Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

聴き取れない「日本語」と、初めての「字幕」で映画を観る… 「七人の侍」と「La Belle Verte (美しき緑の星)」(上)

昨日の私達

ブラッドパッチ8日目の昨日、相変わらず良い方への変化はみられないが、夕方からのプチ💣低気圧には少しだけ反応して、「少し眠りたい気がする」と言っていたが、今寝ると夜が寝付けなくなるため、眠気をこらえて起きていた。

 

娘は、起こさないと起きられない日が続いているが、一旦起きるとなんとか目は開いてられるようにはなたのが、昨年11月のブラッドパッチ以降のこと。

 

今回のブラッドパッチで、思うような回復が得られないことに失意している2人だが、3か月前の、睡魔の中で生きているような状態に比べれば、今でさえ天国のようなものだ。

「のど元過ぎれたば熱さ忘れる」とはよく言ったもので、今の状態がまさにそれ。

 

11月には、マリア様やら、薬師観音やら、天照大神に、手あたり次第、祈り倒して、願いは半分ほど聞き入れられたのに、そういう感謝をすぐに忘れてしまうのには反省の必要を感じる。

 

とは、言っても現在の停滞気味の状況にどっぷりつかるのは、いささか疲れてしまうので、まだ安静期間でベッドから離れらない娘を誘って映画鑑賞をすることにした。

 

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「七人の侍」って何語を話してるの?

 

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言わずと知れた、日本映画史の金字塔、世界的にも絶対的評価を受けている、黒澤明監督の「七人の侍」がBSで放映されると知り、この機会に娘も黒澤デビューをするべく、テレビの前に、観賞用の寝床を整え、移動させた。

 

始まって1分ほどした時に、娘が言った。

「あ、これ日本語やったんや!」

 

脳が日本語と認識するまで、時間が少し必要だったようだ。

 

一瞬こう思った…

「小さい頃から英語どっぷりだった環境が、娘の日本語聴き取り能力の芽を摘んでしまったのか⁉」

 

しかし、しばらく観ていると、水戸黄門やら銭形平次やら大岡越前谷やら時代劇が全盛時代に、耳の発達する子供時代を過ごした私ですら、聞き取れないセリフが山と出てくる。主役の一人、志村喬さんの落ち着いた声はわかるのだが、他の農民たちや、「うつけ」のような話し方をする三船敏郎になると、耳が全くついてゆかない…

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これは、老化現象で、聴力が衰えてしまったのか…? とふと寂しさを感じた。自国の言葉がこんなに聞き取れなくなってしまった…

 

しばらくすると、娘が呻いた。

「あぁ、頭が痛くなってきた。言ってること聴きとろうと集中しすぎて頭が疲れるねん。英語のほうが全然楽やわ…」

 

この頭痛は、脳脊髄液減少症ではなく、慣れない言語理解のために、ただでさえ弱っている娘の脳が悲鳴をあげたものだ。

 

しかし、以前なら、ここで観るのをやめていただろう娘は少し成長をみせ、スマホでストーリーを検索しながら映画の流れを理解していった。そしてなんとか、前半の終了部分まで辿りつくことができた。

 

ここで力尽き、後半の、見ごたえのある合戦のところは日を改めて観ることにした。

 

みんな聴きとれないみたいで安心

 

後で、違った意味合いで私も娘も2人とも聞き取れない、この黒澤作品について、日本映画に造詣の深い知り合いに話をしてみた。

 

教師経験のあるこの人曰く、

あ~、若い人には無理無理。まずは、今の人が使わない言葉や表現が沢山出てくるし、この作品、特に三船敏郎のセリフ回しが速いのが特徴だから、娘さん英語漬けだったとか関係なしに、皆わからないから安心して!数回見てやっと良さがわかる感じだから」

 

以前、学校で映画鑑賞の時間があり、日本映画の最高傑作であるこの作品を強く推して、生徒達に見せたのだそうだ。

 

結果はどうだったかと言えば、高校生達は皆、「何言ってるかセリフがさっぱりわからん」という状態で、特に前半の話の展開が遅いところは、集中力を切らしてしまい、ストーリーの面白さや深さが全く伝わっていなかったということだ。

 

この映画は、何回も観ないと本当の面白さはわからない‼」 

と何度も強調されていたが、ただでさえ病気で頭の働かない状態がずっと続いている、年若い娘が理解不能というのも、もっともな話であり、私の場合は脳の老化も多少はあるであろうが、若い人でも聞き取れないということで少し安心した。

 

この映画は、おそらく日本で以上に海外での評価が高いそうだ。

 

思うに、日本ではセリフを細部まで聴きとれる人があまりいなかったからではなかろうか?

耳のすこぶる良い娘ですら、セリフのから意味が生成されないのだ。(調音のレッスンでは、「耳だけなら東京芸大行ける!」と言われた事もあるのだが…関係ないか♪)

 

概して、セリフの聞き取りが困難なため、一度、観ただけでは、特に若い人はこの映画の大まかなストーリーを追うだけで精一杯であり、それを鑑賞するレベルには届かないのだろう。

 一方、この作品が、海外で上映されるときは、当然、余すところなく字幕が付いて、セリフの全ての細部までが一目瞭然である。

 

なので、日本人より、外国人の映画ファンの方が、「七人の侍」の真髄を理解するのには良い環境があったのかもしれない、というのは面白い気づきであった。

 

 

「生きる」・・・真に感動の作品

 

黒澤作品は、それほど観ていないのだが「生きる」は、35年経った今でもその余韻が残る文字通り「感動せざるを得ない」作品だった。黒澤作品にあって、唯一三船が出ていないものであるが、あらゆる感情を映し出す志村喬の目の演技が素晴らしかった。

やはり、海外での評価も高く、ベルリン国際映画祭でも特別賞を取っている。

 

ストーリーは、無為に日々を過ごしていた市役所の課長が、癌で命の残りが少ない事を知り、自分の生きる意味を「ある仕事に」見出すというもの。主人公の志村喬が「ゴンドラの唄」を口ずさみながらブランコに揺られるシーンは、涙なしには見られなかった、と記憶する。

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人生で一番のクライシスに見舞われていた20歳の頃、手を差し伸べてくれた人と一緒に観た思い出深い作品である。

 

 

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