの仕上がりです。

でも、この頃は、京都から大阪中華学校に毎朝7時の電車に乗って片道1時間半かけて通っていたことからもわかるように、本当に元気でエネルギー一杯でそれが画面から伝わってくる気がします…。

 

今の年齢の2分の1の8歳、バイオリンも今のフルサイズの半分の1/2サイズ。

バイオリンも「ゴロ良く」は2万円の鈴木の中古を使っていました。先生のバイオリンとは音量が違いすぎるので結構離れた位置で弾いていたのでしょうか。

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  ↓ 8年後… ↓

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そして、年齢が2倍(16歳)になってバイオリンの大きさも2倍に、娘の身長も2倍ほどに見えますが、その今回の発表会の演奏がこちらです


2020.8.22 発表会 Bach「ドッペル」

 

 先生とは合わせをしたぐらいなので、曲の仕上がりについては不問にしますが(8年前とどちらが上手かな?…)、素晴らしいピアノ伴奏と低音バイオリンパートを担当の先生という、プロの演奏家2人にここでも「支えられて」、なんとも贅沢な音楽の創造空間に身を置くことのできた感激を娘は感じていたでしょうか?

 

それとも、8歳の時のあの舞台で、小さいバイオリンを精いっぱい鳴らし、好奇心いっぱいにきょろきょろと周りを見回しながら弾いた後、拍手喝さいを浴びたあの時の嬉しい気持ちを思いだしたでしょうか?

 

緊張でそれどころでなかったかもしれませんが、私の方は、この3年間の娘の姿が走馬灯のように目に浮かびマスクの下で涙が溢れておりました。

 

  

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