娘の精神が不安定になる時があるため心療内科を探しているが、今日も2か所に断られがっくりきている。
娘が精神不安定となり学校事故による苦しい気持ちの固まり「トラウマ」が呼び起こされることが多いのは、夜一人で寝ている時もそうだが、このところ、学校のgeometry (幾何)の時間にも起こる事があるという。
「幾何」の時間は不安が強くなる
何故このクラスが特に不安が強くなるのかという理由の一つは、娘にとって(娘だけではないが)一番難しい教科であるからではないだろうか?
日本のカリキュラムとも内容も異なっているが、この学校の多くの生徒にとってはこの「幾何」が鬼門になるようで、できるなら避けて通りたい科目のようだ。
娘の場合、学校事故で中学校の3年間では幾何(図形)はほとんど手付かずだったため、ほとんど小学生レベル。知識ゼロに近い状態でこのクラスを選択することになったのだから余計に苦しい。
何故そうなったのかというと、入学時のプレイスメントテストでalgebra1(簡単な代数Ⅰ)はまあまあできていた。だから、全くできていなかった幾何のほうに回されてたということ。ほぼ小学校の図形の記憶くらいしか残っていなかったのだからこれは仕方がない…
知識がないところに、それをいきなり英語でしているということで、幾何の基本用語を覚えたりするだけでも大変な思いをしていた。
三角形は triangle 四角形はrectangle・・・・・・八角形は octagon 多角形はpolygon・・・・
あとは、証明に使う「定義」を丸暗記せねばならず、この作業が今の娘の頭にはきついと言っている。
今学期からは証明問題が入ってきて、なかなか大変そうで家では気が付けばいつも部厚い教科書と睨めっこしている姿がある。
何しろ、記憶力がまだ元に戻っていないのだから、「昨日覚えても今日は忘れる」の繰り返しだ。
他の教科は、英語力とディスカッション好きに助けられ、ストレスなく過ごせているのだが、幾何の時はディスカッション能力は当然の事ながら不要である。話す事での高揚感も感じられないため、難しい問題に当たった際、そのストレスと共に深層にある不安感がトラウマを浮き上がらせるのかもしれない。
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先週は珍しく嬉しい顔をしていた
ところが、意外にも先週のことだったが、娘が家でにやついて話しかけてきた。
「あのな~、geometoryのテストが返ってきたのだけど、初めて満点取れたわ…」
単元が終わると小テストがあるのだが、今回は証明問題が終わって、図形の角度など、とにかく記憶ではなく直観で解くタイプの問題に変わったらしい。
平均点が80点台の難易度の低いテストだったが、100点を取った結果、成績のアルファベット横の記号が+(プラス)に変わっていたので本人はたいそう感激しているようだった。
成績の出し方が面白いのだが、学期末の定期テストだけでなく、このような小テストの後にも変動するのがネットで見られるのだ。
「A」が「A⁺」になったり「A̠̠̠⁻」になったり」、「B⁺」が「B」や「A̠⁻」になったりという具合である。
私は学校のサイトの見方がわからないので一度も見たことはなく、娘の報告から知るのみ。とにかく学校に行って楽しい時間を過ごせればそれでよい。
次の定期試験で90点以上を取れば、このアルファベットの方が一つ良いものに上がる可能性があるため、娘にとっては今週の定期テストはとても重要なものになるとみている。
とは言っても、一昨日の土曜は、運悪く朝から夕方まで神戸の病院2軒が入り、昨日の日曜は疲れで午後3時まで起きられなかったので、テスト勉強やら、課題(レポートやプレゼン用のスライド作り)がほとんどできていないという泣きそうな結果に終わってしまった。
「100点を取った後は、少しリラックスして授業を受けられているだろうか?」
「もしも定期テストがうまく行けば、この時間に不安になってしまうことが無くなりはしないだろうか?」
など、色んな想像をするが、本人に聞いて意識してしまうと逆効果になりかねないのでこれは敢えて聞かない。状況が変わってしばらくして自分がそれに気づいたらまた報告してくれるだろう。
ところで、数学の教科書は恐ろしく重いため、学校のロッカーに置いて帰る。
自宅用のものをアマゾンで仕入れたら(中古しかない)2500円くらい。状態が「良い」を選んだはずなのに書き込みが一杯あった。
娘が小さいころ、中古の洋書を海外から取り寄せると大抵、2段階くらい落ちる品質のものが送られてくる場合が多々あったのだが、それは今も変わらないのだと知った。
問題部分の解答の書き込みもあったりして、娘的にはラッキーだと感じている節もあるので、まぁよしとしよう。
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