Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

「メンタルケアセンター」の初診に向かう

娘の登校開始日前日の1月5日、やっとのことで娘の心の問題の治療をしてもらう病院を訪れることができました。

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以前お世話になったことのある病院です。綺麗な病棟、1階のローソン、全てが懐かしい思い出として蘇りました。

 

精神科の思春期外来の場所を聞いてエレベーターで上がります。

 

「精神科、精神科・・・」という文字を探しましたがどこにも見つかりません。

すると娘が、

「○○番って、言ってはったやろ・・・」

とボソッと一言。

 

その方向で目に入ったのがこれです

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パッと目に入ったのは、精神科の字ではなく「メンタルケアセンター」という、やけに軽い響きのカタカナ表示でした!

 

 

「メンタルケアセンター」の文字に秘められた心遣い

 

意外にも、この病院の「精神科」は、他の診療科の中に普通に存在していました。

今まで、心療内科のクリニックや、精神科の大きな専門病院にしか行ったことがなかったので少しびっくりしたというか、しみじみとした感慨を持ちさえしたのです。

 

そうです。世間では今でも精神科に対する偏見があるのを時々感じます。御年が大きくなるにつれてその傾向があります。

 

映画や小説の中で、昔は精神疾患のある子供を「座敷牢」に入れて世間から隠したりしていたとか見たことがありますが…

 

最近でもこんなことを聞きました。 

学校などで、生徒に明らかな精神疾患や発達障害(自閉症、鬱病、拒食症、アスペルガー、ADHD等)があり、学校生活に支障が出ている場合、先生がそれに気づいて親に精神科受診を進めても、10中8、9のは、スルーしたり、

「うちの子は精神病ではない」

「いいがかりはやめてくれ」

と、明らかな嫌悪感を見せるのだとか・・・

 

発達障害などは、敢えて治療やが必要でないケースも多いですが、それでも親にその認識がゼロで放任している場合、子供が問題を抱えると深刻なケースになることもあります。

 

やみくもに薬漬けにするのは賛成しませんが、「療育」の知識だけでもあれば、子供は毎日が随分過ごしやすくなるのだと、周りを観察していてそういう気が致します。

 

今でも、多くの親には、自分の子供に精神疾患があることを認めたくない心理が働くようです。 

そのような背景があるため、他の診療科に比べて精神科の敷居が高くなってしまいがちです。

 

なので、この病院でもそのような気遣いから、まずは、当たり障りのない「アレルギーセンター」と書き、その流れで同じような軽いカタカナ語感の「メンタルケアセンター」と入れちゃって、最後に目立たぬよう「精神科・心療内科を一番下に、字まで小さくして表示しているのは、考えに考えた結果なのかもしれません。(深読みのし過ぎかもしれません(*_*;)

現に、パット見た時は、精神科の文字は目に飛び込んできませんでした。

 

まぁ、私はどちらでも全く気になりませんが。

 

隣は、普通の内科の外来で、年明けの診療開始日ということもありご老人が沢山座ってられました。

 

娘は、横になるため待合室から少し離れた椅子で休みますが、おじいさん方は不思議そうに見ていかれます

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そうして少し待っていると、予診に呼ばれました。

 

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女の先生

 

予診担当は、若くて優しいお姉さん先生でした。予診は大病院ならどの科でもされますが、最近の症状の一通りの話をして、また廊下にでます。

 

すぐに、違う部屋に呼ばれて入りましたが、本診もまた女の先生です!

 

まだお若い「おねえさん先生」です。もっとも、普通の「おねえさん」ではなく、「非常に賢そうなおねえさん」ですが。私が歳を取ったからそう見えるのかと思い、後で娘に尋ねても「若い先生。オバサンではなく確実におねえさん」と言っていたので、やはりお若いお嬢さん先生で間違いありません。

 

予診の時の優しいお姉さん先生が、本診先生の後ろに座っておられて勉強中なのでしょう。

 

まずは、困っている症状について話すように言われ、娘は訥々と話します。私が付け足してそれに至る過去にあった症状の話をしようとすると、

 

「それは、次回にお聞きします」

とぴしゃり。

 

そうだ、ここであまり話すと「過干渉の母親」と思われそうでここからは大人しく黙っているほうがいい・・・

 

かつて、息子の病気の原因がわからないときは、何度か「母親との関係」「母親の過干渉」が原因の可能性、とかやられましたので、ここは慎重に・・・

 

「取り敢えず対症療法的に、安定剤を出しましょうか?」と言われたので、私が迷っていると、

 

「はい、お願いします!」

 

と、娘がすかさず答えたので、これはよほど辛いのだな…と感じた次第です。

 

あとは、「心理テスト」のこと。できれば早くした方が良いのですが、学校を1日休むことになりそうなので春休みにしてもらおうと思います。

 

そして、次回の予約ですが、なんとここで超ラッキーなことがありました。

なんと、午後でも大丈夫で、それも学校が終わってからの4時半くらいに病院に入れば間に合うと聞かされました!

 

でも、以前、2回ほど電話で聞いた話とは全く違うではないですか⁉何回聞いても「診察は午前です」としか言われませんでしたが・・・これなら迷わずに、2か月くらい早く来れたものを・・・

 

ということで、単位数が気になる学校の授業に大きな穴を開けることなく放課後受診となったのは、娘にとっては非常に幸運なことでありました♪

 

 

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