Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

起立性調節障害改善のため「うつ消しご飯」ATPブーストを継続中

ここで、娘が一か月行ってきた、サプリによる栄養療法の話を挟む。
  
うつ消しごはん―タンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる!

うつ消しごはん―タンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる!

 

 

 この本を知ったのは、2か月ほど前、スマホをスワイプした時に出てくるネットニュースで藤川徳美先生のfacebookで紹介しているサプリによる分子栄養学に基づく療法が取り上げられていたのを偶然キャッチしたときである。

この少し前の年末に長年愛用していたガラケーが壊れ、年明けから念願のスマホデビューをしていなければこの出会いはなかった。「うつ消しごはん」は、健康本カテゴリで現在売れまくっているベストセラーである。

何でも、藤川先生のこの分子栄養学療法によりクリニックに訪れる鬱病やその他のメンタル系の病を持つ患者さんたちが、鉄サプリとビタミンサプリ、そしてタンパク質としてのホエイプロテインを摂ることにより劇的に改善しているというのである。

それどころか、起立性調節障害と診断され、有効な治療法が無く医者から放置されている思春期の子供達も、朝起きられるようになり学校にも戻れるようになるなど、数か月の治療で目に見えて良くなっているらしいのだ!加えて発達障害にも改善がみられるだとかで良い事づくめなのである。

鉄とタンパク質を補うことによりどんな改善がみられるのだろう?本のレビューやFacebookの体験談の投稿を見て「すごい、すごい」とワクワクしていた。

事実なら画期的な治療法ではないか!おまけに、分子栄養学(オーソモレキュラー)を標榜するクリニックは沢山あるが、以前調べてみたらどこも高い。まず保険診療が効かないし、検査自体もクリニックで処方されるサプリ類の価格も4桁になるのはざらだ。個人的に大変興味はあったのだが、お財布と相談してそのまま立ち消えとなっていた。

ところが、さらに凄いのは、この藤川先生は、自分のところで処方すればもっと儲かる事間違いなしだろうに、アイハーブなどのネットショップで購入できる、成分の濃いアメリカからの輸入品でOKと、ご親切にも写真入りで紹介されているのだ。

なんて良心的なドクターであろうか・・・その時点でもう、この先生のお人柄と医師としての職業倫理に惹かれてしまったところがあるのだが、早速、娘にも取り寄せて飲ませてみることにした。

実は、娘もそうなのだが、脳脊髄液減少症は症状の一つとして、起立性調節障害のサブタイプ「体位性頻脈」を併発していることが良くある。知っているだけでも3人おり、娘も1月に六甲アイランド病院小児科で、簡単な起立試験をしてもらったところ、立った時に血圧の低下はそれほど見られないが、脈拍がものすごく上がる「体位性頻脈」と診断された。おそらく、その際の脳血流も低下しているのだと思うが、立った時のふらつきがひどい時期もあった。

また、貧血検査でフェリチンが14と、治療が必要な隠れ貧血スレスレであり、この数値は藤川先生的には、絶対的な鉄不足なのだそうである。でも、一般の内科では10を下回らないと治療対象とはみなされない。なるほど、娘はもともと色白のはずが、顔色が黄色い感じで若い子供特有の血色の良さと透明感が失われていた。隠れ貧血になっていたようだ。

起立性調節障害 +  隠れ貧血 

ということで、藤川先生の治療に充分該当すると判断し、2月げ下旬からサプリ療法を開始し、約1か月半が経過した。あわよくば、脊髄硬膜の再生が進んで髄液漏れも止まってくれないかという淡い期待もあった。


娘が使ったのはこのセットである。ATPブーストと呼ばれているセットである。プロテインとビタミンCは、残っていた物を使った。鉄剤は36mgが推奨されているが間違えて18mgを注文してしまいそのまま18mgで始めた。
 
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明治 ザバス ホエイプロテイン100 ココア味【50食分】 1,050g

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本来は、一日3回の投与とされるのだが、娘は、夕方4時頃まで目覚めないことはざらにあるため、一日2回の摂取となってしまうのは仕方がない。


標準的な処方では
朝  ビタミン C、B ✖1  E✖1 or 2
昼  ビタミンC✖1
夜  鉄(36mg)✖2 ビタミンB、C✖1

男性はフェリチン値が高めなので、鉄は抜いたり少なめに摂ることもあるそう。開始前にフェリチンは測っておくべきであるが、この検査を快く引き受けてくれない内科医も結構いるようだ。

普通の血液検査で、鉄の値の異常がないのに、更に貧血検査を追加してフェリチン値を調べてくれる病院を探しあてることが先決だ。心療内科はわりとハードルが低いのかもしれない。

また、症状別の処方量に関しては、詳しくは、藤川先生の本を読まれるか、ネットに無数に挙げられている記事を参照して欲しい。


娘の場合は目覚めていられる時間が限られているので、ちょっと変則的で、

起きたら   ビタミンB✖1 E✖1 C✖1
夜寝る前に  鉄(18mg)✖1 C✖1 B✖1


というサイクルで続けた。プロテインはちょっとむかつく時があるので、一日1回、少し温めた牛乳に溶かして飲める時に飲ませた。本来の処方よりもかなり少ないが食が細くなってしまっているため無理はさせられない。

娘のフェリチン値は10台(14)と低めであるので、回復を実感できるには2~3か月かかるようだ。
フェリチンが30~50の人は1カ月ほど元気に感じられるらしい。

そして、藤川先生的には、フェリチンが50以下なんて話ににならず、まずは50越えを目指し、最終目標とするべきフェリチン値は、なんと100なのだ!100を超えたら、多少のストレスなんてへっちゃらな強メンタルになると本の中で豪語されている。

じゃあ、私も乗ります!

極度の心労続きで鬱気味であったため、かかりつけの内科クリニックで、「藤川理論」を展開し、粘りに粘って、初めは貧血検査などする気が全くなかったドクターを根負けさせて何とか採血まで持って行った。(心療内科だとすぐに測ってくれたと思うのだが・・・)
結果、私自身のフェリチン値は40台であり藤川先生的にはちょっと低めなところだが、娘と一緒にATPブーストセットを始めることにした。

これを毎日、私は自ら進んで、起き抜けは眠くてたまらない娘には半ば強制的に飲ませた結果を次回は本題に戻って検証してみる。