Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

「葺合高校国際科」に一縷の望みを繋ぐ ~ 学校が決まるまでの葛藤と諦念の忘備録 ⑥

続きです。

 

そして「葺合高校国際化」に望みをつなぐ

 

その2年生秋も深まる頃、私は色んな思いで煮詰まっていました。

そしてついに、それまで「誰からも一度も謝罪の言葉をもらえない」という正気を失いそうになっていた事態を終わらせるため、地域ボランティアセンター代表のNさんから紹介して頂いた行政書士さんを伴い、第三者立ち合いの下「管理職」と直談判を試みたところ、事故後半年を遥かに経過したこの時、初めて教頭から謝罪の言葉をもらうことができ、それをほぼ寝たきりになっていた娘に涙ながらに報告するなどの動きがありました。

 

そのような学校関係者に話をしに行く機会が何度かあったのですが、そのたびに私は娘が公立高校に入る為の最後の望みの糸を切らぬよう、先生方にお願いをしていました。

 

「今はもう葺合高校だけが娘に残された公立学校です。ここの国際科なら推薦してもらえれば、娘の英語力があれば、おそらく大丈夫です。娘が回復したら… 頼みますね …」

 

といった、言外の意味を沢山含ませたお願いを再三して、娘の身体と心と進路まで壊した責任の所在である学校ではありますが、関係が悪くなって推薦に影響することのないよう、丁寧に何度も頭を下げて、娘にとって最後の公立高校受験への望みが断たれることがないよう気をつけていたのです。

 

因みに、葺合高校国際科の推薦は、教科全体の成績よりも英語の成績、特に英検が重視され、「準2級」があればほぼ確実に推薦は貰えるらしいという多くの書き込みをネットで見ていました。

でも、正直心配だったのです。この時から1年半前に、娘が兵庫県の公立インター中学から受けた恐ろしい仕打ちがいつも脳裏に蘇りました。何でもありの「推薦、面接、作文試験」という学校側の考え方一つで合否が判定されることへの底知れぬ不安…

 

あの公立インター中学とほぼ同じ要素で構成される葺合高校国際科の受験でも、こちらには見えない黒い手により、「能力的に落ちるはずのない生徒が不合格の烙印を押されれ」娘がまたも教育機会を不当に失うことが起こりはせぬかと、そのような恐れ(トラウマ)は常に消えることはありませんでした。

 

なので、中学校の先生へ伝えたかった言外の意味は、

「推薦をもらえるのであれば、”被害者”であるのに病弱を理由で落とされたり、英検準2級の子を合格させて英検1級を落とすとか、かつて実際に起こった不可解な事態が再現され、この「可哀そうなあなた方の生徒」の行き場が無くなるような事態にならぬようご尽力ください」

という事だったのです。

 

面接や作文という、明瞭な客観的点数で合否が判定されない試験であることへの不安がある一方、もう既に学力試験で受ける事が不可能な立場となったからには、あとは運命に任せるしかないという気持ちでした。

 

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そして葺合国際科のオープンキャンパスに行く

 

 このような中、娘が進学することになるかもしれない葺合高校国際科の秋のオープンキャンパスがあり、学校は特に声をかけてくれなかったため、個人で申し込みました。

 

娘は当然行ける状態ではないため、私だけで参加しました。

当日、初めて学校に行くまで、阪急の王子動物園前で降り、美術館や瀟洒なお店の並ぶ街並みを山手に向かって歩きます。環境はとても良い地域にあるとわかります。

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美しい佇まいの神戸市立葺合高校

 校舎はまだ新しくとても清潔感があり、設備も整っている感じです。

会場に着くと制服を着た中3生でいっぱいで、やはり女の子が多い印象を受けました。

在校生の2年生数名からから学校紹介のプレゼンがありましたが、大変素晴らしいものでありました。短期の留学を挟んだ子もいましたが、

「公立中学校から入ってこのレベルになるため、この子たちはどれだけ英語への強い情熱を抱き、日々習得への努力を怠らなかったのだろうか…」

と、涙ぐみそうになるほどの感動を覚えながら、相次ぐ見事なプレゼンを聴かせてもらいました。

 

そして、英語のレベルのみでなく、これだけの観衆の前で堂々と話し英語でアピールができる能力をここでは培ってもらえるのかと、その教育方針に対しても心の底から感心してしている私がいました。

 

次は、見学生徒が実際に授業を体験できる時間に移ります。

 

先生も環境も素晴らしいことに感動…

グループに分かれて用意された教室に案内されました。

ここでこの学校の「売り」である豊富な数のネイティブ講師と対面しました。プロ意識と責任感を持った人たちで、今まで見てきた多くは日本に旅行がてらにアルバイトをしているようなALTの多様な国籍の外国人とは完全に異質のプロ集団の専任講師でした。

(小・中のALTは良い先生もおられましたが玉石混交…)

こんな環境でネイティブに手厚く指導を受けて3年間過ごせたら、それは英語は上手くならないはずはありません…

 

で、この体験授業で実際何をしたかというと、「自己紹介」の練習です。

グループに分かれて「話し合う」生徒たちの様子を見ていたのですが、この状況下、英語で自己紹介できる生徒は数名でした。あとはだんまりです。中学校の授業があれでは無理もないことですが…

 

そして、次にはディスカッションの時間として、各自1台パソコンが割り当てられ、私も座らせてもらいました。

先生から、一つの質問が英文で流れてきて、それに対して Yes, No の立場を決め、その理由を英文で作成するというものです。

そして、全ての生徒の書いた文章が各々のパソコン画面に一覧表示されるのですが…

殆どが文章ひとつかふたつの短いもので、きちんとした英語で書かれているものはただ一人の生徒の書いたものだけでした…

 

公立中学で3年間英語をしただけではこんなものなのかもしれませんが、私には衝撃でした。 

何に衝撃を受けたかと言いますと、

平均がこのレベルの生徒たちを、さきほどプレゼンした在校生のように2年間で”英語ペラペラ” レベルにしてしまうとは、どんな素晴らしい凄いカリキュラムが用意されていて、どれだけの時間を、英語習得に使うのだろうかと、驚きと感心でいっぱいになったのです。 

 

そして、更に感銘を受けたことがあります。

日本人教諭陣の英語能力の高さと人柄の良さでした。どんな人間に指導されるかは生徒の学習へのモチベーションに直結するものです。

本当に皆さん、自分の能力が生かせる職場で楽しそうに笑顔で生き生きと生徒に接してられるのです。自分たちの取り組みにより、生徒たちが英語力を伸ばし世界を広げてゆく手助けをすることはとても充実したものですし、またそのような教育効果が世間に広く認められていることから、普通の公立に比べると上からの圧力で縛られることなくのびのびと仕事ができる環境なのかもしれません…

 

本当に、この「葺合高校国際科」には、英語を話せない状態から実践的に使えるまでに伸ばしたい生徒にとってはこの上ない環境が用意されているのだと感じました。

 

それが何よりも、公立高校という、親にとって学費負担が最も軽いところで行われているのですから、この地域で一目置かれる存在であることは充分納得できるものでありました。

 

最後まで、ここの公立高校国際科の学校としての在り方に、悪いところは一つも見いだすことはありませんでした。

 

しかし、娘にとっては、この「しっかりと確立された英語養成カリキュラム」こそが曲者であったのです…

 

 

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