夏休みのブラッドパッチは見送る決意をした娘です。
その代わりと言っては何ですが、鍼灸に加え、更に患者さん仲間の紹介で、「背骨コンディショニング」という脊髄や仙骨のずれを整えるためのトレーニングをさせていただくことになったのです。
トレーナーは北海道の黒沢さんという男性の方でZOOMによる指導をして頂きます。
この方も元々は交通事故により脳脊髄液減少症を発症した患者さんでした。ブラッドパッチ一度で漏れが止まったそうですが、その後、頭、首、腰、背中の痛みや倦怠感や低体温にも悩まされ、そんな時に出会ったのがこの背骨コンディショニングだったと言われます。
一度の速攻で効いたため、ご自分もインストラクターの資格を取られて今までに900人ほど指導されています。
初級のリハビリ
娘は初挑戦。まず、寝ころんで左右の足の長さをくらべたら2センチほど違いました!次は、足を押さえて痛みのチェック。
ZOOM画面のお手本を見て指示を聞きながら足をぶらぶら、余裕余裕…
柔軟性の運動が大得意の娘は楽勝モードです♪」
筋トレしているのに、画面を見てにやけていますが、その理由は・・・
この子たち🐕🐩が時々画面の中をさまよっていたからです(^^♪
一番複雑なポーズ
バスタオルを使ってストレッチ、まだまだ開きますがトレーナーの角度に合わせます
最期に、最初と同じ足の痛みと(寝ころんで)足の長さをチェック
ここまで、1時間かかり、思ったよりハードだったようです。
でも凄い‼足を押さえた時の痛みは軽減、両脚の長さはほぼ揃いました‼
娘は身体が異常に柔らかいため、どの動きもすんなりできて何度も繰り返し褒めて頂けました。これも、事故以来、自信を失ってしまっている娘にはとても良い薬となりそうです。
ワンクールこなすのは結構大変で強い意志がいりますが、これを毎日続けてゆくとどんな変化が出てくるか楽しみです。
これが、いわば「初級のリハビリ」でした♬
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リハビリ上級編
ここでご登場願うのは、同じく高校生のSさんです。お母様からの知らせで、なんと学校のダンス部の公演で、あの激しい動きのK-popのメドレーを踊られたそうなのです‼
学校の方針で、「へそ出し」はお目玉を食らうためこんな格好ではありませんでしたが・・・
残念ながら、学校の規則で動画は出せませんが、他の元気なお嬢さんに混ざって客席の黄色い歓声を浴びながら、まさにこんな雰囲気で踊られているのをこの目で目撃したのです☟♬
1年生の時は脳脊髄液減少症闘病中で出演できず、2年ではコロナで開催されず、3年生でやっと舞台に立つことができて、喜びもひとしおだったことでしょう。
1年生秋の2度目のブラッドパッチで漏れが止まり、急激に回復。このダンス発表のために、毎日汗だくで3時間ほど練習できるまでの体力がついたそうです。
私には3倍速にも見える激しいダンスです。
また、回復とともに、勉強や運動のパフォーマンスも上がり、高3にして初めて大勢の人の賞賛を頂くことになったのだそうです。👏👏👏
娘もそうですが、この病気になった子供は、一時はかつての自分とはかけ離れた「何もできない自分」となってしまうため自己評価が低くなりがちです。そこから、苦しい治療に耐え、一歩一歩自分自身を取り戻してゆく道のりは長く厳しいものでありますが、こういう節目節目で確実に前進していることを目にすることは、えも言われぬ感動を伴うものであります…
他にも同じような例を見たことがあるのですが、よく言われる如く、漏れが止まっていれば2年ほどでかなり元の状態に近いところまで戻るという一例です。
2年足らずで、こんな激しいダンスをするというのはもはや「上級者のリハビリ」を通り越して、ほぼ正常に戻っていると言った方が適切かもしれません。
※Sさん、最後まで残っていた脳脊髄液減少症の症状である「眩しさ」も、そして「ニキビ」まで今は消えたと言っておられます。そして、体育の授業ではバク転をして皆を驚かせました。英検も合格し記憶障害も治ったという手ごたえもしっかり感じておられます。
娘の髄液漏れは止まっているのかどうか定かではありませんが、止まっているとしたらこれからも回復が見られるはずです。
そして今の症状が既に後遺症なのだとすれば、背骨コンディショニングで消える可能性も大いにあるのです。
この夏、どのような変化が見られるかとても楽しみであります。
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