今日で入院3日目になります。
経過を簡単にご報告させて頂きます。
今娘がしている治療ですが、背中の腰椎部分の脊髄硬膜外に針を入れて、これから1週間ずっと点滴を流し続けるというものです。
硬膜外に点滴により生理食塩水を流し続けることで、脳脊髄液が入っている硬膜を外から圧迫し、その圧力で髄液が下がったままの位置にある脳を押し上げて浮かすことになります。そして、その時脳が正常な位置に動くことにより、脳神経系統の失調が取れ機能が正常かすることもある、というものです。
言葉だけだときっと伝わっていないと思います・・・
こちらは参考図です。ブラッドパッチの血液を入れる間隙と同じところに生理食塩水を流します。
起立時に強い頭痛 仮病と疑われがちな脳脊髄液減少症|医療ニュース トピックス|時事メディカル|時事通信の医療ニュースサイト
拡大図で見ますと
脳脊髄液を覆う硬膜の破損による髄液漏れがこの病気ですので、硬膜外にブラッドパッチをします。そして今回の点滴治療は、この硬膜外腔に生理食塩水を流し続けているわけです。
現在、もし娘の髄液漏れが止まっているのなら、この治療効果は期待できます。しかし、まだ漏れが続いているのならば、脳はまた下がってしまい元の体調に戻ってしまうこととなります。
そして、この治療は、針を刺した箇所によって「激痛」をもたらすのですが・・・
N先生によると、娘はブラッドパッチを既に6回もしているため、脳まで続く脊髄硬膜外の空洞の幅と容積が人よりも狭く、その狭い空間を押し分けて生理食塩水が通るときに痛みが大きくでる可能性があるとのことでした。
なので、入院相談の際、この痛みの事をよく認識されている先生は、
「初めは最低量から流し始めましょう」
との配慮をして下さっていました。
なので、初日は「5ml」から始めることになりました。
初日は麻酔をして腰椎の硬膜外まで針を入れて、麻酔が切れてからも次の日まであまり痛みはなかったようです。
昨日(2日目)、lineでの報告では、流量を「12ml」まで増やしたため、痛みが強くなったと言っていました。やはり、流量が増えると痛みに繋がります。
痛みはありますが、前々回の福山の時のような「耐えがたい激痛]」では無く、結果的には針を刺した部位がラッキーなところだったようです。
治療効果の面から考えると、多めの量を流さないと脊髄硬膜を圧迫することによる脳の浮上が得られにくいのです。せっかくですので先生の考えておられる量に近い、耐えられるところまで量を増やしてほしいところです。
しかし今、娘と連絡を取ったところ、「昨日量を増やしてからはずっと痛い」ので、先生も今日はもう流量は上げられなかったということです。
お手洗いなどで立つときは、「痛い、痛い」とこんな感じで歩いているのかもしれません
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基本横臥状態ですごしていますが、腰から点滴に繋がれたまま、ふらりと談話室に立ち寄り、窓からのこの風景はもう既に眺めていることと思います。
食欲はやや減退。
精神状態については「藪蛇」にならないよう敢えて聞いていません。
一つ、娘にとって幸運だったことは、別の病院で一緒だった少し年下の男の子の患者さんが「ブラッドパッチ」のために入院されていて、ばったり会って驚いたという事です。
この友人のお陰で、きっと娘の心の不安も紛れているのではないでしょうか…
彼のブラッドパッチがうまく成功して、二人揃って、来た時よりもずっと良くなった状態の笑顔で退院できますように・・・🌸🌸
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