Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

人生初の「英語スピーチ」は卒業式の舞台から

前回は長い前置きをしましたが、つまりは、とうに諦め記憶の底に故意に沈めていた英語スピーチの機会が、最後の最後のこの日に巡ってきたのです‼

 

卒業式でのスピーチ

 

この尊い時間は、あの冬の日から5年間を必死で生きてきた娘への天からの贈り物。

 

これまでの努力と涙が結晶し、そして運にも恵まれて、それまでは貧乏くじばかりひいていたような5年間がグレンと幸せな時間へと覆った瞬間だ。

 

3分半という短い時間の中に、3年間の喜怒哀楽その他諸々の感情の一瞬一瞬がぎゅっと収斂された。

 

娘は自分の発する一語一語の中で、あんなにしんどい毎日の繰り返しの果てにこの学生生活のゴールラインまで辿り着くという、当初は奇跡にも思えた偉業を成し遂げるまでの数々の思いを反芻したことだろう。

 

入学時は、久々の社会復帰の緊張と不安のため、弱弱しい声だった。授業で皆の前で話すときには、かつての2年間で心の底に刻み込まれた人への恐怖心で泣き出してしまう事もあった。

 

舞台の上からの娘の第一声・・・

 

今やそれが、こんなに線の太い声が出るようになったのに一番驚く。

 

娘は、このスピーチの前夜にこう言っていた。

「私、途中で絶対に泣いてしまうと思うわ…」

 

絶対にそう思った。

実際、他の人には想像がつかないような忍耐と葛藤と努力と涙と喜びの約千日間は涙なしには語れない類のものだから。

 

何としかし、娘は舞台の上で笑った‼

 

全身全霊で高校生としての3年間をやり遂げた充実感は、毎日毎日続く辛い体調との闘いに疲弊した心を優し気に包み込み、高校生活の最後の瞬間を笑顔にしてくれたのだった。

 


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掴もうとしても、幾度も手の中をすり抜けていった「英語スピーチ」の舞台。

 

自分の前にある課題~勉学の課題、体調の課題~をクリアすることで疲弊して一日が終わった3年間。

 

残念ながら、、、体調の課題は最後まで克服できなくて、超えられそうな壁の前で悲劇的な決断をすることになり、心が千切れそうなほど一緒に泣いたけれど・・・自分の限界まで頑張ってボロボロになりながらも這うようにして最後の日のゴールテープを切った後には、笑顔しか残らなかった。

 

そんな娘を見ていた天が与えてくれたご褒美、それがこのスピーチ。

 

毎日を精一杯生きる人間は、最後にはきっと夢に届く。

 

そんな予感を確信に変えてくれた思い出の残る日、それが2023年3月18日。

 

この日は、新たな夢に向かっての出航の日…

 



 

 

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