Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

「ドクターストップ」そして ”αιτειτε και δοθησεται υμιν” ~ 「体育を受けられない病弱生徒の悲劇⑥」

やっと最終回です!夏休みのうちに仕上げたかったのに、1日オーバーで今日から娘の2学期が始まってしまいました… 

(続きです) 

 課題担当の先生は、 娘の懇願に対し「課題続行」指令を出されましたが…

 
医師と教師の感想

 

 実は、この「課題続行」の返信メールが来る3日前に、KF大付属病院メンタルケアのK先生の診察があったのです。

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K先生が、「夏休みはどうしてる?」と、和やかに始められるや否や 、娘はこれまで心に溜まりに溜まった、あの苦しい思いを語りだしました。

 

まず、娘の話を一通り聞かれたK先生の反応としては・・・ひどく驚かれました

 

「えー、体育を欠席してそんなことさせられるって、そんなのあるの~?身体が悪くてしんどいから体育ができないのにねぇ・・・」

 

それまで私は黙っていたのですが、このタイミングで、「百聞は一見に如かず」と、バッグに潜ませておいた、テスト範囲の一部である、あのA426枚の英文の束さっと取り出し見て頂いたのです。 

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(家のリビングで広げるとこんな感じでした)

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すると先生は、娘の顔を見つめながら、 

「これはしんどいよね~…。高校生どころか、普通の大学の課題より大変なのとちがう?それも『自分だけに』やもんな、こんなん嫌になるよね…」

 

というご感想。

 

プロの目から見ても、この課題が娘の心身に悪影響を与えるものであることは確実に感じられたようでした。

 

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教職の皆さんもK先生と意見は同じ

K先生の見方はこうなのでしたが、実は、娘の悩む姿を見続けて私もいい加減しんどくなってきた少し前から、知り合いの教職経験のある方にもできる限り多くの意見を聞かせてもらったのです。

すると皆さん、

 

「副教科としては考えられない量と負担」「病弱児のほうが負担が大きいのはどう考えてもあり得ない」「なぜ体育担当がレポートの課題を出してあげないのか」「受験に関係のない教科に時間をかけすぎるのは生徒の為にならない」「教育委員会が知れば指導が入るレベル」etc.

 

など、これらの先生方がよくご存じであるところの融通の利かない管理教育である日本の多くの高等学校と比しても、あまりにも厳しすぎる措置に驚かれたり憤慨されたり呆れられたりでした。

 

現職や既に退職された方もおられますが、この方たちの意見を耳にしていたからこそ、私も迷いなく「マザーストップ」を発令できたのです。

 

余談ですが、知り合いの敬虔なクリスチャンの方にも相談したのですが、その方はとても心を痛めて下り、「それはお辛いことですね。キリスト教の中には実に多くの宗派が玉成混交にとして存在するのです」・・・「私たちのこちらの大会のビデを観て慰めにされて下されば…」という方向にお誘い下さいました(!)

せっかくの申し出でしたが、今にも聖書アレルギーになりそうな娘には今は伝えずに私だけ拝見させて致きましたが、やはりキリスト教の精神においては、生徒が悩み苦しむような形での課題を出すなんて絶対におかしいと再認識させて頂きました。

 

色んな方にご意見を伺いましたが、私の周囲では「あの課題を良しとする」人は一人もおられなかったということです。

 

これらの私設アドバイザーの方々のご意見に加え、K先生からは医学的、精神衛生的観点から鑑みても同様のご意見を聞かせていただけた事で、私も娘も大きな安心感を持てたことは言うまでもありません。 

 

ドクターストップ

 結論として、

そもそも、課題の内容(Bibleやキリスト教)はともかくとして、大前提として、病気のために体育を休む必要のある子供に、只一人だけ、このような課題を与えるということ自体に問題がある

 

と考えられた先生ですが、もう一点、意外なところを気にかけておられました。それは

「くららちゃんがこれほど困っているのに、こんなに長い間返事を返してくれない、というのがちょっと良くないですよ・・・」

 

(この診察の日が、娘が「SOSのメール」を出してから1週間ほどでしたが、まだ返事が来ていませんでした。そして、この日から3日後にやっと娘が頂いた返事が、昨日の記事に書いた「課題続行」指令だったのですが、先生がされたように放っておきました。)

 

そうして、自然な流れで、K先生自らこの件に介入されるモードになってこられ、

「まずは学校に連絡を入れます‼」

 

と言って下さったのです‼\(~o~)/

 

概して、学校というものは、当事者の子供や親が100回訴えてもだめなことを医師という権威を帯びた方が書く「紙切れ1枚」で、すんなり対応を変えてくれたりするものです。(そうでもない頑固な所もあるようですが)

 

「マザーストップ」に、K先生の援護射撃「ドクターストップ」を頂けたことで、K先生や多くのアドバイザーの方が考えられるような方向に、物事が上手く進めばよいな、と考えておりました。

 

”αιτειτε και δοθησεται υμιν”

 

そうしたら、数日前に、カウンセラーの先生から私と娘に同時にメールを頂きました。

 

「くららちゃん、こんにちは。K先生とお話ししましたよ。来週、来週体育の単位をどうするかについて校長と相談しましょう。(・・・)私も同席しますね。」

 

先生方、ありがとうございます‼ 多少の紆余曲折はありましたが、ハンディキャップを持つ弱い立場の娘が、少しでも苦痛なく学校生活を過ごせるよう話し合ってくださる機会を設けて頂けること深く感謝致します。

 

 ”求めよ、さらばあたえられん”

αιτειτε(ask) και(and) δοθησεται(will be given) υμιν(to you)

 

「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。 だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。(マタイによる福音書 7:7-8 )」

Amen.

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 Georges Rouault :『Passion』(出会い)

 

娘はやはりこの学校で多くの先生方のご指導によりクリスチャン的思考と行動様式を着実に身に付けているようです… 

 

 

ー 娘が懸命に叩いた門が開かれますように ー

 

(終)

 

  

もうすぐ夜が明けます。連日夜中の3時過ぎまで書いて寝落ちする日々でした。娘の危機に際し母のドーパミン全開でしたが、皆様も最後までご関心を持って頂き、連日お付き合い下さりありがとうございました。🙇

 明日から2~3日に一回にペースを落とします。

 

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