Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

「針孔」と「髄液漏れ」 〜 徹子の部屋:神田うのさんの「脳脊髄液減少症」

一昨日、知り合いの患者さんからのお知らせで「徹子の部屋」に神田うのさんが出演することをお聞きしました。

 

神田うのさんが、脳梗塞のご主人の看病に献身されたことは先日ネットニュースで拝見したのですが、その間ご自身も脳脊髄液減少症になり、治療のために病院に4泊して回復したという部分が、患者さん界隈で少なからぬ物議を醸していました。

 

「そんなに簡単に発症して、簡単に治る病気ではない」

「4日で治る病気などと思われたらたまらない」

「本当に脳脊髄液減少症だったのか?」

 

患者さん方の多くは多少の差はあれこういう感想を持たれたようにお見受けしたのです。

 

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うのさん再登場

 

そうして、昨日久々にテレビをつけて徹子の部屋を見ることになったのです。

うのさん、可愛い!全くお歳を感じないバービー人形のようなプロポーション…♡ さすがにバレエを熱心にされていただけあります。

 

対話が始まり注意して聞いていたところ、5~6分経ったころに徹子さんが、「でも、あなたも疲労と心配とで・・・」と切り出して下さったことから、うのさん自身のご病気と脳脊髄液減少症のことが出てきたのです。

 

時間にして1分半ほどでしたが、(少々理解が曖昧なのは仕方ありませんが)きちんと語ってられましたね。ありがとうございます‼(5分40秒くらいから)


www.youtube.com

 

 うのさんが脳脊髄液減少症になったのは、持病のヘルニアの痛み止めのためのブロック注射を硬膜外にした時に、(はっきりとは語られてはおりませんが)誤って硬膜を刺してしまいそこから脳脊髄液が漏れてしまったことによるもののようです。

 

俗にいわれる「針孔からの漏れ」ということですね。これは普通は塞がりやすい漏れだと言われています。

 

現に娘も、福山でRI脳槽シンチで硬膜穿刺をしなければならず、この時は運悪くそこそこの漏れが出てしまい、2日ほど激頭痛となり、うのさんのように4日ほど安静にしていました。 

www.tomaclara.com

 

この記事の中から関連個所を抜粋しますと、

 

「この検査では、髄液は漏れます。でも、2~3日で頭痛は消えます。ここでは多くの患者さんが頭痛を訴えますが、そこから悪化した人はありません」

ということで、やはり硬膜穿刺後の針穴からの髄液漏れだとわかりました。

 

ネットで検索すると、その頭痛の割合は5%だとか、20%だとか書いてありますが、この病院ではもっと多くの患者さんに頭痛が出るのだそうです。

 

 というように、検査のために硬膜に刺した針孔から髄液が漏れることは珍しくないそうです。針は細く針孔の形状も事故のときのような強い力が加わった事によるいびつな「亀裂」ではないため通常は2~3日で塞がるのです。 

(明石のN先生は念のために、RI検査の後は針孔の上からブラッドパッチをしてくださいますので、娘がして頂いた時には激しい頭痛は起こりませんでした)

 

なので、うのさんのご経験したブロック注射による頭痛と吐き気はこの時の娘の症状に近いものだったのでは?と推察します。

 

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針孔の比較

 

うのさんのご持病のヘルニアによる痛みのためのブロック注射について検索してみたところ、通常は直径が0.4~0.7mm(22~27ゲージ)の針を使用するようです。ゲージの数値が上がる程、細い針となります。

 

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引用:https://medical.jms.cc/top.html   



 一方、脳脊髄液減少症治療のRI脳槽シンチで使われる針のゲージですが、熱海病院の篠永先生のところでは25ゲージを使用しておられるようです。

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 結論

神田うのさんのヘルニアブロック治療に用いた針の太さは、脳脊髄液減少症治療のRI脳槽シンチでの硬膜穿刺の針孔と同等くらいであった可能性が高く、よって、これは脳脊髄液減少症というよりもブロック注射の際のちょっとした医療ミスで開いてしまった「針孔からの一時的な髄液漏れ」というふうに区別して捉えた方が良いのではないでしょうか?

 

幸いなことに、うのさんは4泊5日の入院時の安静点滴初期治療で塞がりましたが、もしもこれで塞がらずに髄液がどんどん漏れて症状が悪化し治療も長期化した時点で脳脊髄液減少症と呼んだほうがいいのではないかと思ってしまうのですが… 読者の患者さん方はどう感じられるでしょうか・・・

 

少なくとも、多くの脳脊髄液減少症で苦しむ人を見てきた側の感覚や心情はそれに近いものなのですが、医学的にはおそらく脳脊髄液減少症の範疇に入ってしまうのでしょう。

 

なので、うのさんの主治医もそう診断されたのだと思いますので、うのさんには何も非はないのが明らかではあります。

 

そしてですが、昨夜目にした「うのさんの徹子の部屋出演」のネット記事では、「脳脊髄液減少症」の文字は一言もできませんでした。一瞬悲しい気がしましたが、考えようによっては、この判断は正しいのかもしれません。(まぁ記者さんはそこまで考えていなかったでしょうが)

いずれにせよ、脳脊髄液減少症は本当に皆さんご存じなく、徹子さんも初耳だったような反応で「なんだか、難しそうな・・・」と言っておられましたから、まだまだ世間には知られていないのだなぁとガックリでした。

 

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この方はもしや…

 

患者さん仲間から送られてきたこの記事の俳優さん、盲腸手術の麻酔後の謎の頭痛で長期のブランクが空いたようですが、「これってもしや脳脊髄液減少症じゃない?」と二人で疑っていたのですが…

news.yahoo.co.jp

 

もしそうであってもお医者様がこの病気のことを知らなかったり脳脊髄液減少症反対派なら、まず診断してもらえないだろうなぁと、実に寂しい気持ちになった次第です。

未だに、沢山の病院をたらい回しされた挙句に、かなり重症化してから自力でやっと明石や福山の先生のところにたどり着く患者さんはまだまだおられるのです。

 

(以上、医学には素人の独り言記事ですので 何らかの不備がある際はご容赦ください)

 

 

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