今日の午前中、知人と久しぶりに電話で長話をしました。歳も近く、子供の病気で苦労している事、若い頃の親との関係が大変だったことなど、共通点が多い人なのですが、今回の安倍さんの事や選挙の事にも自然に話が及んだのです。
この知人は、ある新興宗教の熱心な信者さんなのですが、今世間を騒然とさせている旧・統一教会のことについて感じておられることも色々伺う事ができました。
「やはりあれだけの献金を自分から行ってしまうような組織的洗脳はどう見ても異常であり、「宗教団体」として機能していること自体がおかしいし、これはやはり政治との癒着があればこそであり、あの常軌を逸した信者からの資産収奪活動や被害者救済弁護団の存在すらを見て見ぬふりをしてきた政治家へはどれだけの資金が流れていた事か⁉」
と大変立腹されていました。
今回の事件で、まじめに新興宗教を信仰されている方々への風当たりが強くなることを、口には出されませんが、かなり神経質になられているなと感じました。
そして、選挙についてですが、私も知人も、二十歳頃にバブル経済のあの華やかな時代を経験して、その後30年余り、日本の経済が徐々に地盤沈下して、ずっと援助をしてきたような国々にどんどん抜かれて気が付けば「貧乏な国」に転落してしまったお寒い過程を肌で感じてきたのです。
特に、現在の若者の初任給が私たちの頃とほとんど変わらない‼ことなど、若い世代の政治への半端ない絶望感を見るにつけ「これから社会に出る子は本当に可哀そうだ…」という気持ちを抱いていること。そして、現行の政策で「これはいくらなんでもあかんやろ…」というものもあるため、安倍さんの悲劇がありましたがその事が元々の投票意志に影響を与えるということは2人ともありませんでした。
ここで驚いたことなのですが、知人は「入れるところがないから、もしかしての変化を期待して共産党に入れた」と言っていたのです。
共産党に投票すること自体は問題ないのですが(私も過去入れたことあり)、何がびっくりしたかというと、今回の選挙の台風の目となっていた参政党のことや、NHK党のガーシーの事も全然ご存じなくて、投票の選択肢にも入っていなかったということなのです。
忙しい方で、あまりネットを見られないのいかも? もしかしたら宗教の方で、「ネットの話を信じるな」と厳しく言われていて、ネットからの情報を得るという事はあまりされないのかもしれません。
確かに、ネットには知人の入っている新興宗教の教祖一家のスキャンダルが山ほど書かれていたりして、これを知ればびっくり仰天されるか、検証することなく頭から信じないかどちらかだとは思いますが…
他にも、何人かの知人に今回の選挙について聞いてみたところ、「どこが政権を取ってもどうせ変わらない日本の政治にはとうに見切りをつけた」と言って一家全員が選挙に行かれなかった人がありました。この人たちも、ネットをよく見る人なら自然と目に飛び込んでくる参政党その他の新しめの政党のことには行きつくことはなかったようです。テレビでは流れませんからね・・・
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それにしても今回の参院選で選挙のイメージが変わったように思います。
これまでは「政治のプロ(政治屋)による組織的な票の奪い合い」であったのが、今回から一般の人間でも「もしかしたら自分たちの手で選んだ代表と共にこの行き詰った世の中をを変えられるのではないか?という、かすかな希望の光が見えてきたかも…」と思わせるような政党が幾つか出てきたと実感された方も少なからずおられたようですね。
ネットでの選挙活動の動画などには、実に熱いものが数多くあったので、今回はこれを見た若者の投票率が飛躍的に伸びるかな?と期待しましたが数字を見るとそうでもなかったのは残念… 盛り上がっていたのはネットの中だけだったのでしょうか?
でも、私の身近な新成人は投票に行きましたよ‼
後世、日本の政治の変化の節目として記憶されることがあるかもしれない2022年7月の参議院選挙が、この彼女の選挙デビューとなりました。
どこに入れたのかは不明ですが・・・
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