サラサーテ作曲「カルメン幻想曲」、またの名を「カルメンファンタジー」
🎻を弾く者なら、誰もが憧れるカッコいいい曲です。でも、誰もが恐れる怖い曲でもあるのです。(*_*;
超絶技巧のオンパレードで、プロの演奏でもよく音を外していることがありますが、今度の発表会で舞台で弾くという怖い者知らずの娘です。
失敗しても転んでもご愛敬で許されるのはこれは素人の特権でもありますが、学校が始まるともう練習はほとんどできないので仕上げるのは苦労しそうです。
学校の部屋を借りて練習するのですが、放課後にボランティアが学期につき10時間入るので、そんな時期は3週間、土日以外は全く弾けなかったりするので困ったものです。
おそらくこの曲を弾く人の中で世界一練習量が少ないのが娘かもしれませんが、できる範囲で自分なりの素敵なカルメンを仕上げて欲しいと思っています。
カルメンファンタジーは、ドラマ「のだめカンタービレ」の中で、水川あさみさん演じる「東洋の真っ赤なルビー」こと三木清良さんがコンクールで弾いていたと思います。
実は・・・、この曲は、娘が中1で事故に遭う直前に「次はこれをやりましょう!」と神戸の先生に許可を頂いた娘の憧れの曲だったのですが、直後に起こった学校事故のため、3年間お預けとなっていました。
そして、感激の今日1月3日にバイオリンの初レッスンがあり、曲の冒頭の音取りをしました。難しい重音、フラジオレットや初めてのピッチカートが出てくるので、最初から息つく間もない感じです。冒頭から相当難しいです‼
レッスン初回で滅茶苦茶なシロモノですが、「before after」のbeforeとして貼らせて頂きます…
音がきちんと取れるようになれば、それからは先生に右手の表現をどしどし盛り込んでいってもらいます。カルメンのイメージの艶っぽく煌びやかな音が出せるように魔法をかけていただき、1音1音の変化を体感してゆく(娘を見る)のが楽しみです。
レッスンは、1時間と15分ほどありましたが、一度も座ることなく頑張れました‼
脚の筋肉は登校により確実に鍛えられています。
でもやはり「頭がかなり痛くなっていた」と後で言っていましたので、まだ治っていないのは確定です・・・( ノД`)…
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それはそうとして、娘には憧れのバイオリニストがいるのです♡
19歳でジュリア―ドに通う、ネイサン・メルツァー君なのです。彼が12歳か13歳の時に弾いていた「カルメンファンタジー」が好きで、バイオリンが弾けない寝たきりの日々も時々聴いていたようです。
娘もやっとこの曲を始めたので、現在は左手ポジションや弓がわからない時にお手本として参考にしています。
自由自在の表現力も魅力ですが、最終楽章が、超高速!で物凄い迫力です。1楽章の後に、ワックスマンの「カルメン幻想曲」を挿入しているのですが、曲に深みが出てサラサーテオンリーより私は好きですね。
Sarasate Carmen Fantasy by Nathan Meltzer
子供なのに、何でこんなに一音一音の表現ができるのでしょう。動画をご覧になった先生曰く、「先生に言われて弾かされているのではない天性の自由な表現力」だそうですが、こういうのが天賦の才というものなのでしょう。
ネイサン君をこの頃から見守ってきたのですが、娘の闘病中に目出度くデビューして、現在はストラディバリウスを貸与され、CDも出すプロのバイオリニストに変身していました。
(やはり、私の目と耳に狂いはなかった・・・)
娘はネイサン君のインスタにコメントを書いたようで、しばらくして「Thank you !」と返信があったらしく非常に感激して乙女になっておりました♡
『カルメンファンタジー』 ・・やっと手が届いて本当に嬉しい…( ノД`)
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