昨日はようやく娘を受け入れてくれる病院が決まったことをご報告させて頂いた。
娘がどうしてこんな状態になってしまっているのかは、「百聞は一見に如かず」で、今ありこれ説明するよりも当ブログを最初に遡って読んで頂ければ嫌でもわかって頂けると思う。
私自身は、未だに過去の記事を見るとあの頃の地獄のような毎日の記憶が鮮烈な皮膚感覚として突き刺さってくるのでなるべく読みたくないけれど、来月精神科の医師に話をする際に必要なので少しづつ読み始めている次第だ。
今年度は学校に通うことに親も娘も必死で心の問題はおざなりになっていたが、ここに来て病院を探し始めたきっかけは以下の記事に書いている
不安は心の深い部分にあると考えた
その中で書いているように、表面だけ見ると娘の不安感は、眠りの世界から急に現実世界に戻された「現在の環境」から来るものであっても不思議ではないと考えたが・・・
娘の周りの帰国の生徒たち(ハーフが多)は、もともとの人生設計も、海外へ出ることの容易さも全く違っていて、比較にも参考にもならないが、もう海外の進路先を具体的に考えていて(海外に「戻る」人も多)、それに向かった勉強をしている子がほとんど。
そういう、(娘の希望の海外留学については)この上なく恵まれた環境にあり、それを阻む健康上の理由もない友人たちが将来の夢を屈託なく語るのを娘はどんな気持ちで聞いているのだろうか?
(この3年間で、もう「自分は皆のように将来を語れない」状況には慣れっこになっているだろうが…)
いくら頑張って良い成績を取っていても、確固とした未来像が描けないもどかしさ…
この呪わしい病気と身体…
このような進路の不確定さは、娘にとっても不安の一部ではあるだろうが、しかしながらこれだけでは心療内科に行きたいと思うほど根深いものではないようにも感じる。
しかし最後に書いたように、「真の不安の所在」は、2019年8月12日の記事中にある娘の放った以下の言葉に含まれていると考えていた。
昨夜は、久しぶりに一緒の部屋に寝たのだが、驚くことがあった。予想もしていなかったが、メンタル面での問題が深刻なレベルに重症化しているようなのだ。
夜寝る時も、電気は薄暗くつけて、「音楽」を聴きながら寝ようとしている。こんなことでは熟睡できないので、「電気を消して、音楽のイヤホンも外しなさい」と、ちょっと厳しめに言った。よく、朝までイヤホンをつけっぱなしのことがあったので。
すると娘は、急に嗚咽を漏らして、ボロボロと泣きながら訴え始めた。
「前から言ってるやろ・・・心の問題があるから、苦しくて不安で寝られないんや。
事故に遭ってからは、真っ暗が怖くて、音楽も聴いてなかったら、色んな事を考えて、悲しくて不安で心臓がどきどきして過呼吸みたいに苦しくなって息を吸えなくなるんや・・・。
だから、早く、お医者さんに診て欲しいってずっと思ってたのに、私の言ってること真剣に聞いてくれなかったやろ?」
なだめても、なかなか泣き止まず、ティッシュペーパーひと箱をほぼ使ってしまった。
ただ、これは私なりの解釈であって、娘に根掘り葉掘り聞くことは、あたかも「パンドラの箱」を開けるような気がして怖くてできなかった。
ただでさえ、最近は話しかけても不機嫌な時が多々あるのだから…
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娘に直接聞いてみたら…
それが、昨夜、ふとした話の流れからそれを娘から聞く機会を得た。
「あのねぇ、ちょっと聞くけど…、周りの友達が長い海外経験があったり、気軽に外国に行けたり、留学が決まってたりするような話を聞いたりする時、辛い気持ちにならないの?」
「う~ん、それは全然気にならないわ…」
「じゃぁ、幾何学の時間とか、追いつくのがしんどい授業の時に不安になるの?」
「最近は、geometryの時間だけでなくて、他の教科でも、友達と話してる時とかも、話題に関係なく突然不安が襲ってくるんや…」
「どんな感じになるの?」
「気持ちが重くて苦しくなって、心臓がドキドキして過呼吸になって息ができなくなる」
「(・・・・⁈)・・そうかぁ・・・友達は気づいてはるの?」
「それは、必死で抑えるようにしているから誰も気づいてないやろな・・・この前河原町に行った時も凄く楽しかったけど、やっぱり急に不安になるときはあったわ…」
「・・・!!」
何という事・・・! 現在の不安は、スポーツディの時のように落ち込んで泣いたりするような情緒面だけでなく、身体症状まで伴っていて、それは全く昨年の8月12日に言ったことと全く同じではないか⁈
違いと言えば、「悲しくて不安で・・・」という部分が、「気持ちが重くて苦しくなって」というように、不安が内在化されている節もあり(素人診だが)これは更に重症化している懸念も出てきた。
ここで、私は衝動的に布団の上に座り込んでいる娘の背中に手を回し優しく撫でているうちに、こういう言葉が口から出た。
「どんな事があっても絶対に守ってあげるから安心するんやで…」
すると娘はうつむいて目を伏せたままこう言った。
「うん… 最近当たり散らしてごめんね…」
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