Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

娘 Vs. 国際科カリキュラム … 学校が決まるまでの葛藤と諦念の忘備録 ⑦

 

公立上位校への進路が断たれていた娘にとっては、葺合高校国際科は公立高校最後の頼みの綱であり、2年秋のオープンスクールで見た姿も素晴らしいものでありました。

 

ここでは公立中学校から入ってきた英語好きな生徒、或いは英語が得意な生徒を伸ばす最大にして最高のシステムが用意されていたのです。 

(続きです)

 

葺合高校国際科のもう一つの顔

この学校は国際高校という名の通り、帰国生の受け入れもしています。思うに、地元の公立中学校から上がってきた日本育ちの生徒が英語を学ぶ上での起爆剤となるような存在なのかもしれません。レベル別の英語のクラスではなく、同じ教室で勉強を進めていくということでした。

 

日本育ちの生徒が英語を身に着けてゆくカリキュラムに参加して、既にネイティブレベルの帰国性は楽しいのだろうか?という疑問はありますが、日本人生徒にとっては彼らと同じ教室で同じグループで学べるというのは大きなメリットがあるのは確かです。

 

似たような事例ですが、有名私学進学校の中には(特に男子校)、中高一貫でありながら高校から入学する生徒も少数ながら取るところはあります。神戸市の某有名私立高校の先生は、そうする理由として、「中学から入って高校受験もないために中だるみ状態になった在校生に対して、熾烈な高校受験を経て入ってきた「新高」の生徒の存在はは大いなる起爆剤となる」と語られているということです。

 

そして葺合高校国際科でも、帰国生徒を積極的に入れる姿勢は外ならぬ、一般の日本人生徒にとっての英語のお手本であり練習相手となり得るというメリットがあるからでしょう。

日本語が不自由な帰国生は恰好の英語の練習相手になりますが、一方、日本語を覚えたい帰国生にとってはいい迷惑だったりするかもしれません…この場合、押しの強い方が会話言語を支配することになるでしょうが…

 

でも、2年の終わりごろになると日本の生徒も留学などを挟む子もいて、元々の適正と努力により、オープンスクールでプレゼンをした生徒のように、ディスカッションもそこそこできる生徒も出てくるのだと思います。よって、このあたりからは授業のレベルも実践的で高くなるのかもしれません(推測)

 

でも、そもそもメリットがないのなら、帰国生は集まらないと思うのですが、やはり帰国生ならではの特典があります。

帰国生徒は生徒は概して日本語が苦手なことが多いため日本語(国語)は別枠でフォローしてもらえる体制がしっかりしているということでした。

 

纏めますと、葺合高校というのは

①公立中学校で英語が得意な生徒を「英語を使って世界に発信できるまでにする」ための充実したメソッドとカリキュラムを備えている。6人もの優秀で面倒見の良い外国人常任講師に見て貰える完璧な「英語使い」を養成するシステムがあるのに授業料は公立なので安い

そして、

②帰国生にとっては、受験も楽で、日本語習得もきちんとフォロー体制があり、帰国後、日本社会に適応するための助走期間として籍を置くための選択肢の一つである上に、効率的である。何よりも、公立の授業料なのでインターや私学で帰国生の受け入れをしている学校とは比較にならぬほど親のおサイフに優しい! 

というところでしょうか。

さて、娘にはどうでしょう…

 

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国際科の先生と実際に話しをしました

 

そのような予備知識と、オープンキャンパスで見た生徒の生き生きと英語を話す姿への感銘も冷めやらぬまま、修了時に実際にここで教鞭を取ってられる先生とお話をさせていただいたところ確定したのは、(こちらの状況は話していません)

 

★授業は全てのレベルの生徒が同じ授業を受ける

★英語もクラス分けはしない、帰国生も同じ

★英語のできる日本人生徒への配慮は特にない

 

やはりそういうことでした。

そして、ここの売りに、「海外(インド)の高校生徒スカイプで意見交換をする」というのを聞いていたので、「既にコミュニケーション能力のある生徒は参加できますか?」と尋ねましたが、やはり3年生になるまではできないということでした。

色んな角度から、なんとか娘にとってのメリットを引き出そうと質問しましたが、絶望するほど何も聞きだすことはできませんでした。

 

そして、国際科に進むと普通科よりもずっと英語を重視したカリキュラムになるため、国公立大学への進学は限られたものになります。優秀層は、秋田国際教養、東京外大、阪大外語などへの進学が可能ですが、英語系でない学部に進むために効果的なカリキュラムではないため、中学生も葺合国際を受けるかどうかを決める時、ここがポイントとなるのです。

 

「ここで英語を自由に話せるようになって世界と交流できるスキルを身に着けたい、そして大学も国公立外語系か私大文系に進むつもりだ」という生徒には最高の選択肢なのです。

 

しかし娘にはどう見ても最適の環境だとは言えません。得られるメリットがあまりに少ない…同じ立場の親だとおそらくここを受験することは回避すると思いました。

 

そう判断するも、もう公立高校受験はこの葺合国際しか残されていない情況なのでした…

 

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