Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

弁護士T先生に「何も悪くないのに被害者心理に陥っている」との指摘を受ける

娘がTOEIC980を取りながら公立インターナショナルスクールの受験に落とされたこと

 

 また、学校の体育時の事故により、一点の非も無いのに、中学生活も進路も奪われ、自費治療分もどこも出してくれずに全部こちらがかぶっているという、悲惨なテーマで連載を続けてきた。

 
そして目出度く、公立インターナショナルスクールの方の連載は完結し、気持ちの上でもこの忌まわしい記憶を紙面にリライトすることで昇華させたのできて少し気持ちは明るくなっている。


先日、別件で(まだ他にひどい事件に巻き込まれている・・・・)お世話になっている弁護士のT先生がこのブログを読まれて指摘されたことがある。そして、ここしばらく、「人間の負の面」に触れる事が多かったことから、知らず知らずのうちに心が萎縮してしまっていたことに気づかされた。
まさに目から鱗だったのでここに書いて残しておく。

「おそらく、娘さんがこれだけ能力があるのに受験で落とされた事や、被害者なのに学校事故であまりにもひどい対応をされていることで、〇〇さんは、『もしかして、自分たちに何か少しでも悪いところがあったのだろうか?』という迷いや葛藤を持たれていて、だから、ブログで『あーでもない。こーでもない』と色々検証的に書かれていると思うんですがね。でも周りの人は皆、〇〇さんは全く非が無くて、100%相手がおかしいってわかってますよ。そんなの当然ですよ!でも、被害者というのは、自分の落ち度を捜しをしてしまうんですよねそんなものあるはずないのに・・・相手から非人道的な対応をされているうちにおかしくなって、不当に扱われる理由を自分たちの中に探し求めててしまうんですよね。」

私は、パン!と膝を叩いて、
先生、まさにそうですね!私も、もし他の人が同じ目に遭っていたら、傍から見て絶対相手が鬼畜だと思いますよ!

と、2人で明るく笑いながら語り合ったのであった。
お仕事柄、人間社会の酸いも甘いもかみ分けたT先生。ご慧眼に御見逸れいたしました!

それ以来、やりきれなく悲観的な気持ちに押しつぶされそうになる時はこの言葉を思い返している。

人間は社会的動物であり、周りからどう扱われるかで自らのアイデンティディーも変質してしまうのだ