昨日12月15日は娘にとって第7回目のブラッドパッチの日となりました。
既に、脳脊髄液減少症で福山のM先生にかかってられる方はご存じだと思いますが、福山医療センターは県外患者の入院治療は受け入れができない状態のままです。
なので、ブラッドパッチをする場合は隣市の尾道市立市民病院との提携で、ここでの手術、入院ということになっているのです。
ネットでは、この変則的施術&入院についてはあまり書かれていないようなので、今後、同様の入院のご予定のある患者様のご参考になればと思います。
前日までの数日間、これから数週間(できれば1ヶ月は欲しいところですが…)の安静期間を見越して、お友達と会ったり好きなものを食べに連れて行ったりと思い残すことのないよう過ごしていた娘です。
前日14日の事、入院予定の尾道市民病院から電話が入りまして、「一体なにごとか…」とギョッとしました。
大事ではなかったのですが、予約していた筈の個室に急患さんが入ったため大部屋になるという知らせでした。何でも、脳外科の患者さんの割り当て床数は5つくらいしかなく、その日にも娘と同じ日にブラッドパッチを受ける患者さんが入院されたのですが、この方も個室予約を外されたということでした。
色んな方の話を総合すると、このところ脳血管障害系(脳梗塞、脳出血)の救急患者さんが増えているようで、尾道にあるもう一方の大きめの病院も手一杯なのだそうです。なので、緊急性のないブラッドパッチの患者さんは個室に入れない場合もあるということ、今後、こちらに入院をされる方は心してくださいね。
私にとっては「仕方のない事」で済みましたが、これまでずっと大部屋入院で苦労をしてきた娘にはかなり言いづらいことであります。
3300円という過去最安値であることから初の個室デビューが決まり「やったー!」と小さい子どものように喜んでいたのです…
※福山医療センターから予約可能だった個室は、7000円台の部屋が1部屋、残りは全部3300円の部屋のみでした。
なので、前日夜になって、最後のがっつり肉食に連れて行って、機嫌よくさせてから話す事にしたのです。
このテキサスキングステーキ、お友達と会ってからだったのでかなり疲れていて三分の一ほど残してしまい、いつものように私が残りは平らげました。🥩
「あぁ、美味しかった。これで明日からの味の薄い病院食でも大丈夫…」
と娘の口から満足感満ち溢れる言葉が出たところで・・・
「いいか、しっかり心の準備をして聞いてな…」
と前置きをして告げました。
娘は思い通りの反応で、まずは両目をまん丸に見開いてマネキン人形のように微動だにせず硬直したように固まっていましたが、それから独り言のようにぶつぶつと少し嘆いて、それで収まったようです💦 🥩効果ですね。
帰宅して、1時間ほど横になって休んでから、入院に必要なものをスーツケースに詰め込みましたが、今までとは違い今回は娘がほぼ自分で用意ができるだけの体調に回復していることを実感。
でも翌日病院で、たくさん忘れ物があることがわかりました…
スポンサーリンク
当日、新幹線で尾道へ
京都から福山までの新幹線の便は神戸にいた頃より少なくなったのですが(新大阪発のさくらに乗れないので)、尾道への乗り継ぎは更に限られるため、かなり余裕を持った到着時刻となる便を利用することに。
なので、出発はまだ夜が明けきらない薄暗がりの中でとなりました。
最寄りの駅から朝陽が拝めました
京都駅で新幹線に乗り換えます。いつもの「のぞみ号」ですが、昼は絶食のため、駅の売店で買った朝食の🍙を食べると、速攻で夢の中です。
いつもの岡山の長閑な風景ですが山の色が秋色です。
福山で、「こだま号」に乗り換えます。
座席の倒し方がわからず、この状態で一駅💦
到着する頃に、ここにボタンがあると発見したが時すでに遅し…
懐かしい尾道に到着しました。
ここまで京都から1時間半ほど。在来線で明石の病院までに行くのと時間的には変わりません。自宅からは2時間半ほどかかりました。
事前に病院に問い合わせ確認したのですが、「新尾道駅から市民病院へのバスの便はありません‼タクシーに乗って来てください」とのことでした。
※東京大阪方面から来た場合、福山で在来線に乗り換え「尾道駅」まで20分ほど、そこからバスで市民病院という手はありますが、患者さんの負担が半端ではないと思います。
この在来線は、時間帯に寄りますがお昼間などは1時間に2本しかなく、以前尾道から福山に戻るときにえらい待ちました。そして、通勤、通学時間に重なると座れないということも起こりうるため要注意、だと感じているのですが地元の方、間違っていたらお知らせください。
とうことで、新尾道駅前からタクシーに乗ろうとしてもなかなか来てくれません…
後ろにある交番で、タクシー会社の電話番号を尋ねようと思ったところ、一台やってきました。
福山ナンバーだったので、運転手さんに聞いてみると、尾道ナンバーは存在しないとのこと。観光地としては有名ですが、小さな市なのだと実感…
タクシーの中で病院のことを色々教えてもらいながら10分ほどの道のりです。何でも、市民病院は岡山大学の先生が多く、もう一つの大きな病院は広島大学系だとか。
尾道市民病院まで料金は1500円ほどでした。
スポンサーリンク
第一声は「17はいった」
家を出てから3時間ほど経過した午前10時過ぎに尾道市民病院に到着しました。この後、入院までのごちゃごちゃは次回に回します。
M先生が入られるのは2時半から3時くらいだそうで、それから何人か続けてブラッドパッチをされということでした。
今のご時勢、勿論のことですが、個室であっても付き添いは不可。面会は家族に限り、談話室で15分と決められているため、ブラッドパッチ後の絶対安静の動けない時にも傍にいられません…
どのくらい痛かったのか、術後の脳圧の変化による体調は大丈夫か、など気になっていましたが、術後しばらくはスマホも触れない状態なので、娘から連絡ができるようになるまで只管待ちました。
すると、待ちに待った第一報が4時半過ぎに入りました‼
第一声は、「17はいった」でした!
何のことかと言えば、おそらく首のみの(新型)ブラッドパッチだと思うのですが、そこに血液を17cc注入できたということなのです。
注入する時、エグイ圧迫感が脳や背中、腰、手足等にかなりの痛みもあるため、先生は患者のうめき度合いなどの反応を注視しながら忍耐の限界まで少しずつ入れていかれます。
人によって痛みの度合いも違い、なかなか目標値の量まで入れられないことが多いのですが、今回のこれはかなり入った部類で、本人も「すごく頑張ったよ!」と言いたかったのかもしれません。
というわけで、まずは第一声が、「痛い」とか「しんどい」「部屋がうるさい」とかでなく、また、怖い副作用も出ている気配もないためやっとひと安心した次第です。
今日のご報告はここまでとします。
お帰りの際の応援お願い致します♪↓↓
「一日一善!」応援のパワー娘と猫の画像に「2つのクリック」をどうぞお願いいたします!☟
🌸読者登録はこちらから🌸