今日で入院6日目です。
木曜日夕方から流量が「15ml」に上がったという嬉しい報告を娘から受けました‼
初日「5」⇒ 二日目「12」⇒ 4日目~「15」
3日目は痛くて流量を上げられなかったのが4日目でやっと上げることができて、確かこれは先生が言われていたMAXの量だと思います。今までの所、治療は順調に進んでいると言えますね。
体感は「あまり変わらない」ということですが、それは福山のブラッドパッチで既に脳がかなり上がっている状態なので変化が少ないと考えられます。5回目、6回目のブラッドパッチの前の食塩水持続注入でもこういう感じでした。
でも、点滴中の今は、入院前よりも脳がわずかでも上がっている状態で、事故前の娘の状態に近いところでキープされているのではないかと考えます。そして、退院してからの生活で良い変化を感じることができるかどうかで判断することになりそうです。
食欲はまずまずのようですが、毎度のことながら報告の少ない娘です。
ところで、入院初日にN先生の診察室で大事な相談をしたのですが、今日は数日遡り、そのことに少し触れようと思います。
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入院時、診察室での対話
6階で、娘の顔を見ぬままエレベーターで下に降りて一階の診察室前の待合室で少し待ちます。
いつものように、掲示板には沢山の新聞記事や会合のお知らせが貼られています。
呼ばれて中にはいり、まずは娘の状態についてお話させていただきました。
3年前の5月、この病院に入院中が、心理的に一番辛い時期だったこと。学校の淡路島研修旅行にまつわるPTSD 、そして「シャワー室」を怖がっていること…等々
先生は、よく理解して下さったようです。娘だけでなく、この病気になってあまりの辛さに精神的な問題が発生する患者さんは多く、重症化した方の中には回復の見込みが見えず、耐えがたい痛み(円形脱毛症ができるほどの絶え間ない頭痛や、線維筋痛症などを併発する方々もおられます)、そして経済的不安、社会からの孤立感から自死された患者さんも多数おられます。
このN先生の患者さんの中にもそういう方がおられたことからも、脳脊髄液減少症というのは、身体のあらゆる辛い症状だけでなく、精神を病んだり、「生きてゆく望み」さえも奪われる人もいることを、当然の事ながらN先生は嫌と言うほど見て来られているのです。
なので、娘の心の問題のこともとても優しく聞いて頂けました。
「そうか…もし気持ちがしんどくなるようだったら、途中で治療をやめて帰ってもそれは大丈夫やから…」
ということで、最大の理解を示して下さいます。
そして、次にこの日の私の頭の中の最大の懸念事項であった訴訟関連のことを打診してみたのです。
その内容がここに書けないのは歯がゆいところですが、先日福山のM先生に瞬殺された私の推論。それを今度はこの病院のN先生にをぶつけてある治療に関しての医学的見解を問うてみたのです。
まずは、いつかのように遮られることなしに私の言葉をしっかりと聞いていただけました。
それに対し幾つかの異議や質問を申されましたが、それに対しての専門医からの見解を伝えると、少し考えておられましたが・・・
この場では、全面的に支持されることはありませんが、否定もされなかったのです
( `ー´)ノ
「考慮の余地あり」といったところでしょうか・・・
そして、N先生からの提言として、次のような言葉を頂きました。
「初めから、色んな手をこちらから出さない方がいい。一部のことを揚げ足を取られてかえって不利になるから気を付けた方がいい」
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「悪徳弁護士」の存在
これは、私も激しく同意するところでした。相手方は保険会社で、向こうに有利な意見書を書くお抱え医師がいます。この医師は、いわゆる、「ご自分の生活のために加害者側に有利な意見書を書く人」であり、高い報酬を貰っていることは想像がつきます。
こういう立場の人は、人情も良識も何もなく勝つためにはどんな嘘も捏造もお構いなしにやってくる恥知らずだということは、訴訟を経験された患者さん達が口を揃えて言われることです。(「毒部屋案件」というショボい調停でも、保険屋+弁護士はあれだけの嘘を吐いていますから、「病気」や「学校事故」案件では察するに余りあることです)
N先生もM先生も、多くの脳脊髄液減少症患者を診てきた経験から真実の言葉で意見書を書かれても、相手側医師の、「医学書から一部を切り取った」だけの知識を並べた意見書を、医学には素人の裁判官は信じてしまうという信じがたいことが法廷では起こっているのです。
そのような「悪徳医師」の代表格と言われるのが、東大卒の「Y医師」という人物であるらしいのは患者さん仲間やネット情報から知っていましたが、なんとこの医師は、「脳脊髄液減少症」の患者を数人しか診たことがない、この病気に関しては門外漢も同然の医師!! だというのは患者さん界隈では有名な話です。
このような門外漢の書く「意見書」が、数千人もの全国からの患者さんを救われている先生達の書く「意見書」よりも尊重されてしまっているのが、脳脊髄液減少症を取り巻く訴訟の現実であるのです。
まだ、訴訟を始めていない私でも、これだけの怒りを覚える中で、一貫して患者を救う立場で、この病気が医学界にも世間にも全く認知されていなかったころからずっと闘っておられるN先生やM先生はどれだけの思いを持たれていることでしょうか・・・
N先生は、患者さんの間では「意見書を書いてくれない」と言われておりますが、その心中は、きっと「勝ち目のない訴訟で神経をすり減らし大金を失うよりも、はやく病気の事から心を離して前向きに生きたほうが患者さんのためになる」という思いを持たれているのだと思います。患者さん一人に訴訟は1度きりですが、かつて先生は、何度も何度も、悔しい思いをされてこられたのでしょう…
N先生は意見書を・・・?
こういうような思いが私の頭の中で錯綜しておりましたので、N先生に切り出すかどうか迷いましたが、ここで聞いておかないと、もやもやとした日々をずっと送ることになりそうなので思い切って口に出してみました。
「先生は意見書は書かないという噂があるので、駄目かもしれませんが・・・意見書は福山のM先生にお願いはしていますが、必要な事が生じた際には先生にも書いていただけますか…」
先生は、一瞬苦笑されたような表情をされながらも・・・快諾していただけたのです!(あくまでも、メインはM先生で、N先生は部分的にということで)
そもそも、初診はこの病院であったことでこの部分の意見書は必要になる可能性が高いのです。
そして、訴訟がこじれて私の「推論」が必要となった時に、第3の医師(!)を動かし共に援護射撃をしていただけるように、それとなくお願いをしておきました。
もう一つ気になる「意見書」のお値段ですが、相場は10万と言われております。
福山の先生の意見書にも恐らくそこそこの金額が飛んでいくでしょうし(まだ詳しくは分かりません)、こちらはどうかと心配でしたが、
「1枚いくら」の単価でお願いできるようで心底助かりました・・・
そして、最後に、福山のM先生に受け取ってもらえなかった私の推論の根拠となる医学論文を無事お渡しして、この大事な話し合いを終えたのです。
これで、訴訟に関する意見書の「手配」はほぼ完了したことになりました。この「朗報」を弁護士先生に報告をして作戦を立ててゆく段階に入ります。
N先生のお陰で心も足取りも軽く、病院を出るやいなや、脳内は春の陽光🌞の🌼お花畑🌼にでもいるかの如く、久しぶりにスキップをしながらルンルン気分♪でバス停まで跳ねてゆきました♬
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