Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

「統一教会と政治」報道加熱への予見と抑制 ~ 篠原常一郎さんの動画から

このところ、雑誌やメディアからは旧統一教会の常軌を逸した活動内容とその被害者と被害額(中には数十億という人もいました)、そして政党や政治家との関係について毎日驚くような内容が聞こえてきます。

 

先日、旧統一教会の被害者救済を何十年も行ってこられた弁護士団「全国霊感商法対策弁護士連絡会」が記者会見を開いたことが導火線となり次々と暴き出される唖然とするような献金への洗脳と政界との癒着を知るにつけ、毎日開いた口が塞がりません。

 

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篠原さんの予見

 

ここまでの成り行きを見るにつけ、よく動画を拝見しているジャーナリストの篠原常一郎さんが、旧統一教会の代表が会見した後、この弁護団の会見が行われる前夜の動画の中で仰っていた、全てを知っている人間ならではの問いかけと、今後の騒動を見越して抑制の効いたご意見は流石だったなと改めて一級ジャーナリストの凄さに感服しています。

 

篠原さんは、元共産党の秘書をされておられました。そしてその頃、統一教会の壺などの霊感商法の被害者救済をされていたので、その悪質性には精通されている筈です。

 

その上で、次のようなご指摘をされていました。


○統一教会代表が記者会見を開いたことは評価できる。これがもし共産党だったなら隠し通しているだろう。


○国会議員と新興宗教の関りは深い。ないのは共産党と公明党(創価学会)くらい。

 

○かつて民主党などはほとんどの議員が何らかの振興宗教に関わっていた。支持を集めるために複数の新興宗教に入る。支持を得られるとその宗教の家族表まで得られるから。

 

○教祖一代目は過激。その教祖が亡くなると穏健化、リベラル化するものだ。(統一教会、創価学会生長の家、一水会など)立正佼成会も伸びている時期は問題を起こしていた。信者からの集金で家庭崩壊。過激で暴力団まがいのものもあった

 

○自民党だけではなく小沢一郎系の議員も新興宗教との関係はあった

 

○60年代、岸信介と文鮮明との関係が密接だったのはアメリカが共産主義に対抗する拠点をアジアに欲していたから。安保闘争で日本にも革命がおこるのではないのかとの危惧から勝共連合を推し進める

 

○実際問題として、アジアが自由主義が圧迫され共産主義に食い荒らされる(ベトナム、朝鮮)


○アメリカの意向を反映して反共の理念のアジアでの団体としての統一教会

 

○統一教会学生部は「ナヌムの家」を訪ねて日本の加害史を学ぶ。チュチェ思想(金日生の独裁を正当化する思想)を学ぶ

 

○統一教会の中も一枚岩ではない

 

○それから50年。国会の議員会館は、統一教会の秘書で溢れかえっている。地方議員にも多くなっている。皆誰が会員であるか知っている

 

○統一教会代表の会見は事実に違う部分がある

 

以上、ここまでのところは、既に雑誌やメディアでも詳しく明かされていることだと思いますが、この時の篠原さんの発信で意外だったのが次のところです。

 

○元統一教会信者でも拉致被害者の救済運動に関わる人もいる。

 

○信心が高じて献金しすぎて家庭崩壊や破産はどこの宗教にもある。統一教会に限った事ではなく創価学会やその他の宗教でも見られる。

 

○統一教会。職業があり、家族があり、議員にもなっている人達もいて真面目に社会生活を送っておられる方がほとんど。今は、教祖が変わったことにより穏健化している。こういう人たちを反社会的でどす黒い、触れてはいけないもののように捉えるのは間違い。病院も経営して社会貢献している関係団体も多くある。

 

○叩けば叩くほど結集は固くなり、追い詰めると歯を剥くこともある。叩けばいいというものではない。

 

このような統一教会擁護とも取れるの発言にコメント欄では反論も幾つか見られました。教祖一代目の時代のこの宗教の異常さをリアルタイムで知っていた私も正直、「いつも詰めが厳しい篠原さんがなんでかな?」という気持ちが拭えませんでした。

 

しかしながら、翌日の「霊感商法対策弁護士連絡会」の2時間以上に渡る記者会見から一気に強烈な統一教会叩きが始まることを篠原さんは見越した上で、(至極妥当な批判をされつつも)一方では(反感を買う事は承知で)こういう抑制的な発言をされていたのだなと今更ながらに気づいたところであります。

 

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これも予見からでた?安倍さんの逸話

 

安倍元首相が暗殺されてから数日、他のユーチューバーがガンガンとそのことについて発信する中、篠原さんは安倍さんの事には触れられていなかったのですが、この動画の中では、安倍さんに関する以下のような感慨深い思い出話を挟まれていました。

 

拉致被害者家族の方々は、当初社会党の土井たか子さんの所に相談に行かれたのですが、土井さんは「これを公にするのはどんでもない」と、何と独断で中国や北朝鮮に話をもっていってしまったのだそうです。

 

その後、自民党の議員の所に行っても相手にされず、最後に安倍さんの父の安倍慎太郎さんに会いに行かれたところ・・・

 

そこに安倍さんがおられました。

 

拉致被害者家族の話を初めて聞いてくれたのが、父の事務所で働いていた若き安倍晋三さんだったということです。(その後の拉致被害者家族と安倍さんの関りはご存じの通りです)

 

更に、ウィグル人留学生240人家族とともに帰国させられようとしていた事がありました。国に返されれば強制収容所に送られ殺されるという切羽詰まった状況です。法務省は聞く耳を持たない。(現在ウィグル人代表として活動されている)アフメットさんは支援者である大学の先生方と共に、産業遺産推進機構の事務局長加藤康子(こうこ)さん(阿部さんの幼馴染)に相談に行くと、加藤さんからの紹介で当時の総理である阿部晋三さんに繋がった。

 

安倍さんは、「総理である自分はできないけれど」と、弟の岸信夫さんに託し無事240人全て助けてくれた。安倍さん、岸さんのご兄弟人はウィグル人にとって歴史に残る恩人である。

安倍さんは「真心のある政治家」だった。

 


www.youtube.com

 

 

まるで、「シンドラーのリスト」「杉浦千畝(六千人の命のビザ)」を彷彿とさせるようなエピソードであります。

 

今わかったのは、この動画の中で統一教会の話に続けて安倍さんのことを話題とされたことに関しても…

 

篠原さんは、今後の統一教会がらみで安倍さんが大きな批判に晒される姿をもはっきりと見えておられたのです。

 

1人の人物、特に政治家が生前にされたことの評価が、黒一色の一面的な否定に傾くことがないようにバランス感覚を働かせ、敢えてこのような誰もが感動を覚えざるを得ない取っておきの ”美談” を置かれたのではないかと。

 

ここで改めて、「KK問題」など誰もが忌避する問題を命がけで追及する正義感の強いジャーナリストの、優しさと非常に情に熱い一面に触れた気がしました。

 

 

 

 

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