Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

あの冬の寒い日から1年経ちました… ~ 娘と「2020 全日本卓球選手権」をテレビで観戦

(今年の優勝者)

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全日本卓球選手権の放送を2人で観戦

 

昨日はインテック大阪で、全日本卓球選手権の準決勝と決勝戦が行われました。

今日の朝のワイドショーを賑わしていましたが、「美誠パンチ」の伊藤美誠と「チョレイ!」の張本智和という、頭一つ抜けた強い選手が破れるという波乱がありました。

 

午前中の準決勝は、久しぶりに布団でゴロゴロしながら一人で観戦。美誠ちゃんが、ダブルスパートナーの早田ひなちゃんに敗れると言う卓球界の大事件があり、男子の方は、ハリーこと張本君が、2学年上の高校3年戸上俊介君に危うく破れそうになるという、実に見ごたえのある闘いでした。

 

(3連覇を逃したみまちゃん。そして、右は、今大会注目の高校生戸上君です。剃刀ドライブを両ハンドで出すというカッコいいプレーをする注目株)

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10時からの試合でしたが、娘はやはり声をかけても起きてきません。

いつものように12時過ぎに覚醒しましたので、決勝が始まる午後の時間に差し掛かる頃までにはご飯を食べさせ、決勝戦を2人で観戦することができました。

2人でああだこうだ言いながら笑いあって、贔屓の選手を応援し、お菓子をつまみながらとても穏やかな母娘の午後のひとときを過ごせたのです。

 

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1年前は会場で1人で観ていました

 

昨年2019年の全日本卓球選手権も、1月のこの時期でした。

この頃は、私たちの「冬の時代」であり、娘は冬眠した熊のように延々と眠り続けている時期でした。

毎朝、起きても一人、午前の仕事にも無言で出かけ、昼過ぎに帰って来ても、娘は同じ姿勢でピクリとも動かず眠っています。

寝息が聞こえない時など、娘の鼻に耳を近づけ、「生きていること」を確認し、それから夕方まで起きない娘を放置して、起きた時に食べられるようご飯を作っておいて、また夜から仕事がある日には出かける、という日常でした。

 

そんな、ある日、ネットで2019全日本卓球選手権が大阪である事を知りました。

神戸に来てからの俄か卓球ファンであるため、大会など行った事はなかったのですが、このやりきれない単調な何の喜びも見いだせない日々を、一時でも離れたい気がして、ある寒い朝、大会5日目だったと思いますが、ふらりと家を出て8時過ぎに電車に乗って大阪の会場に向かいました。

 

そして、その日は、朝の10時から最後の試合が終わるまで同じ席にずっと座って、いつもはスクリーン越しにしか見ない有名選手たちの様子をぼんやりと眺めていました。

 

その間は、学校事故の事も娘の病気や現状のことは意識の表層から去っていたように思います。

 

そして、午後の試合が一つ終わるたびに、「もう帰らなくてはならないなぁ、娘が起きた時に、私がいないと不安がらないかな…」と、思いつつも、

もう一方で、

「娘が眠っているあのマンションンの部屋には戻りたくないなぁ…」 と思う私がおり、結局ずるずると最後まで残って、全試合が終了し、周りの人が殆ど帰途についた後で、重い腰を上げて、地下鉄「朝潮橋」までとぼとぼと歩いてゆきました。

 

この日のことは、明るい会場で元気溢れるプレーをする選手たちの眩しいまでの健康と若さ と、まったく人間としての活動ができず動かないままほぼ1日を眠って過ごす娘の停滞した人生という、明と暗のコントラストの一日として私の脳裏に記憶されました。

 

娘もそうですが、私にとっても孤独が煮詰まった、そのような時期のとても寒い一日でありました。

 

そして今、娘が隣にいる

それから一年、暖かい冬の昼下がりに、起きて、笑って、会話をしている娘と今年の全日本卓球選手権を観ると言う幸福な時間を共有することができたのです。

 

画面に映るのは去年と同じ会場、同じ選手。

 

私が、あの日、家族や友達、或いは卓球仲間と連れ立って来ている、オジサン、オバサン達の楽しそうな会話の飛び交う中で、一人ポツンと座っていたアリーナ席の最前列が画面に何度も映されました。

その時、私には、孤独と苦悩のオーラを纏って、ひたすら、眼前に繰り広げられる眩しい現実世界に魅入られたように、束の間の「現実逃避」を続け、最前列にボンヤリと座り続ける自分の幻影を何度も見たような気がしました。

 

そして昨日、隣には、私が昨年この場にいたことはおぼろげにしか知らぬ娘がいます。

1年前に母が密かに家を抜け出したこの日、意識なく眠り続ける自分が、どういう状態で何を感じていたかも覚えていないでしょう。

そして、1年経った今、「母がどれほどの感慨を持って目覚めて、話して、笑うことのできる自分と、昨年と同じ卓球大会観戦をしているか」にも想像が及ばないことでしょう…

 

(今年の優勝者。早田ひなちゃんは、シングルス、ダブルス二冠でオリンピック代表に選ばれなかった無念を晴らしました。宇田幸也君はコーチ席のお父さんと二人三脚の勝利。ご本人よりもむしろ、お父様のこの笑顔にぐっと感じるものがあります。

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 (去年、一人で見に行った時に摂った写真。今年はこの2人は敗退しましたが、娘と1学年しか違わない押しも押されぬ第一人者「怪物」張本君と、世代交代と言われながらも、まだまだ進化を続ける石川さんです。張本君の後ろにお父さん、横に木造君が写っています)

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そして、娘!再び卓球を楽しめる日が来るまでに回復するように頑張るのだよ!

その時が来れば、いつでも相手をしてあげるから… 

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 明日から、福山でブラッドパッチのための検査入院です。

 

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