これは、もう本当にタイトルの通りでございます。
誓って嘘偽りはございません。
「ブログタイトルの由来(5歳児によるfriendshipの定義)」に書いたとおり、
私が、娘のスカイプレッスン中にビビビと電流が走った5歳のあの日以来、私は更に自分の旧来の英語学習の弊害を娘にうつさないよう、娘の英語空間とは住み分けを行うくらい徹底した隔離政策(娘が英語モードに入っているときは自分を隔離してました(^^))を行ってまいりました。
それは、「娘の英語の心象風景」を損なわないための私の一つのこだわりでした。
娘は幸い、洋書にハマってくれたので、結果的に洋書が語彙獲得の最大の場になりました。
加えて、就学前は一日20分、週4回ほどのスカイプレッスンとテレビアニメやドラマも日常会話レベルの語彙が増える助けになったかもしれませんが、英検準2級以上の大人っぽい語彙はやはり洋書からでした。
神戸新聞記事中の娘の名言(^^)、
「辞書は引かない。分からない言葉でも次に出てきたときに辞書になる」
のオリジナルはこちらです→
私「あんた、こんなに字が一杯の本読んでて知らない言葉が一杯あるはずやけど、なんで意味がわかるの?
娘「本の中にDictionary があるよ。次に同じのがでてきたらなんのことかわかるやん(^^)」
これは、娘が就学前の6歳時の言葉でした。当時、娘は、数百冊の洋書を毎日とっかえひっかえ、常に何かを読んでいる状態で、中でもお気に入りは「Magic tree house」シリーズでした。
Magic Tree House Volumes 1-4 Boxed Set (Magic Tree House (R))
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私でもわからない単語がちらほらあります。そんな時、必ず辞書を引く私は、そこで「なぜ、未知の知らない言葉がわかるようになるのか?」が本当に不思議でした。
娘の答えで私は、「あぁ、そりゃ日本にいる子供も日本語の絵本から漫画とか童話に自然に移行するし辞書なんかひかないものねぇ」と妙に納得したものです。
でも、大きな違いは、日本の子供は、母親はじめとする家族からの沢山の語りかけ、幼稚園や保育所での日本語環境、そして、テレビで観る番組も日本語、というように、まずはそちらから聴覚を通して
本に出てくる言葉を予め耳から習得していると思うのです。
しかし、娘の場合、3歳前から初めの一年くらいはフィリピン人が先生をする保育所にほぼ毎日預けていましたが、その後は、パートタイム的に週3回半日だけ、というように徐々に回数を減らし、年長さんに当たる6歳の時には(娘は4月生まれ)、一年のうち半分も通っておらず、スイミングや音楽(バイオリン)のほうに力をいれていた時期でもありました。
英語保育所では、先生以外は全て日本語を母語とする子供で、コミュニケーションなんてお粗末なもの、気持ちが伝わらずイライラして喧嘩をしたり、特に遅くに入った子などはストレスで不適応になったりしていました。
それでも子供達が日本語に流れないのはやはり、環境というのはすごいと思いましたが・・・
ですので、娘の保育所からの語彙獲得は「幼児英語」あるいは「幼児に語りかけるレベルの英語」に留まった筈です。特にここは、「お勉強的」なものはあまりなく、毎日公園までバスで連れて行って楽しく遊ばせるというのびのびしたタイプのところでしたので・・・。しかし、ここにお世話になる間に、(フィリピンの?)英語の言語体系がしっかりと脳に根付き、この言語の幹(体系)が、日本語の幹と並立して頭の中に作られたことは疑う余地はありません。
また、新しい語彙に出会った際には、「5歳児によるfriendshipの定義」で書いたような、ことばの物語化や化学変化のようなものも、頭の中で生じていたことでしょう。
幹が出来ればあとは枝葉をつけるだけです。ここから英検1級まで続く語彙獲得は、ほぼ読書(ペーパーバック)からということで必要十分であり、辞書の出番は結局一度もありませんでした。(未だ持っておりません)
この6歳時の名言から一年ほど経った小1の終わりころには、「Harry Potter」全巻読破していました