昨日、福山の病院から娘を連れて帰りました。
この中で省略した退院前診察の部分です。
主治医のM先生からのお呼びがかかる
娘は、術後、食事とトイレ以外はずっと寝ていて立つとふらつきがあるため、車椅子を借りて遠く離れた診察室まで運びました。
娘の順番が来て診察室に入り挨拶とお礼。
M先生、診察室の中では友好的態度(^-^;
「どんな感じ?」
と聞かれましたが、娘は、
「まだ起きている時間があまりないから、前とあまり変わりません」
と、率直に答えます。
先生、「やることはやったから、様子をしばらく見よう」ということで、診察が終わりそうになりましたが、(°д°)
「そうそう、ここまで入ったから…」
と、CT画像を開かれました。
ブラッドパッチをしたところの画像を見せてもらいましたら、本当に、頭蓋骨が乗っかっている頸椎のてっぺんの尖っている骨(第一頸椎)の内側に血液が入っていました!
この位置までブラッドパッチができる病院は、日本広しといえどあまりないのではないでしょうか?
京都に来てから、別の用事で近くの脳神経外科に行ったときに聞きましたら、「第一頸椎へのブラッドパッチは普通はやりません」ということですから、第一頸椎から第二頸椎にかけての内側はカテーテルでないと怖いところなのだと思いました。
(今回は福山の脳外科のM先生と、岡山の麻酔科I先生のコラボの施術でした。明石の病院でもここはI先生を呼んでのカテーテルだと思います)
そして、M先生曰く、
「ここまで(血液が)入っていて、よくならないはずはない!」ということです。
娘が主張して入れてもらった腰のほうへの言及がなかったため、「腰はどうでしょうか?」と聞きましたら、
「そこはどうでも(ぃぃ)…」と言いかけて、「第4腰椎までしっかり入ったからもうしっかりできている」と、説明していただきました。
先生の中では今回は第一頸椎の内側が狙いだったということでしょう。この箇所への施術はまだであったようですので。
今回で6回めという、標準よりかなり多い回数を重ね、頸椎の13か所くらいに針を入れてブラッドパッチを施しました。寝たきり廃人状態から社会復帰、学校復帰を目指して頑張ってきましたが、もうこれ以上の施術は当分はしないつもりです。
もうこれ以上は無理です
娘の現在の状況は、良くなっているのか変わらないのか、本人も言うように安静期間ということでまだ分かりません。
食欲は、動いていない割には食べています。
昨日は疲れたのか、帰宅後爆睡していました。
気になるのは、「頚椎のカテーテルパッチをしてから首が痛くて自由に動かせない」という症状が続いていることです。
今までにはなかった痛みだそうです。
ここで言わせてもらいます。
私は疲れ果てました・・・
私は、2年と5か月の間、多くのものを犠牲にし、自身も鬱にされてしまいながらも心身を鞭打って親としてできる全てのことをしてきました。そして娘も、ひどい境遇に置かれながらも文句ひとつ言わず健気にそれに応えてくれました。
M先生が言う通り、「もうブラッドパッチをする箇所がない」までに娘の脊髄は、脳の真下の第一頸椎から、「普通はここまではしない」という尾骶骨の下まで、びっしりと針を刺して施術をした軌跡がCT画像に残されています。
それに加えて、睡眠障害治療、民間治療、サプリなど、多くの試みを経てやっとここまで来ましたが、もうこれ以上私が抱えるのは無理と判断します。
娘も、可哀そうに、ここまで治すために、何回も痛い思いをして、子供には非常に危険な被曝もしまくってきました。
我慢をしすぎてもう痛さとか辛さに対して心が麻痺しているような状態です。
施術による被曝及び後遺症の危険と、娘の今までの悲惨なQOLを秤にかけて、苦渋の決断を幾度もしてきましたが、もうこれ以上続けるのは忍びない…
なので、
もしこれで治らなければ、娘をこの状態にした方たちに、
「私ではもう無理です。後はそちらでよろしくお願いします。娘を元通りの健康な心身に戻して頂き、またこちらに返してください」
と、娘の身の上と将来を預けようと思います。
そして、娘を元の元気な体にするため、私がこの2年半でしてきたように、親身になって万策を尽くして頂き、娘が眠気も頭痛も脳疲労も記憶障害もなく、同年代の他の子供と同じように、好きなだけ起きてられて、やりたいだけ勉強して、なんの制限もなく運動もできる状態にしてもらえる日を楽しみに待たせてもらう所存です。
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福山の病院は県外には閉鎖です
昨日のコメント欄でもお知らせいただきましたが、私も昨日受付の方に直接聞きました。
脳脊髄液減少症患者の受け入れに関しては、近隣の方に限るということです。
例えば、ここは、広島なのですが、岡山はOK、兵庫から向こうは全部だめだとうこと。
数日前に掲載しました病院の通知にない県でも、受け入れ不可だそうです。
例えば、滋賀県は感染者数は少ないですが受け入れられないとうことです。
M先生によると、「悲観的にならなくても大丈夫、数か月したらまた再開するだろうから」
だそうです。
福山の患者の皆様が一日も早く治療の機会が得られるよう心より願います。
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