Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

真冬でも「白い短ソックス」の謎 ~ 神戸市立中学校の更なるブラック校則

このピカピカの1年生の希望溢れる写真をご覧ください。3年前の希望と喜びに溢れる中学校入学式でした。

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足元に注目‼

 

白さが眩しい輝くような白いソックスと運動靴です。初日は確かに白は綺麗ですが、女の子とはいえ、これが1っ週間もすると汚れて臭くなるのですよね。

 

下着(アンダーウェア)は白という変態校則があるくらいなので、靴と靴下は当然のこと厳しい取り締まりがあり、髪形も、女の子は、耳から下の2本のお下げか、後ろでひっつめるです。

 

ということで、遠目から見たり後ろから見ると、誰が誰だか全く見分けがつかない生徒の群れが出来上がるのです。もちろん鞄もサブバッグも体指定の同色同型のものでありましたからね…

 

「うるさい学校だけど、仕方がないなぁ・・・」と思いつつ、毎朝ニコニコ顔で楽しく登校する娘を見送っていたのですが、脳裏には一つの懸念が、春・夏・秋・と経過するにつれ輪郭のはっきりしたものとなってきました。

 

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冬でもこの長さか?

ここから遡ること1年半、娘小5で神戸市で初めての冬を迎えた時の事です。

 

寒い寒風が吹きすさび小雪が舞う中、私は下校時の見守り当番のため、学校と家の間にある大きな公園の端に立って小学生が通り過ぎていく姿を見ておりました。

すると、中学も下校時間となり、娘の原籍中学校のネームの入ったネイビーの鞄を持った女子中学生の集団がやってきて、公園でおしゃべりを始めました。

 

この時物凄い違和感を感じたのです。 「冬の絵」にどう考えても絶対にそぐわないもの存在が視覚を通して感覚的に響いてきました。

 

特に寒い日であったため、私のほうは、レギンスに厚いソックスを履いた上に防寒の内側フリースのウインドブレーカーのパンツを着て、上は、ヒートテックを2枚重ねてハイネック毛の厚手のセーターをかぶり、上はベンチコート、そして手袋という完全防備でこの30分ほどの見張り番に臨んでいました。

 

それでも、「風が冷たいわ~、早く終わらないかなぁ・・」などとつぶやいていたのです。神戸は気温は京都ほど下がりませんが六甲山からの「六甲おろし」が吹き付ます。

 

一方の女子中学生たち!

 

外見は基本、このまんまです。

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コートを羽織るのは不可。下には、長そでのシャツを着こみ紺のセーター(無地が指定)は着ているものの、足元はこの状態のままです。

 

娘にはできるだけ長い短ソックスを探して探して買い求めたのですが、その女の子たちのソックスはもっと短く、おまけに背が伸びてスカートも短めになり、生足がにょっきりと出ていました。

 

冬でも生足に短いソックス!

 

あまりにも真冬には不似合いないでたちなため、思わず、その女子の集団に声をかけてしまいました。

 

「ちょっとちょと、あそこの○○○中学校の生徒さんでしょ?一つ聞いてもいい?」

 

着ぶくれでもこもこした変なオバサンからいきなり声をかけられ、明らかに「何、不審者?」と思われたような表情がどの顔にも読み取れましたが、気にせず続けます。

 

「なんで寒いのに、こんなに短い靴下履いてるの?」

 

「学校で決まっているんです」

 

「タイツとか履かせてもらえないの?」

 

「タイツは禁止で、肌色のパンストだけはいいのですが、ダサくて格好悪いから誰も履きません」

 

「寒くないの?」

 

「寒いけど仕方ありません」

 

この時感じた衝撃と不安は、娘がこの学校に入ると決まった時に、現実のものとなったのです。

 

医者も憂慮していた

 

娘は、お腹の調子が悪いことが多く、なんとか冬が来るまでに治さないとえらいことになると、夏が来る前に早々と病院にかかり、大掛かりな検査もしていました。

 

まずは、近所の小児科で出してもらった薬がだめだったため、大学病院を紹介してもらい、そこで、ミヤBや、トランコロン、漢方などの薬を出されましたが今一つ変化がないため、消化器全体の検査のための一泊入院をすることになりました。

 

全身麻酔での胃カメラと腸カメラをして異常がなかったため、次は「小腸カプセル」を飲んだのです。胃と腸から届かない部分をカプセルにカメラで撮影、発信してもらい、下からきちんと出てくるまで確認してからの退院でした。

 

それと、「婦人科系」の方でも異常もないかを、婦人科で腹部エコーもしてもらったのですが、予想通り異常なしの所見。

 

結局どこも異常が見つからず、結局よくある「過敏性腸症候群」という診断となったわけです。

 

この過程で、「神戸市の中学生女子の冬の寒い恰好についてお医者様のご意見」を伺ったのですが、どのお医者様も

「思春期の女の子は下半身を冷やしてい良い事は一つもない」

 

特に、婦人科の女医さんは、

毎日継続的に冷やしていると今だけの問題ではなく人によっては将来への影響がでることも考えられる」

 

というご意見でありました。私のかかりつけの医師に聞いても同様であり、何故神戸市が女子生徒に敢えてそういう格好をさせているのか理解できない と言われます。

 

丸刈りと同様の長~い伝統なのでしょうが、どちらかというと、こちらの方が健康被害を被る恐れもあり、女の子を持つ親にとっては捨ててはおけない問題ではないか?

と、強く感じていたのですが、保護者の間ではこんなこと問題にする気配すらないのは、やはり神戸です。学校に異議を唱えることでどれほどの不利益を被るかわからないので誰も怖くて言えないのでしょうか・・・

 

「過敏性腸症候群」の娘を持つ親としては死活問題なので、一人で動くしかありません。

 

寒い季節が来る前に、少しずつ行動を開始したのです。

 

(続く)

 

 

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