Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

娘の「恐怖」を初めて体感する ~ KK病院で脳血流スペクト検査

先日、自身のために実家近くのKK病院の検査に行って参りました。京都市の端っこの山際の辺鄙なところにありますが、私立の大病院です。かつては有名人もお忍びでよく入っていることが地元では噂になりました(筒抜け・・・)

お医者様は京大系の方が多い印象です。

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この日は脳神経内科で、脳血流スペクト(脳血流RIシンチ検査)というものをすることになり、地下のIR検査室で行ったのですが・・・

拷問部屋と化してしまいました・・・( ゚Д゚)!

 

この検査は、MRIと同じ部屋で行われました。MRIのような大轟音はしませんが、同様の狭い空間に頭を入れられて、動かないようにがっちりとマジックテープで頭を固定され、手も動かせません。

 

その体勢が完了したら、注射でRIを体内に入れます。RIはラジオアイソトープ、何度かブログにも登場しましたがれっきとした放射性物質であり、よって体内被曝しております・・・

私の場合もう年なので子供ほどの影響はないのは確かです。それでもなるべくは避けたかったのですが背に腹は代えられません。

 

この検査、本来は何事もなければMRIとさほど変わらない手順の楽勝ものなのですが、私の場合は大きくトラブってしまったのです。

 

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トラブルその①

注射をする血管が見つからず、三回も刺されました。それも、最初が、手首の親指側の側面という一番怖いところです。それも、痛点をまともに刺したようで、これまで生きてきたうちで1,2を争う「激痛注射」となり、

 

「痛、痛たたたたたた~!!!!」

 

と、恥ずかしくも声が検査室に響き渡ってしまいました。

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麻酔科の先生が注射の担当だったのですが、私のこの反応に恐れをなしたのか

 

「手の先の方が痛いらしいので、次はひじの内側を探してみます」

 

と、弱気になられて、血管の探りにくいその箇所に針を刺したのです。中でぐいぐいされてまたそれが痛い・・・

 

「も、もう入りましたか?」

「い、いや、まだです」

 

(再度) 

「まだですか~⁈いたたたたた!!!!」となっていて、結局は血管に到達せず、諦めて針を抜かれました。

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指すときは一回めの親指下の手首のところのような激痛ではありませんでしたが、中で血管を探されたのがたまらなかったです。

 

その後は、もう残るは手の甲しかないらしく、麻酔科の先生と検査技師さんも来られて一緒に申し訳なさそうに、言われます。

 

「本当に申し訳なのですが、今度は手の甲にさせて頂いてもよろしいですか・・・?」

 

 

「え~、そこのほうが更に痛いのとちゃいますか?(一回目手首横のがトラウマになっている)」

 

「まぁ、その可能性はありますね。痛点が多いですから」

 

じゃあ、痛点に当たらないようにしてください~( ノД`)…今度こそ、一度で決めてください!仕方ありません、怖いけど腹を決めます!」

 

そして、幸いにも3度目のチャレンジは、見事痛点から外れたようで、普通のお注射くらいのチクンで全然痛くない。

 

「終わりましたよ~、何回もすみませんでしたね~」

 

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終わった時には一回目の痛みの記憶で、手には脂汗がべっとりと滲んでいるのに気がつきました・・・

そして、何よりも恐怖を感じたのは、頭ががっちりと固定されていて微動だにできず、おまけに頭の上には機械のパネルのようなものがあるため、まったく手の方が見えなかったことなのです。

 

これまで結構痛い思いをしたことは何度もありますが、今回は危うく痛みと恐怖でパニックになりそうでした・・・

 

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初めて娘の恐怖を体感する

 

たかが注射ごときで10分以上の騒動となってしまいましたが、この感、恐怖の合間に頭に浮かんだのは娘の事でした・・・

 

「○○〇もきっとこんなことが何度もあって、痛みの恐怖に晒されたのだろうなぁ…」

 

記事には書いていませんが、娘もあの事故後、この「脳血流スペクト検査」を経験しています。頭も身体もがっちり固められて一人で受けているのです。

 

そして、山ほどの検査と、涙が出るほど痛いブラッドパッチの痛みも何回か経験しています…

 

でも、検査や処置が終わった直後も、すごい怖さもあっただろうに、自分からは滅多に何も言わないのですよ。後で私が聞いたら「結構痛かったわ…」とか「ちょっと泣いたわ」と感想を言ったり、一言だけの短いメールを送ってくるのです。

 

ずっと一人でこの怖さを吞み込んできたのだなぁ…、子供なのに本当にメンタル強いなぁ…

 

と、今まで理解したつもりでいましたが、今回、娘が各種検査や手術に臨む時の辛い心理や純粋に痛みにより与えられる恐怖というものを初めて体感したとしみじみ思いました。

 

そして、娘が痛い思いをした後、ぽつりと言っていた言葉に隠された「真の意味」が、今、心に響いてきたのです…

 

「自分がこんなに痛い思いをしているのに、謝罪もしないで淡路島の研修旅行に行って普通に学校に行って楽しく過ごしている○○のことを思い出して涙がでた…」

 

「痛くてしんどいときに誰も病室に来てくれない私の周りで、他の学校の生徒さんや先生がお見舞いに来てわいわいしているのは結構辛い…」

 

etc.

 

このような痛みと恐怖が何度も何度も自分に与えられる不条理と、それに対する謝罪も慰めもないのであれば、それはトラウマにもなるわ‼

 

 

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