Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

神戸新聞の記者さんと2年半ぶりに再会

 
かつて、影の薄い存在だった娘を、一挙に世に出した(?)あの記事を書いたのはこの人。

後に「毒部屋案件」の舞台となる、甲南商店街のあのマンションへ取材に来られた。

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それから2年後、変わり果てた姿で眠り続ける娘を取材したのもこの人だった。

その時は、毒部屋から脱出し、学校事故の舞台となった中学校のすぐそばのマンションに来られたが、娘は声をかけても眠り続け、この人の声を聞くことも顔を見ることも叶わなかった。

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そうして今回、2021年の7月に、神戸から遠路遥々猛暑の京都の片田舎までやってこられた。かつて自分の記事で魔法にかかったようにキラキラと輝いていた子供が、一転、奈落の底まで落ちてしまい、壮絶な闘病の果てにまた這い上がってきた逞しい姿を見るのを楽しみにされていた。

 

「近くのバス停に着きました」という連絡が入り、娘が嬉しそうに34℃の強烈な日差しの中を珍しく日傘をさして迎えにいった。

 

そうして、2時間ほどの時間の間、前回は病床で意識なく物言えぬ状態であった娘は、その分、この三年半の沸き上がる思いのたけを熱く語っていた。

 

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を企図する再開であるかと言えば、神戸で少しは知名度のある娘が黒子となって、の社会制度の不備の改正に一石を投じたいというものである。

 

この「娘の思い」が記事にしてもらえるかどうかはまだ確かではないけれど、この後、この記者さんは明石の病院のN先生のところへ取材に行かれることになっている。

 

先日の診察で「娘の思い」を伝えたところN先生には首を縦に振っていただけた。

前回同様のコラボが再現するかもしれない・・・

 

N先生は同じ医学界でも反対勢力・無関心勢が多数の「ガラパゴス状態(N先生談)」の中、毎日の診察に、治療に、ブラッドパッチに、学会に、政府への陳情にと、非常な努力を続けておられるのだ。

 

そのようなN先生の「患者さん達を救うためのその真摯な姿勢」を知った娘は、「自分にもできそうなこと」を探した。

 

「個」としての自分の存在が危うくなっていた時に、数多くの医師や病院勤務の人達によって救われた。それならば、そんな人々の力で動けるようになった今、その「個」としての自分に付加された価値と特性を生かして、別の一人一人の「個」=社会 が生きやすくなるためにささやかにでも何かができるのではないだろうか?

 

これが17歳の抱いた理想であるが、新聞社はまた別の価値基準で動いているところもあり、「読者」の目と興味関心のフィルターで、その理想をふるいにかけて、一つの作品を生み出すところである。

 

娘の掲げた理想と、記者さんと新聞社の価値基準、そしてN先生が全身で背負われている現実…

 

それらが言葉として淘汰し合う中で融合をはじめ、浮かび上がるはずの「不条理なことへの問題提起」がうまく読者の方々に届くよう、まずは、何とかそれぞれの思いがうまく形(記事)になることを願うばかりである。

 

 

 

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