Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

ブラッドパッチ後の経過はまずまず…(尾道市民病院に入院中)

前回の続きで尾道市民病院でのブラッドパッチ入院の体験談です。

 

病院到着後

受付前のロビーはこのような明るい雰囲気で、入院手続きを行います。

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第一印象ですが、このロビーと同じ感じで、スタッフさんが明るくきびきびとされている感じが実に好印象です‼ 

 

福山では入院のための書類を渡すだけでしたが、この病院では、入院相談室のような小部屋に呼ばれ、ピンクのベテラン職員さんが対応されます。ここで、かなり長く感じられるくらいの「聞き取り」をされました。

飲んでいる薬、アレルギー、体調、病気になった原因、家族構成等々・・・すごく丁寧に患者さんの状態を把握される姿勢を感じました。

 

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PCR検査⇒入院⇒ブラッドパッチ

それから、同フロアのさほど遠くない脳神経外科に案内され、そこでPCR検査を受けました。その間、私は院内の売店に1週間分のペットボトル水を買いに行っており、戻ってきたらすでに娘の検査は終わっていました。

 

それから診察室に呼ばれ、ご年配ながら気の良い先生からあっさりしたお話を聞きます。

ブラッドパッチは他院の先生がするのでここは入院をするだけです、みたいな事を言われ、同意書を渡されましたのですが…

改めて読むと、副作用のところがかなり怖いですね・・・

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特に、一番下の所はなかなかインパクトがありますが、そういう事も覚悟してのブラッドパッチであることは初回の頃から変わりません。

 

このようなリスクを冒しても健康体に近づいて欲しい、本人も周りと同じペースで生活できるようになりたい、酷い頭痛や抗いがたい倦怠感などのない日々の生活を手に入れたいと思いながらもそのリスクに何度も逡巡して、やっと意を決してチャレンジするのです。(一番悪い時は、そんなこと考える余裕もなかったというのが正直なところですが)


PCR検査の結果が出るまでの1時間は、点滴室で横にならせてもらいますが、娘はここでもすぐに眠ってしまいました。

 

点滴室も売店もこの散髪屋模様のチェロの向こうにあります。

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実を言うとうっかりしており、入院前の長い聞き取り調査やPCR検査があることは完全に頭から消えており、いつものように娘を預けておしまいと思い込んでいたため、尾道の患者家族さんとランチの約束を入れておりました💦

 

タイムリミットが来たため、点滴室に娘を残し病院を後にしたのです。地元の食材が並ぶ市場牡蠣に連れて行ってもらった後、「とんかつポルシェ」というお店で、広島の大粒の牡蠣フライのついたランチを堪能しました。

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娘から術後の連絡が来たのが4時過ぎでしたので、私がこのご馳走に舌鼓を打っていたその頃、きっと娘はブラッドパッチを受ける前の緊張感の中にいたのでしょう…

 

一方、ブラッドパッチ7回目となると、親の方も慣れたもので緊張感はほぼないという有様です。(神頼みはしっかりしています👼)

コロナ禍で病室で付き添う事も出来ず「もうなるようにしかならぬ」と腹をくくれていることが幸いしているのかもしれません。でも、初めての親御さんなどにはキツイことだろうとお察しします・・・

 

娘の方も、親がいようがいまいが施術の痛みは変わらず「耐えるのは自分」だという心持ちでいるようです。

私がランチの後にまた病院に戻ってほしいかと聞いても、「別にいい」とのことでしたので、そのまま京都に戻ることにしました。コロナ禍入院を幾度か経験することで娘の方も強くなったのかもしれませんね。

 

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痛みに強い娘

その後、16時42分、新幹線の中で娘からの第一報を受け取りました。それが昨日書いた「17はいった」というものだったのです。

 

その後、病院の夕食の時間となりますが、おそらくしんどくて食べられないだろうと予想していましたが、意外にも結構食べられたとのことでした。

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この日の夕食は運よく娘の好物の鶏肉がメインだったことが幸いして、白米以外はほぼ全部食べられたとのことです。朝は新幹線の中でおにぎり一つ、それから絶食だったので「お腹が空いていた」のだそうです。

 

ここで、一つほっとしたことは、「ブラッドパッチ直後の一番しんどい時ににこれだけ食べられたら、結構ダメージからの回復は早いのではなかろうか」という予測が可能であることです。

前回のブラッドパッチは高1の夏休みでしたが、予後が悪く術前より症状が悪化したようになっていて一ヶ月くらい起きられる気がしませんでした。

今回は15日に施術、一月後は1月15日で完全に学校が始まっています。

娘の学校、何故か早めの1月5日に始まるため、回復のスピードが大変気になるところなのです。

5日は水曜日なので、おそらくその週は休ませ、次の週から登校させることになるかと思います。

それでも3週間の休養での登校には不安が残るのです。周りの患者さんに聞いても「1ヶ月はゆっくり休むのが良い」という方が多いため、もしもちょっとでもしんどそうなら、もう少しお休みを長くすることも考慮に入れることも必要になりそうです。

(その時は、ホームルームの聖書がどうだとか言ってられません💦)

 

という感じでブラッドパッチの当日の夜は、ちゃんと食べられたようでまずはよい兆候が見られました。

 

ところで娘は、よほどの辛さでないと痛みがあっても自分から言わないため、そのところはどうかと聞いてみたのですが、

 

☆ブラッドパッチの時は、脳が圧迫される感じが強くてかなり痛かった

☆その後、起立性頭痛でない頭痛が続いている

☆いつものように首の頸椎部分に針を入れた箇所が痛い

 

ということでした。

この「起立性でない頭痛」は、ブラッドパッチ後によくある「脳圧が亢進したことによる頭痛」かもしれません。

首の痛さはいつものとおりで、退院する頃には消えている事と思います。

 

それにしても、娘は確実に痛みに強いです。例えば鍼をしてもらっても、私は結構痛くて15分以上は耐えられませんが、娘はその倍以上の時間、お灸付きでしてもらっているのです。

「あんなのよく我慢できるな…」というと、

「鍼は痛くて当たり前だから」だそうです。

 

ブラッドパッチも、その後の痛みも、あるべき当然の痛みと思うと耐えられるのでしょうか…いや、やはり痛いはず。

時には涙を流すほどであっても、こっちが聞くまでは痛いと言わないのは、流石に我慢強いのもありますが、同様に小さなころからの依存心のなさの故なのかもしれません。(私、あまり当てにされていないようです…)

 

個室が空いた!

そうして、大部屋で一夜を明かした翌日の木曜日、娘からメールがきました。

 

「3300円の個室が空いたらしい」

 

ここから返信をしても既読がつかずしばらく音信不通となったのですが、後でわかったことは、私に相談することなく速攻で部屋を移っていました。

 

後で直接電話で話をして大部屋の様子を尋ねたところ、やはりうるさくて熟睡できなかったので本来の予定通り個室に移ることにした、と言っていました。

 

というような様子で、幸運にも第2日目にして、念願の個室デビューを果たすこととなったのです。

 

次回は、個室の事などをお伝えしようかと思います。

 

 

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