Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

人生の詰まった「赤いパスポート」

娘がとうとう「赤いパスポート」を手にしました‼

 

小学4年生の秋、台湾旅行のために紺色のパスポートを取得した時とは比べ物にならない重みが今娘の手の中にあります。

 

ここに来るまでの娘の葛藤と奮闘そして忍耐に思いを馳せると、感動ひとしおの心情が押し寄せてきます。

 

パスポートは申請をして印紙代を払えば誰でもが取得することができるものです。

 

しかしながらパスポートが必要となる目的、日本を離れて、例えば、海外旅行とか留学とかそういうことを目指せる状態にならないと手を伸ばそうとすることはありません。

 

この4年半の間、本来ならば娘がパスポートを必要とする機会が幾度か訪れたであろう事は想像に難くないのですが、それらは無慈悲にも幻と消え去ってしまいました。

 

病床の娘にとっては、潜在意識の中で「喉から手が出るほど渇望」していたことでしたでしょう…

 

しかしその頃は、数年後に娘がパスポートを手にすることができるようになるなど、考えたくても、現実離れした遠い世界の話のような気さえしていました。

 

「将来のことを楽しく夢想できる」ことが許されるような状態から程遠いところに私達の心はあったのです。

 

そして、その後、不安な思いで全日制高校生となり、他の事は考える余裕もなく毎日を通学や課題や体調やその治療と格闘しているうちに、あれよあれよという間に高校3年生となり、ついこの間、成人の18歳の誕生日を迎えることになりました。

 

そうして今、娘にもやっとパスポートとのご縁が巡り繋がったというわけなのです。

 

文字通り、赤い糸で結ばれたこのパスポートには娘の人生が凝縮されているような気さえしてしまいます。

 

幼くして自然に英語を自分の中に迎え入れ、中学で絶望の中の難破状態を手探りで越える際にも、英語は娘を希望の灯が見える方向へと常に導いてくれました。

その後もネイティブや帰国生に混じり英語を更に練り上げる努力と忍耐の日々の延長線上にこのパスポートの姿が現れてきたのです。

そして、ずっと娘の夢の中にあった「このパスポートが連れて行ってくれる海外の地」で娘は更なる高みへと英語を引き上げようという意志を持ち続けています。

 

今週末には早速、このパスポートを携えて、娘の大学入試初陣ともいえる全米共通試験SATに挑むことになります。

 

これからの半年間、いいえ、このパスポートの寿命が尽きるまでの今後10年間、何よりも強い絆で繋がった者同士、時には守護神のお守りのように娘を護り、時には長年苦労を共にした相棒のように、娘の心が挫けそうになった時も傍らで励ましてくれるようなそんなふうに思えて仕方がないのです。

 

18歳でのパスポート取得、本当におめでとう‼👏

 

 

 

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